ミカン先生の来訪

昨夜、「タイ語中級 火曜日19:00」のクラスに、ミカン先生が15分間だけ来訪された。ミカン先生は、2017年9月に東京医科歯科大学で博士号を取得され、現在はマヒドン大学で歯科医兼講師として大活躍中である。
 今回の東京訪問は5日間だけ。会うべき恩師や友人達が多いため、泰日文化倶楽部に割り当てられた時間はわずかに15分だけ。現在、休学中のY子さんも茨城県から駆けつけて来られた。
 ミカン先生は才色兼備で、性格がこれまた跳びぬけて優しい100点満点のタイ女性だ。タイに本帰国されてから1年10ヶ月が経つが、日本語はきちんとキープされておられる。常に使うことを心掛けているのがよくわかる。
 泰日文化倶楽部で教えて下さった創設当時のタイ人講師達はもう50代半ばに達しており、日本語を忘れかけている。そろそろ退職したい心境だから、趣味の世界を楽しんでおられる。
 語学の勉強も一つの闘いだ。余力が有る方は、どうかタイ語に対して対戦してほしい。

一日暮し

『一日暮し』(水上勉 角川書店 1996)の冒頭に次なる文章が有る。タイ語に訳してみよう。
 
 「たった一日でよい。あすも、あさっても生きたいと思うから、この世がめんどうになる。今日一日を何とか、人に厄介をかけず、健康ですごせたらと、そればかりの工夫なら、あてがはずれても一日のことだから、雨でも嵐でも、まあ辛抱できるというものだろう。かりに天気にめぐまれても、たとえば家にもめごとが起き、辛い思いが生じないともかぎらない。それだって一日のことなら、まあ、辛抱もできると思う」

助言 と 実践

 昨日は茶道の稽古日であった。暑いので洋服で済まそうと思ったが、そのいい加減な態度に喝! 何故ならば、この日に備えて着付け教室に通い、呉服店の若女将からいろいろと助言をいただいていたからである。
 茶道教室に参加すると、茶道講師から「帯締めが効いているわね」と褒められた。夏物の帯締めだから高価なものではないが、着物や帯を引き締める白黒の帯締めであった。
 着物歴が長い茶道講師から褒められるということは、着物も帯も、そして帯締めもパスしたことになる。その道のプロに厳しい目で品定めとチェックが入るのは緊張、また、緊張。
 暑さを言い訳にだらだらしそうだが、プロの助言を素直に聞き、それを実践するとなんと心地よいことか。

タイ中部への野鳥観察ツアー

日本野鳥の会東京が発行している『ユリカモメ 8月号』が届いた。その中に、「タイの野鳥まるごとツアーのご案内」という記事が載っていたので紹介したい。
 日程は2020年2月7日から12日まで。この期間であれば避寒旅行にもなる。参加費は311,500円。
 「2月は、留鳥に加え越冬種も加わり賑やかな時期ですので、国立公園内の森林や農耕地、塩田など多様な環境で様々な野鳥を探します。越冬に来ているシギ・チドリ類も種は同じでも日本とは違った姿を見ることができます」
 観察場所は主としてタイ中部のペッチャブリー県。熊本県の有明海にいる希少なヘラシギがこのあたりを越冬地にしているらしいが、タイへ飛んで行けば安泰なり。
 小テスト: 1)野鳥 2)引用する 3)日程 4)期間 5)参加費 6)国立公園 7)森林 8)塩田 9)環境 10)タイ中部

いろいろな繋がり

昨日、木場公園で開催されたBBQパーティーは実に楽しいものであった。美味しいタイ料理を大樹の緑陰の下でいただき、皆の顔はにこにこ。鳩軍団が我々の周りをぐるぐる。雀はテーブルの上に乗って来る始末。彼らにタイ料理を食べさせて反応を見たかったが、我慢した。
 参加者は、12名+タイ料理店「ヤムヤム」のオーナー。タイ人はボン先生のほかに、東海大学を卒業したばかりのタイ女性。父親が日本人で母親がタイ人というE子さん。大学でタイ語を習った女性、インドネシア関係の旅行会社に勤務の男性。バンコクでの駐在を終えて2年前に帰国した女性。江東区で区議会議員をしている桃子さん(発起人)の元同級生。そのほかは、泰日文化倶楽部の「タイ語中級 水曜日14:40」の生徒達。
 私は桃子さん関連の参加者とも忌憚なく話をしたが、個別に話をしているうちに、いろいろと接点が有ることが判明。72歳の私。やはりだてに生きてきたわけではない。それぞれの方達との繋がりを不思議に思った。ああ、すべては御縁なり!

バーベキュー・パーティー

今日、「タイ語中級 水曜日14:40」クラスの生徒達が集まって、BBQパーティーを行う。発起人はこのクラスの桃子さん。ボン先生も参加される。
 私の場合は、365日24時間、いつ仕事が入って来ても、即刻かけつける態勢で暮らしている。そのため、「予定は未定です」と返答。
 しかしながら、幸いなことに現在までのところはフリー。したがって、会場である深川の木場公園に向かうことができそうだ。
 食材をどう調達するのであろうかと心配していたが、桃子さんの話によれば、門前仲町に在るタイ料理店がBBQ会場まで運んで来てくださるとのこと。いやはやそのタイ料理店に感謝である。
 タイ料理の食材とたれを使うということは、アウトドアのタイ料理を楽しむということになる。今から楽しみだ。

眠っているタイ語を起こそう!

先月、仕事先でお会いした男性が、少しだけタイ語を発音したので、タイ語を習った時期を尋ねると、「20年前です」と答えた。今でも覚えている単語を言ってもらうと、「こんにちは」、「ありがとう」、「ダメ」だけであった。謙遜して言っているのかと思ったが、どうやら本当にすっかり忘れてしまったらしい。
 先日、元生徒達と新宿のタイ料理店「モモタイ」へ行った時も、彼らの発音がかなり落ちていることにがっかりした。「旅行で行った時に通じればいいんです」と彼ら。私はあえて反論しなかった。
 昨日、「モモタイ」でバイトをしているM子さんが個人レッスンを受けに来られた。私はまず彼女の単語力をチェックした。彼女は「こんにちは」と「ありがとう」しか知らないと言った。だが、私は彼女の中に眠っているであろうタイ語を引き出したところ、次から次に出て来た。90分のうちに、30語ばかり引き出すことに成功。だが、いかんせん、メニューに書かれたカタカナ・タイ語であった。それを磨いてあげるのが私の仕事である。

今日の宿題

来年の今日(7月24日)、「東京オリンピック2020」が開催される。そこで、今日の宿題は、オリンピックに関係する単語をタイ語で書いてみよう。
1)開会式 2)閉会式
3)選手村 4)審判
5)オリンピック組織委員会 6)ボランティア
7)金メダル8)銀メダル
9)銅メダル 10)国旗掲揚
 11)聖火 12)陸上競技
 13)トライアスロン14)マラソン

 *その他の競技について、自由に列挙しなさい。

墨の世界

昨日、「第71回毎日書道展」を鑑賞しに上野の東京都美術館へ行った。上野駅から美術館までは大勢の人でごった返していたが、館内は静かでよかった。そして、<墨の世界>に入ると、清涼なる空間にほっとする。日曜日なのに鑑賞者はまばら…..。
 私は毎年、この書道展に行っている。何故ならば、茶道講師の作品が毎年、入選し、講師から招待状をいただくからである。
 習字は小学校や中学校の時に、クラスみんなで習ったことはあるが、好きではなかった。いまだに書道の先生が朱を入れて直してくださる光景がふと思い出されるから、朱の字のインパクトは強い。
 茶道講師に感想をラインで送った。「美しく、静謐なる漢字の連なり! さんずいの漢字は、さんずいが跳ねる遊びが楽しい。春や文、等々の漢字は、いずれも、はらいが伸びやか。全ての漢字に心地よい緊張感が有り、しかも調和を醸し出しています。墨の色もとても良かったです」
 小テスト:1)墨 2)万年筆 3)筆 4)ボールペン 
5)ペン1本 6)紙3枚 7)書道展

新宿の小さなタイ料理店

 先日、元生徒さん達と新宿の小さなタイ料理店へ行った。店の名前は「モモタイ」。店のロゴマークが、桃色の象であったので、おそらく「桃色のタイの象」から付けられたもののようだ。白象は高貴だが、桃色の象は、あえていえば、可愛い!
 このタイ料理店は小皿で安く提供してくれるから、何種類でも頼みやすい。若いお客さんが次から次に来ているのも納得。
 一緒に行った元生徒さんがお店で働くタイ人と、彼の奥さんを紹介してくださった。そして、「タイ語を習うのであれば、吉川先生に教わるのが一番ですよ」と、やけに力を入れて宣伝してくださった。
 すると、美肌の奥さんがその話を真に受けて、本当に泰日文化倶楽部に習いに来ることになった。
 タイ語を勉強したいという気持ちが一番高まっているところに、私が現れたから、話は即決。新宿の小さなタイ料理店で、とても素敵な出会いが有った。