讃岐弁

岡山県出身の元生徒さんから、「おにやんまという店の讃岐うどんは合格点ですよ!」と言われていたので、昨日、仕事帰りに日暮里支店の<おにやんま>へ行ってみた。
 たしかに麺は合格点。しかし、出汁は塩気が強すぎ。東京の出汁はどこの店へ行っても塩辛い。これだけはやむを得ない。
 ところで、店内に「讃岐弁」のいくつかが立派な板に列挙されて飾られていた。それにはびっくり。嬉しかった。だが、方言というのは、文字に書かれただけでは読みにくい。その土地の人同士が勢いよく喋ってこそ生きる。地方から東京に来ている人は方言を喋らない。というか、喋る相手がいない。標準語に切り替えて都会人顔をする。
 泰日文化倶楽部に私と同じ丸亀出身の生徒さんがおられるので、他の方から、「二人で讃岐弁を喋って聞かせてください」と言われたことがある。私はすぐに喋ったが、生徒さんは恥ずかしがって応じなかった。
讃岐弁の例:(1)しゃんしゃんしなよ(2)うまげにいうの(3)しょうたれげにせんの(4)ごじゃやないか (5)なんがでっきょんな(6)おとろっしゃー (7)はらおきた?

「スック」というタイ語

今日は金曜日(ワン・スック)。2週間後の金曜日はクリスマス。金曜日というタイ語をタイ文字で書くのは意外と難しい。そのほかに、「スック」という発音をするタイ語がいくつか有る。その理由はタイ語にはอึ母音と อุ母音の区別が有るからだ。日本語の「ウ」は一つしかないので、カタカナで書くと、いずれも皆、「ウ」になってしまう。
 では、以下のカタカナ表記をタイ語で書いてみよう。

1.ワン・スック(金曜日)

2.クワーム・スック(幸福)

3.マムアング・スック(熟したマンゴー)

4.ルー・スック(感じる)

5.スック(還俗する)

6.スックサー(高等教育を受ける)

7.カー・スック(敵)

8.スック(忍び込ませる、隠し込む)

9.スック・ソン(いたずらでじっとしていない)

今日の翻訳

今日の出題はまたしてもタイ小学校国語教科書(5年生用)からである。翻訳する際、イメージも描きながら訳してみよう。そして、大切なことは、文章の書き方、論旨の展開を参考にして、自分達も作文ができるようになろう。

1. แม่พูดกับฉันเสมอว่า ความขยัน ความอดทน และความประหยัดของคนในครอบครัวจะทำให้ครอบครัวมีฐานะดีขึ้นได้

2. แม่เป็นคนประหยัด รู้ว่าอะไรควรจ่าย อะไรควรเก็บออม

3. เมื่อปีกลายนี้แม่นำเงินที่เก็บออมไว้จำนวนหนึ่ง ไปลงทุนทำขนมต่างๆ เช่น ขนมชั้น ขนมหม้อแกง และสังขยา

4. แม่บรรจุขนมในถาดเล็กๆสวยงาม แม่ส่งให้ร้านค้าที่สถานีขนส่ง

5. ขนมของแม่ขายดีมากเป็นสินค้าที่มีผู้ซื้อไปเป็นของฝาก

6. ฉันช่วยแม่ทำขนมมากขึ้น และได้เรียนรู้การทำขนมหลายอย่างจากแม่

7. แม่เคยบอกฉันว่าการช่วยแม่ทำขนมจะทำให้ฉันทำขนมเก่งและอร่อยเหมือนที่แม่ทำ แต่แม่ก็เตือนให้ฉันขยันเรียนด้วย

อาจารย์ใหญ่ という単語

昨日、「タイ語中級 火曜日19:00」のクラスの授業で、医師であるパック先生からすばらしいことを教えていただいた。それは、อาจารย์ใหญ่という単語には、<校長先生>という意味のほかに、医学生にとってはもうひとつ大切な意味が有るということだ。
「献体された遺体を解剖する際、その遺体に向かって、อาจารย์ใหญ่よ、ありがとうございます、僕達の研究にお体を提供していただき、と感謝します。献体された遺体は、どの部位をとっても教えられるものばかりだからです」とパック先生は説明された。
 要は、献体された遺体=人にものを教える偉大なる師、なのである。

 次は<ใหญ่>を使った語彙である。訳してみよう。
1.ผู้ใหญ่ 2.ผู้ใหญ่บ้าน3.ผู้จัดการใหญ่ 4.ผู้ยิ่งใหญ่5.ขนาดใหญ่6.กว้างใหญ่ 7.ส่วนใหญ่ 8.เป็นการใหญ่ 9.ใหญ้น้อย 10.หาดใหญ่

ยัง という単語

ยัง という単語には、いろいろな意味が有り、なかなか面白い。

1.まず最初に習うのは、「まだ」。例:ยังไม่แน่ まだはっきりわからない。

2、前置詞として、「~へ向かって」 例:ไปยังอินเดีย インドへ行く。

3. ยังชั่ว 少し良くなる。 例:ค่อยยังชั่วหน่อย 体調が少し良くなった。

4. 動詞として、存続する、維持する。例: ยังชีพ 生命を支える。

 私が面白いと思うのは、(4)の意味である。なかなかに意味が深いからだ。

今日の語彙

次なる語彙をすらすらと訳してみよう。

1.โรงพัก / โรงสี / ภารโรง

2. มันเผา / มันฝรั่ง / ไขมัน

3. เดินสาย / สายการบิน / เครื่องสาย

4. วัณโรค / กามโรค / โรคระเบิด

5. กากบาท / พระพุทธบาท / บาทเดียว

6. ผ้าห่ม / ผ้าขั้ริว / ทอผ้า

7. ตาปลอม / ตารางเวลา / สายตา

土曜日の泰日文化倶楽部

土曜日は朝から気合いを入れて高田馬場の教室へと向かう。何故ならばクラス数が一週間で一番多いからである。

1.「タイ語入門 10:30」=10月から開講したこのクラスは若者が多く、皆、意欲満々。泰日文化倶楽部に明るい息吹をもたらしてくださり感謝あるのみ。

2.「タイ語中級 12:15」=昨日はバンコクのマクドナルドのメニューを勉強していたが、タイ人の表現と日本人の表現に差が有るのを知っただけでも勉強になる。

3.「タイ語上級 12:45」=生徒達が一人ずつ白板に出て来て文章を書き、ストーリー展開をさせていく授業をしていたが、なかなかに面白そうだ。

4.「英会話 14:30」=生徒がわずかに2名。したがって、どうしてもプライバシーに関する話題になる。それはそれでいいだろう。時事英語を習うよりも、身近な話題だと英語表現も頭に残りやすい。

5.「タイ語初級 18:00」=タイ文字がすらすら読めない。もう少し発破をかけて勉強してほしい。

タイ語の勉強はおおらかに!

昨日、二人の生徒さんからタイ語検定試験4級に合格した旨の報告が有った。そこで私はすぐにお祝いの返事を出した。彼女達は「次は3級を目指して頑張ります」という意気込み。それに対しても、続けて激励の言葉を送った。
 だが、私は次なる思いをいつも持っている。日本人はいろいろな資格検定試験が好きだ。一応の目標だということだから、好きな人は受験すればいい。しかし、点数を増やすための勉強、いわゆる受験勉強は視野狭窄になりかねない。
 タイ語の場合に限って言えば、もっとおおらかに勉強してほしい。試験はひっかけ問題も多い。タイ人に回答させると、4択の場合、2つや3つ、OKを出す人もいる。
 受かっても受からなくてもマイペンライ。タイ人講師に習うということは、タイ人のものの考え方や性格を直で習得することでありたい。ともあれ、タイ人を知るための勉強をおおらかな気持ちで持続するのみ。

今日の作文

昨日、目白駅近くを歩いていたら、新しい店ができていた。健康食品を主として売っていたので入ってみた。そして、いろいろと買い込んだ。そのうちの一つがクッキーだ。以下に宣伝文句を箇条書きにするので、タイ語に翻訳してみよう。

1. クッキーは、おからと豆乳からできており、ダイエット用である。

2. おいしいから続けられます。

3. 一食に付き、クッキー5枚を水を飲みながらお召し上がりになると、より満足感が得られます。

4. クッキー5枚のカロリーは194カロリーです。一日約539カロリーを減らすことができます。

5. 無理なダイエットにはご注意ください。

大山捨松 と スペイン風邪

昨日、会津若松から立派なリンゴが送られて来た。送り主は元生徒のお父様。20年以上にわたり、福島県の美味しい果物をずっといただいているが、会津の男性の律儀な態度にはいつも感銘を覚えている。
 さっそく御礼の電話をかけると、「会津若松に遊びに来てください。会津は立派な女性が出たところです。大山捨松です。この間、NHKの番組でもやってましたが」と言われた。
 大山捨松(1860-1919)は「鹿鳴館の華」であることは知っていたが、あの新島八重と同じく会津若松の出身であったことは初めて知った。
 早速、ネットで調べてみた。そして、彼女(会津藩士の娘)の波乱万丈な人生に興味を覚えた。戊辰戦争後、函館へ渡りフランス人家庭で生活しながら、やがて日本女性初のアメリカ留学生の一人に選ばれ、10年間、アメリカで暮らした。彼女が明治時代に活躍できたのも、英語、フランス語、ドイツ語の3ヶ国語に堪能で、国際的機敏さを有していたことがものをいった。
 日本の文明開化に寄与した大山捨松。だが、彼女は1919年、スペイン風邪に罹り、58歳で亡くなってしまった。