親友の意気込み

 昨日、大学時代の親友と4年ぶりに会った。彼女の希望で新宿御苑を散策。昨夏、未亡人になってしまった彼女がこう言った。
 「これが最後になるかどうかは分からないけれど、とにかくこれだけは言っておきたいの。東京ではあなたがいつも大いなる広い心で受け止めてくださったことに感謝します」
 そこで私はすかさず応じた。「四国の人間だから東南アジア的なのよ、私….。雪国の人とは確かに違うわね。その台詞、まだ早いわ。10年後に言ってちょうだい」、と。
 我々は努めて明るい話をしようとした。一人暮らしになった彼女から、別れ際に素晴らしい話を聞くことができた。
 「某校が日本の各地に分校をつくっており、なんと新潟にもできました。特殊な学校だけど、そこで西洋史を講義してほしいという依頼が有り、それを引き受けたの。これからは授業の準備で忙しくなるわ」
 

今日のタイ語作文

1.熟睡は体力回復、及び、精神的疲れの解消にとても良い。

2.寝る姿勢だが、体を曲げて寝るのは良くない。

3.寝室は空気の通りを良くすると眠りやすい。

4.湿気が多すぎると寝苦しい。

5.就寝前、タイ人は仏像に合掌し、読経を唱える。

聴力(ヒアリング)

 昨日、2つのクラスの生徒さん達に対して、タイ人講師に短文を読んでもらい、それを逐次訳させた。目的は「聴力(ヒアリング)」を確かめるためである。
 使用されている単語は既習語ばかり。したがって、すぐに訳せると期待したが、実はそうではなかった。好きな単語は聞き取れるが、それ以外はアウト。次から次に単語が出て来ると、前半部分を忘れ、最後の単語だけが頭に残る。それでは全体がつかめず文意は不明のまま。聞き取って、何を言わんとしているかをイメージする段階にまで達することができない。
 日本人は目で語学を勉強するのが好きだからテキストやプリントをどうしても求める。だが、紙やペンの無い状況の中でタイ語を耳だけで勉強することもやってみてはどうだろう。耳を傾け必死に覚えようとすると、文全体が自分の感覚でとらえられるようになる。そこまで頑張ってほしい。

เจริญ というタイ語

 「เจริญ 栄える」というタイ語は、タイの小学校国語教科書では1年生の後半には出て来ている。すなわち、タイ国はとても豊かであり、昔から餓えることなく栄えている国であるという意味合いで子供に教える。
 しかし、学校で習うよりも以前に、子供達はニュースでいやというほど耳にしているから、この言葉は誰でも知っていると言えよう。究極は「ทรงพระเจริญ 国王陛下に御栄有れ!万歳!」である。
 バンコクに初めて開通した「ニューロード」の名前は「เจริญกรุง」。これは日本人にも通暁している。
 先日、「今日の翻訳」で出したタイ文の中に、「เจริญพระพุทธมนต์」という表現が見られた。これは仏教用語であり、「読経する」という意味である。その他、辞書にはいろいろな表現が列挙されている。庶民に一番うれしい表現は「เจริญอาหาร 食がすすむ」であろう。

今日の翻訳

 『ชีวิตจำลอง』(พล.ต.จำลอง ศรีเมือง著 บริษัทเคล็ดไทย刊 พ.ศ.๒๕๓๓)の「ไม่ถึงคราว」から出題する。

1.ตอนอยู่ชั้นมธยม ผมพบหมอดูซินแสคนหนึ่ง เป็นเจ้าของสวนกล้วยหอมใกล้ๆวัดสำเหร่

2.ผมไม่ได้บอกให้แกดูผมสักหน่อย อยู่ดีๆแกก็เอ่ยปากทำนายทายทักว่าผมอายุสั้น ไม้เกิน ๒๕ปีก็ตาย

3.ผมไม่รู้จะเถียงอย่างไร ไม่เคยเรียนรู้วิชาหมอดู ไม่ว่าจะเป็นการผูกดวง ดูลายมือ หรือดูโหงวเฮ้ง

4.เคยเห็นมีใครๆไปดูหมอกับตาผมบ่อยๆ แม่นบ้างเกือบแม่นบ้าง

5.ตาเรียนดูหมอมานานตั้งแต่สมัยอยู่วัด ตำรับตำรามีครบ

6.ผมก็ไม่ได้ให้ตาตรวจดูโชคชะตาเสียด้วย คำทำนายของซินแสอาจถูกต้องก็ได้

新人看護師の離職

 今朝、NHKニュースで日本看護協会のデータが報道された。それは、新人看護師が仕事に就いてから1年以内で辞める比率が10人に1人、すなわち、1割だという話であった。
 日本看護協会の分析によると、離職の理由としてはコロナ禍の混乱が影響しているとのこと。研修期間が短いまま現場に入らされた新人看護師。そして、周囲のサポートが足りなかった。そういうことを挙げていたが、十分に納得。
 何故このような話題を取り上げるかというと、私の知り合いにも3月で勤務先の病院を辞めた新人看護師がいるからである。本人から直接、離職理由を聞いたわけではないが、東京の有名な病院は想像できないくらい精神的にハードであったようだ。
 彼女は地方に帰って行ったが看護師を辞めたわけではない。落ち着けば実家から通える医療機関で頑張ってほしい。看護師は国の宝だから….。

マスターズゴルフ 2023

 4月6日から「マスターズゴルフ 2023」が始まった。日本では深夜から午前8時過ぎまでTBSがテレビ中継するので、それに合わせて、私の生活は昼夜がひっくり返っている。ただし、第2ラウンドの今日は悪天候のため中止となった。
 解説者は中嶋常幸氏。経験に富んだ話はいつも魅力的だ。声もいいし、発音の癖も無いからとても聞きやすい。
 応援する選手はもちろん松山英樹プロ。そして、比嘉プロにも頑張ってほしい。マスターズ初出場の比嘉プロは第1ラウンドが終わったあとのインタビューで、「初日よりも、月曜日に練習ラウンドした時のほうが緊張しました」と答えていた。それだけマスターズのコースは威厳がただよっているということだ。
 トム・キムという20歳の韓国人青年が堂々と闘っている。私が知っているタイの太陽君に似ているので大いに応援している。彼はオーストラリアで生活していたそうだから英語がうまい。そして、タイでもゴルフ生活を送っていたのでタイ語が話せるそうだ。ますます応援したくなった。

今日のタイ語作文

 不動産屋のちらし広告から出題する。

1.不動産価格が上昇傾向の要因。

2.低金利による影響。

3.テレワークによる自宅の見直し。

4.建築費用・人手不足による新築マンションの高騰。

5.海外のお客様による需要の増加、等々。

馬喰町の繊維街

 昨日、仕事帰りに浅草橋から馬喰町へ行った。初夏に備えて洋服を買い、気分一新をしようと思ったからである。3年ぶりで行った行きつけの店は別の場所に移転していた。店員は中国人客に見事な中国語で応対している。それもそのはず彼女は中国人であった。中国人店員と中国人客。以前には見られなかった光景だ。
 馬喰町を歩いていると、背後から旅行鞄を引きずる音が何度も聞こえて来た。外国人旅行者の増加がはっきりと見て取れる。そして、ホテルの増加にも驚いた。帽子の女性が経営するかの有名なホテルがあちらこちらに点在。まっすぐ進めば浅草雷門に行くわけだから、立地条件はすばらしい。繊維街にある問屋がホテルに変身していても決して不思議ではない。
 語学は習うことも大切だが、「習うより慣れろ」で、話すチャンスを求めることも肝心である。

高田馬場の理容師

 昨夜(4月4日)、「開運!なんでも鑑定団」を見ていると、高田馬場の理容師(81歳)が登場。30歳で店を持って以来、生涯現役で頑張っておられる。何故ならば、店を息子さんに譲ったものの、御贔屓のお客さん30名が彼を慕って散髪にやって来るからだとのこと。
 彼の別の顔は版画の蒐集。仕事がオフの時、川瀬巴水(版画家)の色に魅せられて、30歳頃より長きに亙りこつこつと版画を求め続けたそうだ。500万円の投資が、なんと今や7千万円として評価された。
 私が関心を持ったのは評価額ではなくて、彼の変わらぬ蒐集魂だ。終始一貫!
 気骨の有る方が高田馬場にお住まいであることを知って嬉しい。高田馬場は雑多な街だが、まだまだお宝的人物が潜んでいるかと思うと、街を歩くのがますます楽しくなる。