今日の宿題

「今日の宿題」として、タイ語で書いてみよう。

1)この1週間に見たり聞いたりした話を以下に列挙する。

2)昔、米屋であったところに新しいマンションが建ち、1階にフランチャイズの学習塾が入居。夜は煌煌と電気がついている。

3)学習塾の隣りが小さなスーパー。その右隣りが葬儀社。ここも同じく遅くまで電気がついている。葬儀の件数が増えたようだ。

4)私のベランダから300メートルほど離れた向かい側のマンションでは、父親と小学生の息子さんが10階のルーフバルコニーでキャッチボールをしている。ボールが地上に落下することを心配しないのであろうか?

5)昨日、浜松の貸衣裳店が50億円の負債をかかえて倒産したニュースを見たので、浜松の友人に知らせると、その会社は友人の店のすぐ隣りに在る会社であることが判明。

密 vs. 蜜

「3密をお願いします!」とお上がいくら懇願しても、目標達成までにはまだまだほど遠い。「3密」という言葉が上滑りして耳横をかすってしまっているだけだ。
 この「密」の字、なんだか負のイメージを背負っていて気持ちが悪い。この漢字を最初に覚えるのは、おそらく「秘密」ではなかろうか。その後、大人になっていくにしたがって、「密告」、「密談」、「密約」へと進んでいく。
 お上の懇願にしたがって、まじめに自粛している。だが、この「密」の字はもう聞き飽きたので、「蜜」の字に頭を切り替えることにした。「蜂蜜」、「黒蜜」、「餡蜜」、「蜜豆」、等々。すると、頭の中が動き始めた。甘い食べ物をイメージするのはなかなかよろしい。
 気分を直したところで、「般若波羅蜜多」を唱えてみよう。「波羅蜜」=到彼岸、究境は、タイ語では <บารมี バーラミー>である。

まさる守り

4月上旬、巣鴨のとげぬき地蔵へ行き、「なにとぞコロナを終息してください」とお願いしたく思っていたところ、外出自粛の要請が日増しに強くなり、お参りの機会を逸してしまった。
 私のハンドバッグの中にはいろいろなお守りが入っているが、その中の一つが日枝神社の「まさる守り」である。語呂合わせで、「勝る守り」とも、「魔去る守り」とも解釈するようであるが、いずれにせよ神猿が日枝神社にはお仕えしているということで、お守りは猿のお顔である。
 東京オリンピックが延期になったので、あの2つのマスコット(ミライトワ & ソメイティ)はしばらくお休みいただくとして、街に猿のぬいぐるみが現れるといいと思う。「コロナ退治猿」である。
 なかなか終息しそうにもないコロナ。何としてでも「厄祓い สะเดาะเคราะห์ サドクロ)をしたいものだ。

タイのマスク

昨日、元タイ人講師(愛称 แจ่ม)から、マスクを送りたいというラインが有った。

   แจ่มจะส่งหน้ากากผ้าไปให้อาจารย์ค่ะ อาจารย์เอาไหมคะ
 มีfilterด้วย ซึ่งกรองเชื้อโรคในทางการแพทย์ค่ะ
 ซักได้๓๐ครั้ง ถ้าอาจารย์เอา ช่วยเลือกลายและระบุจำนวนด้วยค่ะ
 เป็นห่วงอาจารย์และทุกๆคนที่อยู่ที่ญี่ปุ่น เพราะเห็นข่าวว่าติดเชื้อกันแยะค่ะ

  「写真が添付されていて、「14種類の模様の中から選んでください」といわれても目移りがする。それにいずれも高そうだから遠慮することにした。彼女の上記の文章の中に「อาจารย์(先生)」という単語が4度も使われている。彼女の私を思う気持ちはもうそれだけで十分!

物々交換

元タイ人講師から次から次に傑作な動画が送信されて来るので、この非常事態におけるタイ人の気持ちがよくわかる。昨日は、自宅待機をせずに山越えをしようとしている車に対して、野象が一台一台、検問する様子の動画が届いたが、見ているだけで冷や冷やものであった。
 だが次に、タイ人達がボランティアで食事(ビニールに入れたもの)を提供する寺院での光景を映した動画を見てほっとした。タイ人は洪水等、被災した時には皆で助け合う精神が徹底している。もちろん、対人距離を保ち、検温をし、手も消毒した上での話である。
 3番目の動画は、プーケットに住む漁師達が「魚が売れず困っている。明日の米がない」と嘆いていると、誰かが干し魚にすればと助言。そして、ネットにその話を載せると、たちまちのうちに東北タイ(จ.ยโสธร)の方から、「米が有る。交換しよう」と反応が有った。「ชาวเลมีปลา ชาวนามีข้าว」 という言葉で動画は結ばれていた。

今日の宿題

緊急事態宣言後、仕事が休業に追い込まれている者達にとって、収入面だけに限れば公務員が羨ましく思われる。しかし、公務員が楽しい仕事であるかと言えば決してそうではない。従って、皆が皆、公務員を目指す必要はないと思う。この苦難の時代に於いて、自分の来し方を見つめ直し、新規なる仕事を創造しなおそうではないか。
 『食べていくための自由業・自営業ガイド』(本多信一著 岩波書店 2004年)に、自由業・自営業に従事するための心得えが書かれている。
 1)本人自身の固い決意がある
 2)本人に”自由業適性”がある
 3)本人にやってみたい営みがある
 4)貧乏に耐え抜ける資質がある

 上記の4項目をタイ語と英語に訳してみてください。自分には資産が有り働く必要が無い方、あるいは、もう働きたくはない、趣味の世界を楽しみたいという方は、この宿題を免除します。

これからの仕事

いよいよ全国に「緊急事態宣言」が出されることになった。政府がチョロチョロ出しにするものだから、そう言われても危機感が感じられない。愛媛県知事が奇しくも言った。「まるで朝令暮改のようなもので、わけがわからない」
 それよりも心配なことは、仕事をストップさせられることだ。昨夜のNHK「クローズアップ現代+」で慶応大学教授が「フリーランスの仕事をしている人達を守る法律がこれまでに無かった」と言っていたが、それを聞いて、あらためて大変だと思った。
 フリーランスは専門の知識と技術を持って、一発屋で頑張っている。保証は無いに等しい。しかし、彼らがいないと社会はまわらない。「縁の下の力持ち」だから、彼らの存在は見えないけれど…….。
 さて、これからの仕事をどうすればいいか。仕事が無い状態が1年も続けば、きわめて苦しいと思う人ばかり。価値観を変えて、新しい仕事を模索し創造しよう。
 私は先日、或る通訳をしたが、タイ語の実力というよりも、経験値と心情を全面に押し出して解決の目途を導いた。大転換を迎えた今、「心」を頼みとした仕事に立ち向かおうではないか。

あきない(商い)

「士農工商」により、江戸時代は商売人が低く見られていた。だが、商売がひとたびあたれば、これはこれで楽しいものである。算盤をはじくのも楽しかったはず。商いは、「飽きない」に通じ、店の主人は飽きずに頑張ってきたのである。
 現在、この令和2年において、お上からの要請で自粛休業に入った店主達は皆、泣いている。そこで、「あきない」を文字って、思いつきの句を苦しまぎれに作ってみた。

 (1)愛する我が店 きまじめにやって来た なんという政府の愚策 息絶え絶えに訴えたい

 (2)悪政ここに極まれり 期待度はゼロ以下 なぜ出来ぬ迅速なる支給 生きるも地獄死ぬるも地獄

 この2句、タイ作文をして、一緒にぼやいてください。

島村抱月と松井須磨子

昨日、『歴史読本』(新人物往来社 2006年8月号)を面白く読んだ。見出しだけでもすごい。たとえばこうである。
 特集史論 日本史の女性 真の実力。
 特集ワイド 物語 日本の良妻賢母
 特別事典 明治・大正を生きた女性人物事典
 特集ドキュメント 日本純愛夫人列伝/日本「お騒がせ」夫婦伝/日本毒婦列伝

 「日本毒婦列伝」には副題として、<つくられた「悪女」たち>というのが並記され、[松井須磨子<女優の純愛殉死事件>]という話があった。松井須磨子と島村抱月の二人の最期に関する文章を読んで、どきりとした。
 「大正七年十一月五日、須磨子のスペイン風邪がうつり、抱月は肺炎で急死した。須磨子は二日後には舞台に立ち、その後も芝居をこなした。女優という命の糧がある。芸術座もある。やっていけるかもしれないと模索したことであろう」
 だが、須磨子は翌大正8年(1919年)1月5日に縊死した。

今日の宿題

今日は以下に列挙する単語の意味を書いてください。タイ語作文は難しすぎるという声が聞こえて来ているので、気分を変えるため、単語だけにとどめます。

1)กักตัว / กักขัง / กักด่าน / กักบริเวณ

2) ข่าวลือ / ข่าวคืบหน้า / สรุปข่าว / ผู้สื่อข่าว

3) ทำผิด / ทำร้าย / ทำมาหากิน / ทำหน้าที่

4) บังคับใจ / ข้อบังคับ / ผู้บังคับการ / ไม่บังคับให้พูด

5) เล่าเรียน / เล่าให้ฟัง / เล่าลือ / เล่าเรื่องอดีต