馬喰町の繊維街

 昨日、仕事帰りに浅草橋から馬喰町へ行った。初夏に備えて洋服を買い、気分一新をしようと思ったからである。3年ぶりで行った行きつけの店は別の場所に移転していた。店員は中国人客に見事な中国語で応対している。それもそのはず彼女は中国人であった。中国人店員と中国人客。以前には見られなかった光景だ。
 馬喰町を歩いていると、背後から旅行鞄を引きずる音が何度も聞こえて来た。外国人旅行者の増加がはっきりと見て取れる。そして、ホテルの増加にも驚いた。帽子の女性が経営するかの有名なホテルがあちらこちらに点在。まっすぐ進めば浅草雷門に行くわけだから、立地条件はすばらしい。繊維街にある問屋がホテルに変身していても決して不思議ではない。
 語学は習うことも大切だが、「習うより慣れろ」で、話すチャンスを求めることも肝心である。