大山捨松 と スペイン風邪

昨日、会津若松から立派なリンゴが送られて来た。送り主は元生徒のお父様。20年以上にわたり、福島県の美味しい果物をずっといただいているが、会津の男性の律儀な態度にはいつも感銘を覚えている。
 さっそく御礼の電話をかけると、「会津若松に遊びに来てください。会津は立派な女性が出たところです。大山捨松です。この間、NHKの番組でもやってましたが」と言われた。
 大山捨松(1860-1919)は「鹿鳴館の華」であることは知っていたが、あの新島八重と同じく会津若松の出身であったことは初めて知った。
 早速、ネットで調べてみた。そして、彼女(会津藩士の娘)の波乱万丈な人生に興味を覚えた。戊辰戦争後、函館へ渡りフランス人家庭で生活しながら、やがて日本女性初のアメリカ留学生の一人に選ばれ、10年間、アメリカで暮らした。彼女が明治時代に活躍できたのも、英語、フランス語、ドイツ語の3ヶ国語に堪能で、国際的機敏さを有していたことがものをいった。
 日本の文明開化に寄与した大山捨松。だが、彼女は1919年、スペイン風邪に罹り、58歳で亡くなってしまった。

泰日文化倶楽部の昨日と今日

昨日は諸クラスにいろいろと変化が有った。したがって、私は忙しく立ち回った。まさに、「師走」である。

1.「タイ語中級 火曜日10:30」のクラスにK氏が復学。祝御快癒。

2.「タイ語中級 火曜日13:00」のY氏、退会。長い間、勉強してくださり深謝。

3.「タイ語入門 火曜日13:00」に見学者。授業後、すぐに入会。即断がすばらしい。

4.「タイ語中級 火曜日19:00」に見学者。クラスの雰囲気がいいと言って、入会。

5.「タイ語中級 水曜日18:30」は生徒さんの要望を受けて、12月休講。

6.ところが、その水曜日18:30の時間帯に、個人レッスンの方が新しく現れた。かくして、今日も新しい出会いが有る。

無病息災

昨日、門前仲町に在る深川不動堂(=深川成田山)へお詣りに行き、コロナの早い終息をお願いした。午後4時を過ぎていたので、境内はもう薄暗くなりかけていたものの、お詣りの人々を数人みかけた。
 新しいお守りをいただこうと思い、いろいろなお札やお守りをみたが、それらの中から「無病息災」を選んだ。オレンジ色の布はいかにも元気をくれる色である。
 昨日、東西線東陽町駅で人身事故が発生した。また自殺者かと思っていたら、視覚に障害がある方があやまってホームから転落したことをニュースで知った。その東陽町駅は目下、ホームドア設置工事が終わったばかり。運用は来年の2月から。なんと運が悪かったことか。
 コロナの第3波が到来。街の様子が暗転し始めた。健康に気をつけて、無病息災で一日一日を過ごそう!

今日の短文

以下の短文はタイの小学校国語教科書(3年生用)の練習問題に出て来る文章である。辞書を引かず、どのくらいすらすらと意味がとれるかを自分で試してみよう。

 1.ขมิ้นเป็นสมุนไพร ใช้เป็นยารักษาโรคผิวหนังได้

 2.เรือเดินทะเลทอดสมออยู่ที่ปากน้ำเจ้าพระยา

 3.ผู้เล่นกีฬาต้องปฎิบัติตามกติกา

 4.ทหารต่อสู้กับข้าศึกอย่างกล้าหาญ

 5.บริเวณโรงเรียนมีต้นไม้ร่มรื่น

 6.ควันเสียจากรถยนต์ทำให้อากาศเป็นพิษ

 7.ขอให้เห็นแก่ประโยชน์ของส่วนรวม

 8.คนทำบาปจะได้รับคำสาปแช่งจากทั่วไป

 9.เมื่อมีสงคราม คนจะอพยพหนีไปอยู่ในที่ปลอดภัย

10.คนโลภมากมักจะลาภหาย

タイ人も大変

元タイ人講師からラインが来た。コロナ禍に於けるタイ人の生き方が書かれてあったが、まさしく明暗そのものが垣間見える内容であった。

(1)ที่เมืองไทย ธุรกิจเจ๊งกันระนาว แต่คนไทยยังกลับไปบ้านนอกปลูกผักหาอาหารกินได้อยู่ค่ะ

(2)เพื่อนของหลานฉันกู้เงินมาทำโรงแรมที่ภูเก็ต แล้วเกิดวิกฤต Covid ไม่มีเงินผ่อนธนาคาร เพิ่งฆ่าตัวตายไปค่ะ

 私は郷里に親からもらった土地を残してある。東京に何か有った場合、帰郷して小さな家を建て、野菜を植えて暮らそうと思っている。田舎に帰って行ったタイ人、それはそれで大変だ。現金収入が乏しい場合、また出稼ぎに出なければならないから。

「アラート」という英語

今朝、NHKのニュースで、佐賀県の自治体がミャンマー人やフィリピン人の協力を得て、外国人にやさしい日本語の広報を作成しようとしていることが報道された。映像に出て来た広報に「Alart」という英語が書かれてあったので、私はすぐに首を傾げた。
 「アラート」と言えば、小池知事のレインボーブリッジや都庁の色分けを思い出す。この言葉は緊急地震警戒でもすでに使われているから、日本人の多くがすでに周知のことである。だが、英語で表記する場合には、「Alert」と、正しく書くべきではなかろうか。
 次に、警戒、警報、注意、等々の意味を有する単語をカタカナで列挙する。正しい英語を書いてみよう。
(1)アラーム(2)コーション(3)ウオーニング(4)ビジランス (5)ガード (6)ウオッチ

今日の翻訳

以下の文章はタイの小学校国語教科書(5年生用)からの抜粋である。社会性を持った内容と語彙、そして、文章の展開に関心を向けながら、翻訳してみよう。

โดยธรรมชาติแล้วสัตว์โลกส่วนใหญ่มักไม่อยู่ตามลำพัง จะอยู่รวมกันเป็นหมู่ เป็นเหล่า คนเราก็เช่นเดียวกันจะอยู่รวมกันเป็นครอบครัว ครอบครัวจะรวมกันเป็นหมู่บ้าน หมู่บ้านหลายหมู่บ้านรวมกันเป็นชุมชน เมื่อชุมชนขยายใหญ่ขึ่นด็จะเป็นสังคมใหญ่และเป็นประเทศชาติที่สุด

คนเราจะพัฒนาให้มีความเจริญเป็นสังคมได้นั้น จะต้องมีระเบียบหือข้อตกลงร่วมกัน คนในสังคมจะต้องปฏิบัติตามระเบียบหรือช้อตกลงเหล่านั้น หากสังคมใดสมาชิกรู้จักสิทธิและหน้าที่ของตน มีระเบียบวินัย ปฏิบัติตามสิทธิและหน้าที่ชองตนที่มีต่อคนอบครัว และต่อสังคมส่วนรวมแล้ว สังคมนั้นก็ย่อมจะมีความเจริญและมีความสุข

角通し

「角通し」という言葉は江戸小紋の一つとして有名だ。だが、どう読むのであろうか?
 1)かくとおし2)かくどおし3)かくどうし4)かどどうし5)つのとおし6)つのどおし7)すみとおし8)すみどおし9)かとおし10)すどおし

 正解は(2)の「かくどおし」である。
 「江戸時代、大名が着用していた裃(かみしも)の柄(がら)の一つ。細かく連続した正方形が縦横に連結した模様で、縦にも横にも筋を通すという意味を有する」という解説がネットに載っている。
 「忖度する態度」は今に始まったことではないが、江戸時代の大名は少なくとも「筋を通す態度」に精神を傾注していたと思われる。政治が蜘蛛の巣のようになっている現代、政治家達よ、「角通し」の柄の制服を着て国会へ行きなさい。それが無理なら、せめてマスクだけでも「角通し」の柄を!

琉球藍と泡盛

 深夜、NHKの「世界はほしいモノにあふれてる」(再放送)を見た。今回の品物は沖縄が舞台であった。
 最初に沖縄ガラスが紹介されたが、ガラスの材料は泡盛の瓶を細かく砕いたものを再利用していることを知り、沖縄人の節約精神を垣間見た気がした。
 最後のほうに、琉球藍が出て来た。藍建ての過程に於いて、蒅(すくも)を溶かした藍の壺に泡盛を時々振りかけているのを見て、これまた驚いた。何故ならば、泡盛はタイ米でないと造れないからだ。沖縄で市販されている藍の製品にタイの農民の精神が浸透している……。
 沖縄ガラスといい、琉球藍といい、何とすばらしいことか。あらためて興味を覚えた。中継貿易時代からタイとは深い関係でつながっていた琉球王国。沖縄の手工芸品はいついつまでも継承されて行ってほしいと切に願う。

琉球藍と泡盛

 深夜、NHKの「世界はほしいモノにあふれてる」(再放送)を見た。今回の品物は沖縄が舞台であった。
 最初に沖縄ガラスが紹介されたが、ガラスの材料は泡盛の瓶を細かく砕いたものを再利用していることを知り、沖縄人の節約精神を垣間見た気がした。
 最後のほうに、琉球藍が出て来た。藍建ての過程に於いて、蒅(すくも)を溶かした藍の壺に泡盛を時々振りかけているのを見て、これまた驚いた。何故ならば、泡盛はタイ米でないと造れないからだ。沖縄で市販されている藍の製品にタイの農民の精神が浸透している……。
 沖縄ガラスといい、琉球藍といい、何とすばらしいことか。あらためて興味を覚えた。中継貿易時代からタイとは深い関係でつながっていた琉球王国。沖縄の手工芸品はいついつまでも継承されて行ってほしいと切に願う。