サル・サギとの闘い

 昨晩、新潟から上京した親友と会食した。その際、彼女が面白い話を聞かせてくれた。
 親友は大学卒業後、六日町の高校に着任。その時の同僚と今でも付き合いが有り、毎年、山菜パーティーに招待されていたが、今年、やっと参加できたそうだ。
 同僚の家は越後湯沢から奥へ奥へと入って行った山裾にある。同僚は山菜採りの名人で、冬に備えて半年分の山菜を乾燥させ、小屋に保存しているが、問題はサル。50匹くらいのサルが山菜小屋を襲撃するとのこと。シャッターをつけたところ、そのシャッターまでも持ち上げる知恵を持っているそうだ。
 もう一つの悩みはサギが池の鯉を奪いに来ること。その辺りはどこの家も立派な鯉を50匹くらい飼っているが、真っ白くて美しいサギが、大泥棒に変身して、両脚で鯉をつかんで飛び去るらしい。
 雪国は雪との闘いが半年。しかし、夏は夏で、サルの大群やサギ泥棒との闘いが有る。それを聞いて、私は住めないなあと思った。

動物が出て来る表現

 タイは果物王国である。だが、動物王国でもある。したがって、動物を使った表現や格言は枚挙にいとまがない。
 昨日、「タイ語初級 火曜日13:00」のクラスで、<หน้าม้า 馬の顔→さくら(商売上の一味)>という単語を教えた。生徒達が興味を示したので、今日の話題は、動物シリーズで行こう。
 ① ลูกเสือ (虎の子 → ボーイスカウト)   
  ② หมูสนาม(広場の豚 → カモ)
 ③   ไกอ่อน(やわらかい鶏 → 新米)      
 ④  เต่าพันปี(千年の亀 → 旧態依然)
 ⑤ หูผีจมูกมด(お化けの耳・蟻の鼻 → 地獄耳)
 ⑥  ไก่รองบ่อน(賭場を支える鶏 → 補欠) 
 では、次に格言を列挙するので、意味を考えてみよう。
 ⑦ ไก่งามเพราะขน คนงามเพราะแต่ง
 ⑧   เห็นช้างขี้ อย่าขี้ตามช้าง
 ⑨  หมูไปไก่มา
 ⑩ หน้ำขึ้นปลากินมด น้ำลดมดกินปลา

末子音の二重読み

 昨日、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスに顔を出した。目的はタイ人講師に講師料をお支払いすることであったが、教室に行くと生徒さんの進捗度がどうしても気になる。
 飛行場という単語である<สนามบิน sanaam-bin>は、入門の教科書の第3課に出て来る。そこで、格上の単語である<ท่าอากาศยาน(thaa-aakaat-sa-yaan>を知っているかどうか、生徒達に聞いてみたところ、残念ながら知らなかった。
 それはそれとして、生徒から、「何故、thaa-aakaat-sa-yaanと読むのですか? thaa-aakaat-yaanでいいじゃないですか」という質問が出た。
 分かりやすく説明するために、「果物のผลไม้と同じです。phon-maai ではなくて、phon-la-maai と読みますよね。タイ語には一字再読の末子音がたくさんあります。それは、サンスクリットやパーリ語から由来した単語であるからです。一字再読することで、合成語が読みやすくなるわけです」
 今日の宿題:一字再読の単語を書いてみよう。①委員 ②文化 ③経済 ④仏暦 ⑤タマサート大学 ⑥結核 ⑦性病 ⑧整形 ⑨人的特徴

クラシック音楽とお茶

 昨日は仕事で頭と目と体力を消耗したので、帰宅前にどこかの喫茶店に寄って一息つこうと思った。明治通り沿いの千登世橋でバスを降りたところに、「ビブリオ クラシック」という喫茶店が有るのは以前から知っていたが、まだ一度も入ったことはない。新しい探検をしようと思い、エレベーターで3階まで上がって行った。
 店はこじんまりとしていた。客は一人いたが、数分後に出て行ったので、私が店を占拠した感じになった。オーナーと話をすると、退職後、収集したレコード12,000枚を客に聴かせたくて、3年前にオープン。
 特に希望を出さなかったので、オーナーは「バイオリンの小曲集です」と言って、「アヴェマリア」、「トロイメライ」、「ユモレスク」、「G線上の線アリア」、等の懐かしい定番曲をかけてくれた。
 経営は大変だろうが、退職後、夢を実現させたのはすばらしい。死ぬまで好きなことをやり通す。それには体力と気力が充実していなければならない。

アジア女性のための生け花クラス

 昨日、「アジア女性のための生け花クラス」が開催された。参加者は、日本人、タイ人、そして、中国人の計8名。久々に鋏の音がパチン、パチンと響いた。真剣な表情で花や枝と格闘する生徒達。教室が華やいだ。
 私は嬉しさのあまり、思わず写メを撮った。すると、華道講師が「それを送ってください。横須賀支部の皆さんや家族にも見せたいので」とおっしゃられた。
 華道講師は10年間、私の生徒であった。2007年1月から「アジア女性のための生け花クラス」を開く時、10年を目途にして始めた。そして、2017年にクラスの閉鎖を華道講師にお伝えすると、「どうしても続けたいです」と、強い意志を示された。
 私が生け花の生徒になって今年は13年目。満10年を迎えた時、相互の師弟関係の長さが五分五分になったと思ったが、いまや、私が完全に教わる立場にいる。生徒として学ぶことは尽きない。

今日の宿題

 今日は土曜日(วันเสาร์)。土曜日の「土」は「土星」が語源だが、今日の宿題は、「土 = ดิน」を使った単語を以下に列挙するので、すらすらと意味を書いてください。
  1)ที่ดิน
  2)พื้นดิน
  3)ดินเหนียว
  4)ดินสอ
  5)ดินทราย
  6)แผ่นดิน
  7)แผ่นดินไหว
  8)พระเจ้าแผ่นดิน
   9)เครื่องปั้นดินเผา
 10)ดินฟ้าอากาส
 11)ดินเย็นเพราะหญ้าบัง หญ้ายังเพราะดินดี

ヤム蕎麦

 昨日、留萌で長期単身赴任をしているMさん(20年前の教え子)から、「蕎麦で、ヤムンセン 作ってみました!」という文面とともに、パクチーが山盛りに盛られた一皿の写真が送られて来た。
 私としては、ついつい教師風を吹かして、次なることが頭に浮かんだ。
 「ヤムンセン? 発音が間違っている。ヤムウンセン(ยำวุ้นเส้น)なのに。正しいタイ語を書いてみなさい、と早速にも注意しなければ」
 ところが、彼からすぐにまたラインが有った。
 「ヤム蕎麦! 美味しかったです!」
というわけで、注意する気持ちはおさまり、反対に、彼の食に対するセンスに感嘆した。
 Mさんは少年時代の9年間、バンコクで生活をしており、彼の身も心もタイ愛好精神で満載だ。タイ料理は自分で作ることができる。だから、春雨(ヤムウンセン)ではなくて、日本の蕎麦を使った「ヤム蕎麦」も手早く作れるのである。

タイ語の末子音のカタカナ表記

 昨日、テレビ朝日の「じゅん散歩(9:55)」を見ていると、玉川上水に在る国立音楽大学が紹介された。水曜日限定で一般開放されるという楽器学資料館が見事であった。
 そして、びっくりしたことは、最初に映像に登場したのが、タイの太鼓であったことだ。「クローン・エ」と表記されていたので、いささか不思議に思ったが、「กลองเอก 第一太鼓」というタイ語を頭に浮かべた。
 タイ語がわからない日本人には、末子音が聞き取れない。「第一 เอก エーク」が、「エ」だけになってしまうのは何とも致し方がない。しかし、「エ」を元のタイ語に書き直す場合、タイ語の正しい表記が出来ない。
 このような事例は枚挙にいとまがない。「新鮮な、生の」という意味の「สด ソッ」を、「ソ」と書いている場面にでくわした際、やはり首をかしげたことがある。

類似した発音がいっぱい

 昨日の「タイ語初級 火曜日13:00」のクラスで、「泳ぐ ว่ายน้ำ ワーイ・ナーム」という単語が出て来た。タイ人は冗談で、「泳ぐこと(ワーイ・ナーム)はできないが、合掌(ไหว้ ワイ)ならいつもしているよ」と言う。
 昨晩遅く、新潟と山形で地震が発生した。地震という単語は、大地(แผ่นดิน ペンディン)+ 震える(ไหว ワイ)=ペンディンワイ。
 タイ語には、「ワイ」及び「ワーイ」を使って表現する類似した単語がたくさん有るので、以下にまとめてみよう。最低、これだけは知っておいてもらいたい。
(1)合掌する   ไหว้
(2)泳ぐ      ว่ายน้ำ
(3)地震      แผ่นดินไหว
(4)若者      วัยรุ่น
(5)我慢できない   ทนไม่ไหว
(6)~しておく     ….ไว้
(7)心臓麻痺      ห้วใจวาย
(8)*外来語 赤ワイン  ไวน์แดง

今日の宿題

 次なる前置詞は中級クラスの文章に出て来る。しかし、実際の会話でタイ人と積極的に深い話をしない限り、なかなか例題が思いつかず、次第にその使い方がわからなくなってしまう場合が多い。
 そこで、今日は積極的に自分で作文を試みてみよう。それぞれ、3つの文章を列挙せよ。

(1)ทั้งๆที่ ~ (~でもあるにもかかわらず) 
    例)ダイエットしているのに、ちっとも痩せない。
(2)ถึงแม้ว่า~ (たとえ~であろうとも)
    例)天候が悪くても、山へ登りに行った。
(3)แม้แต่~ (~でさえも)
    例)そんなこと、子供でもできる。