タイの生姜茶

 先週、指輪先生(อ.แหวน)から乾燥した生姜茶をいただいた。指輪先生は現在、お住まいである大学の寮の中で、タイ料理やタイのお菓子を作り、一人で楽しんでおられる。
 「先生、この生姜茶も寮でお作りになられたの?」と尋ねると、前回、タイに帰省した時に作ったものだとのこと。それを聞いて、日本の生姜ではなくて、タイの生姜(ขิงไทย)であることに、私は興味を示した。
 このところ、東京は日照不足が続いている。太陽を見ないと、なんだか元気が出ない。そこで、昨日はタイの生姜茶を試してみることにした。
 「とびきり辛い。体どころか、頭の隅々まで効く、効く!」という感想が第一だ。これまで飲んでいた日本の「しょうが茶」には、砂糖、ぶどう糖、澱粉、等が入っているが、タイの生姜茶は生姜だけで勝負。タイで一番辛いと言われているあのネズミの糞の唐辛子(พริกขี้หนู)に負けていない。さすが、ขิงไทย(キング・タイ)だ。

史上最長の男子決勝戦

 昨夜から深夜までウィンブルドン大会男子決勝戦を見た。要した時間は史上最長の4時間57分。ジョコビッチ(セルビア)が強そうだと思うとジョコビッチを応援し、フェデラー(スイス)が調子を盛り返すとフェデラーの優勝を願った。途中から、どちらが優勝してもいいやと思い、両方を応援した。
 とても見ごたえのある試合であった。37歳と32歳の対決は32歳に軍配が上がったが、試合後は二人ともおだやかな顔になり、これまた魅力的であった。インタビューに答える感想も、互いが互いを褒めたたえ、胸を打つものがあった。
 ウィンブルドン大会で好きな点は、応援している人達がきちんとした身なりをしていることだ。全体の色合いが美しい。そして、表彰式の時に王室の方達がボールボーイやボールガールをねぎらう光景である。
 2019年のウィンブルドン大会は終わった。男子ジュニアで望月君が優勝。日本選手で初めて! 彼の今後の成長が待ち遠しい。
 

新しい中国語講師

 昨日(7月13日)から、「旅の中国語 土曜日14:30」の講師が新しい先生に交替した。前の講師は遼寧省大連のご出身であったが、今度の先生は河北省出身とのこと。
 「河北省で有名なところはどこですか?」と尋ねると、「石家庄」と白板に書いてくださった。ネットで調べると、石家庄は、日本では石家荘と表記するようだ。
 新しい先生の姓は鄭(Zheng)さん。お名前は偉(Wei)のあとに日本には見られない漢字が続いていた。「吉」を二つ並べて、「zhe」。初めて見る漢字だが、なんだかおめでたい。
 鄭老師は大変に落ち着いた女性である。海南師範大学を卒業後、九州大学で日本語を習得し、現在は早稲田大学大学院で教育学を専攻中とのこと。
 彼女の丁寧にご指導してくださる姿勢に感銘を覚えた。生徒の皆さん、必ず出席して、老師の熱意にこたえようではありませんか!

雨に濡れる仏頭

 昨日のブログで、クラシック音楽を聴かせてくれる喫茶店のことを書いたが、その店は小さなビルの3階に在る。マスターはブラームス作曲の『雨の音』のレコードをかけてくれた。
 3階の窓から道路を隔てた斜向かいにビルの屋上が見えた。その屋上は普通の屋上ではなかった。首から上だけの仏頭が斜めになって、亀の置物の上に無造作に立てかけられていたからである。私はぎょっとした。かわいそうに、仏頭は雨に濡れている。
 しかし、そのビルの1階が骨董品屋であることを思い出した。ガラスのショーケースの中に入っている仏像なら、その店の前を通りかかるたびに見ている。だが、そんなに大きな仏頭がその店に有るとは知らなかった。
 おそらく売れなかったのであろう。屋上にころがされている感じ。だが、西の方向を向いているから、いつも西方浄土の境地で、案外、仏頭自身は満足しているのかもしれない。

貸し傘

 昨日、東京の天気予報を見た時、夜の10時頃から雨が降ることになっていたので傘を持たずに外出した。しかし、3時過ぎから降り出した。雨宿りのためにクラッシク音楽を聞かせる店に寄ることにした。
 入って見て驚いた。男性が3名、個別に座り、レコードの音色に聞きほれていたからである。そこへ一人の女性が現れ、私の横に座った。彼女の顔はとても明るく輝いていた。私が窓を見ながら空模様を気にしていると、彼女が話かけてきた。
 「傘、お持ちじゃないの? では、マスターに借りなさいよ。その傘、私が寄付したものだから、マスターに頼んでみますよ」
 彼女の話し方がきびきびしているので、何かやっておられるはずだと思い、思い切って尋ねてみると、合唱をやっておられるとのこと。どうりで目も輝いていたわけだ。
 私は傘を借りて帰った。そして、家に着くや否や、その傘をきれいに拭き、そして、たくさんあるビニール傘の中から1本を取り出し、すぐに返却に行った。マスターにはこう言った。
 「傘が無いお客さまのために、私の傘もお使いください」
 小テスト:1)傘を借りる  2)傘をさす  3)傘を閉じる  4)傘が壊れる  5)傘2本

治療は早めに!

 3ヶ月前から背中におでき(ฝี フィー)が出来たが、なんとか治まったりしていたので放置していた。ところが同じところにまた出来た。イスに座って背もたれに背中を当てると痛い。
 よし、今度こそは医院に行ってみようと思い、一昨日、医師に診ていただくと、「口が開いてます。膿(หนอง ノーング)を取りましょう」と言われた。そして、早速、痛い痛い膿取りが……。帰り際に医師が言った。「わたしを恨まないでね。明日もいらっしゃい」
 というわけで、昨日も痛い治療を受けに行った。
 教訓(บทเรียน):素人考えはやめて、治療は早いほうがいい。
 ここまでなら、私的な話だ。それではタイ語の勉強にならない。そこで、単語の勉強をつけ加えることにしよう。
 หนอง(ノーング)を辞書で引くと、1番目に書かれている意味は、沼である。タイの地名にいっぱい出て来る。そして、2番目の意味が、「膿」。<化膿する>という表現は、เป็นหนอง(ペン ノーング)である。
 小テスト:次なる意味を言いなさい。(1)นอน (2)หนอน (3)น้อง (4) นอง (5)น่อง

医療通訳

 今朝、NHKのニュースで、先日のG20会議を契機に、大阪では医療通訳サービスを提供する民間の会社が力を入れるようにになったということが報じられた。
 東京ではかなり前から電話によるサービスが行われているが、そこにアルバイトで行っている元生徒さんの話では、彼女が勤務中はタイ語の案件はほとんど無いそうである。
 よくよく考えてみると、病気や怪我は夜遅く、あるいは夜中や早朝に発症・発生することが多い。確かに昼間の時間帯では事例が少ないかもしれない。
 私も時々、医療通訳で深夜の病院へ行くことがあるが、医師から「患者への問診と回答はすべて記録にとどめておきますからね」と言われ、医者がすぐにコンピューターに打ち込んでいくのを見ると、誤訳をしてはいけない、表現に注意しなければならないという緊張感が走る。えーと、あのー、と言っていたら医師から不信感をもたれるので、通訳のスピードにも神経を使う。

今日の宿題

 今日は久々に、タイ語の受身表現を復習してみよう。タイ語の受身形は、「迷惑受身」というニュアンスが強く、迷惑をこうむった側がぼやいたり、訴えたりする時に使う。たとえば、盗まれる、騙される、叩かれる、罵倒される、等々。
 文型は、被害者+ถูก(又はโดน)+加害者+動詞+目的語+副詞句 である。
 では、次の文章をタイ語に訳してみよう。
(1)私はお金を5千バーツも盗まれた。(この場合は、加害者がわからないから書く必要はない)。
(2)昨夜、彼は暴行事件で逮捕された。(逮捕するのは警察だから書く必要はない)。
(3)タイ女性は騙されて日本に働きに来たというが、果たしてそうであろうか?
(4)後輩が先輩に叩かれていたが、誰も制止できなかった。
(5)私は会議中、上司に罵倒された。
 まだまだ、いくらでも迷惑受身の表現は有る。あと5文は、自分で想定して書いてみよう。

草津のタイ人観光客

 昨日、草津在住の親戚が上京して来たので、19年ぶりに食事をした。話の中でタイ人観光客のことが話題になった。
 A:「タイ人がたくさん草津に来てますよ。タイの水かけ祭りって、何と言いましたっけ?」
 私:「ソンクラーン祭りといいます」
 A: 「そうそう、ソンクラン。タイ人がみんなお湯をかけあっていますよ」
 それを聞いて、私はタイ人には順応性があるなあと思った。草津の4月はまだまだ寒い。雪も残っているはずだ。水をかけるわけにはいかない。そこで湯をかけあって遊ぶとは!
 タイの伝統的慣習と日本の三大温泉の一つである草津温泉のお湯とがコラボ。いつか仲間に入れてもらいたいものだ。

郷里が近い女性

 数日前、中国語の通訳をしておられる女性と話をする機会があった。昨年の今頃、豪雨に見舞われた岡山県倉敷市真備町のことを彼女が話題にしたので、もう少し詳しく聞いてみると、郷里がその近くであることがわかった。
 そこで、私もその話に乗って、私の中学時代の友人の話をした。
 「私は香川県です。健康診断をする車の会社の社長をしている友人が、真備町の豪雨後、倉敷市から依頼が有り、健康診断車を派遣したそうですが、現地で見た被害状況には呆然としたと言ってました」
 中国語の通訳が岡山県出身とわかってからは、二人の間で俄然、話がはずんだ。彼女の年齢が知りたくなったが、直接聞くわけにもいかず、「戦後生まれですか?」と尋ねてみると、「戦中です」とのこと。彼女は私よりも年上だ。彼女は私の親戚の女性の雰囲気を持っていた。