移植というタイ語

 昨日は、指輪先生に急用ができたため、急遽、パック先生に代講を依頼した。4コマを担当することはきついので、「タイ語初級 土曜日16:10」のクラスを手伝った。
 パック先生は医大の6年生だ。手術現場の研修が続いているとのことなので、「移植するというタイ語は何と言いますか?」と尋ねてみると、「ปลูกถ่ายอวัยวะ」と白板に書いてくださった。このクラスは英語の勉強も同時にやっているので、「transplant」とも書いてくださった。
  ปลูก=plant, ถ่าย=trans, だから、どうやら英語を翻訳した単語であるようだ。อวัยวะ=organは器官。したがって、「臓器移植」という意味になる。
 パック先生は、来年、卒業されて医師になり、どこかの研修医になられる。すでにアメリカの病院での研修も予定に入っているとのこと。泰日文化倶楽部を去るのもそう遠くはない。彼が教えに来られている間に、医学用語をたくさん習得しようと思う。

今年の夏休み期間

 今年の夏休み期間は、8月8日(木曜日)から8月21日(水曜日)までの2週間である。毎年、間違って教室に来られる生徒が2~3人、おられるので、今年は早めにブログでもお知らせすることにした。
 ところで、「タイ語入門 金曜日18:00」のクラスは、昨日の授業をもって、2ヶ月の長期休みに入った。理由は、日本語学校で日本語教師をしておられる生徒さんが、3ヶ月間の夏休みに入っており、家庭サービスをしたいということであったので、それを了承。
 昨日から蒸し暑くなった。もう夏休みが欲しい! これが誰しもの内なる願いだ。しかし、仕事はこなしていかなければならない。仕事、仕事、休み、休み。そう唱えながらの毎日。
 問題は休みが多いと、せっかく学んだタイ語が飛んでしまうことである。タイ語の力を維持するために、休み中であれ、学ぶ意欲は持ち続けよう。

 今年の「土用の日」は7月27日だそうだ。だが、昨日、一足先に池袋の鰻店へ行って精力をつけた。この店は60年間、経営しているが、そのうちの45年間、私は通っている。
 ところで、先月、元生徒さんから久々にメールが送信されて来た。何と彼は今、バンコクの鰻店で店長としてタイ人従業員達を束ねて、大いに頑張っているとのこと。彼のブログを読むと、いろいろと苦労が絶えないようだが、それは今後、血となり肉となることであろう。
 タイ語で鰻は「ปลา(魚)+ ไหล(流れる)→ ปลาไหล」。「ปาก(口)+ ปลาไหล(鰻)」という表現は、「次から次へと休むことなくよく喋る」という意味になるようである。

 小テスト:1)涙が流れる 2)鼻水が出る 3)血が流れる 4)よだれが出る 5)汗が出る 6)水が流れる 7)試合が流れる

ガネーシャ神

 昨日会ったタイ人と話していると、彼女の口から「プラピカネート」という単語が飛び出した。あまり聞いたことがない単語だ。しかし、彼女が、「ピカネート、ピカネート」と数回繰り返し言ってくれたので、やっと「ガネーシャ神」の映像に結びついた。バンコクのインド寺院にお参りをした時のことが思い出されたからだ。
 ピカネートは、タイ語で「พิฆเนศ」と書く。ガネーシャ神は商売の神様としてよく知られているが、サンスクリット系列の単語をタイ語で書くとなると、なかなかに難しい。
 『タイ日辞典』(冨田竹次郎編)を引くと、見出し語としての「พิฆเนศ」 の次に来る単語は「พิฆาต ピカート」。この意味は、「殺す、駆除する、破砕する」と出ている。「殺人=ฆาตกรรม カータカム」という単語がすぐに浮かぶ。
 ガネーシャ神は芸術の神様でもあるそうだが、破壊の神様であるシヴァ神の子だから、良きにつけ悪しきにつけ、相当に威力をお持ちなのであろう。

 

今日の宿題

 今日、タイでは「入安居」の日。そこで、今日の宿題は仏教に関する単語をタイ語で書いてみよう。

   1)入安居           2) 出安居
   3)出家する          4) 還俗する
   5)仏塔            6) 本堂
   7)経典            8) 読経する
   9)僧衣           10) 頭陀袋
  11)住職           12) 大僧正
  13)仏教           14) 仏教を信仰する
  15)仏像           16) 仏像に金箔を貼りつける
  17)寺の境内         18) 線香・ろうそく・蓮の花
  19)上座部仏教(南伝仏教)  20) 大乗仏教 

タイの生姜茶

 先週、指輪先生(อ.แหวน)から乾燥した生姜茶をいただいた。指輪先生は現在、お住まいである大学の寮の中で、タイ料理やタイのお菓子を作り、一人で楽しんでおられる。
 「先生、この生姜茶も寮でお作りになられたの?」と尋ねると、前回、タイに帰省した時に作ったものだとのこと。それを聞いて、日本の生姜ではなくて、タイの生姜(ขิงไทย)であることに、私は興味を示した。
 このところ、東京は日照不足が続いている。太陽を見ないと、なんだか元気が出ない。そこで、昨日はタイの生姜茶を試してみることにした。
 「とびきり辛い。体どころか、頭の隅々まで効く、効く!」という感想が第一だ。これまで飲んでいた日本の「しょうが湯」には、砂糖、ぶどう糖、澱粉、等が入っているが、タイの生姜茶は生姜だけで勝負。タイで一番辛いと言われているあのネズミの糞の唐辛子(พริกขี้หนู)に負けていない。さすが、ขิงไทย(キング・タイ)だ。

史上最長の男子決勝戦

 昨夜から深夜までウィンブルドン大会男子決勝戦を見た。要した時間は史上最長の4時間57分。ジョコビッチ(セルビア)が強そうだと思うとジョコビッチを応援し、フェデラー(スイス)が調子を盛り返すとフェデラーの優勝を願った。途中から、どちらが優勝してもいいやと思い、両方を応援した。
 とても見ごたえのある試合であった。37歳と32歳の対決は32歳に軍配が上がったが、試合後は二人ともおだやかな顔になり、これまた魅力的であった。インタビューに答える感想も、互いが互いを褒めたたえ、胸を打つものがあった。
 ウィンブルドン大会で好きな点は、応援している人達がきちんとした身なりをしていることだ。全体の色合いが美しい。そして、表彰式の時に王室の方達がボールボーイやボールガールをねぎらう光景である。
 2019年のウィンブルドン大会は終わった。男子ジュニアで望月君が優勝。日本選手で初めて! 彼の今後の成長が待ち遠しい。
 

新しい中国語講師

 昨日(7月13日)から、「旅の中国語 土曜日14:30」の講師が新しい先生に交替した。前の講師は遼寧省大連のご出身であったが、今度の先生は河北省出身とのこと。
 「河北省で有名なところはどこですか?」と尋ねると、「石家庄」と白板に書いてくださった。ネットで調べると、石家庄は、日本では石家荘と表記するようだ。
 新しい先生の姓は鄭(Zheng)さん。お名前は偉(Wei)のあとに日本には見られない漢字が続いていた。「吉」を二つ並べて、「zhe」。初めて見る漢字だが、なんだかおめでたい。
 鄭老師は大変に落ち着いた女性である。海南師範大学を卒業後、九州大学で日本語を習得し、現在は早稲田大学大学院で教育学を専攻中とのこと。
 彼女の丁寧にご指導してくださる姿勢に感銘を覚えた。生徒の皆さん、必ず出席して、老師の熱意にこたえようではありませんか!

雨に濡れる仏頭

 昨日のブログで、クラシック音楽を聴かせてくれる喫茶店のことを書いたが、その店は小さなビルの3階に在る。マスターはブラームス作曲の『雨の音』のレコードをかけてくれた。
 3階の窓から道路を隔てた斜向かいにビルの屋上が見えた。その屋上は普通の屋上ではなかった。首から上だけの仏頭が斜めになって、亀の置物の上に無造作に立てかけられていたからである。私はぎょっとした。かわいそうに、仏頭は雨に濡れている。
 しかし、そのビルの1階が骨董品屋であることを思い出した。ガラスのショーケースの中に入っている仏像なら、その店の前を通りかかるたびに見ている。だが、そんなに大きな仏頭がその店に有るとは知らなかった。
 おそらく売れなかったのであろう。屋上にころがされている感じ。だが、西の方向を向いているから、いつも西方浄土の境地で、案外、仏頭自身は満足しているのかもしれない。

貸し傘

 昨日、東京の天気予報を見た時、夜の10時頃から雨が降ることになっていたので傘を持たずに外出した。しかし、3時過ぎから降り出した。雨宿りのためにクラッシク音楽を聞かせる店に寄ることにした。
 入って見て驚いた。男性が3名、個別に座り、レコードの音色に聞きほれていたからである。そこへ一人の女性が現れ、私の横に座った。彼女の顔はとても明るく輝いていた。私が窓を見ながら空模様を気にしていると、彼女が話かけてきた。
 「傘、お持ちじゃないの? では、マスターに借りなさいよ。その傘、私が寄付したものだから、マスターに頼んでみますよ」
 彼女の話し方がきびきびしているので、何かやっておられるはずだと思い、思い切って尋ねてみると、合唱をやっておられるとのこと。どうりで目も輝いていたわけだ。
 私は傘を借りて帰った。そして、家に着くや否や、その傘をきれいに拭き、そして、たくさんあるビニール傘の中から1本を取り出し、すぐに返却に行った。マスターにはこう言った。
 「傘が無いお客さまのために、私の傘もお使いください」
 小テスト:1)傘を借りる  2)傘をさす  3)傘を閉じる  4)傘が壊れる  5)傘2本