秋入学

 休校が次から次へと延長されているので、数日前から「日本も9月入学にしようではないか」という意見が大きく取り上げられている。「今こそ変革の時!」という声に賛同する人が多いわけだ。だが、反対者も必ずいる。「制度は制度。調整しなければならないことが多く、今年は無理」
 次なる文章は、北尾吉孝氏(実業家)が『仕事の迷いにはすべて「論語」が答えてくれる』(朝日新書 2012年)の中から引用したものである。
 「東京大学が秋入学の方針を打ち出した背景には、外国人留学生の受け入れを促進するという狙いがある。しかしハーバード大学やケンブリッジ大学といった欧米の一流大学と比べても遜色のない教育や研究が東大で行われない限り、優秀な学生はわざわざ東大に留学しようとは思わないだろう。変えなくてはいけないのは秋入学という制度ではなく、教育や研究の質である。この質には、世界共通語ともいえる英語での授業の提供も含まれる」
 余談だが、私は世界の有名な大学の門前までは数校、行ったことがある。環境がすばらしかった。歩いている学生達の顔も引き締まっていた。

市原ぞうの国

 昨夕、TBSが千葉県市原市に在る「市原ぞうの国」から、象達を10分ほど生中継した。坂本小百合園長のお話が面白かった。
 「この子達、毎日、ショーのための訓練を続けております。やらないと、いざ本番という時に勘が鈍ってしまって動けませんからね。しかし、観客がいないので、手抜きの部分は有りますよ」
 このような内容の話を聞くと、ますます象に親近感を覚えた。ここにはアジア象が9頭(๙ เชือก)、アフリカ象が1頭(๑ เชือก)いるそうだが、それぞれに芸達者であるのは知っている。何故ならば2回行ったことがあるからだ。
 タイから来て長く世話をしているベテランの象使い(ควาญช้าง)とも話したことがある。とても謙虚な方であった。
 目下、「市原ぞうの国」も自粛している。だが、ネットで象のグッズが売れていると聞き安心した。何故ならば、餌代だけでも大変だからだ。それに、象のほかにもいろいろな動物がいる。そして園内をきれいに清掃するのは若手のタイ人象使い。
 人件費、餌代、その他、諸々の固定費、すべてを計上すると……。考えるだけで気が遠くなる。だが、坂本園長は明るくて、強い!象を愛する信念の持ち主である。

鍋ラー

 昨夕のニュースの中で、「鍋ラー」という言葉を覚えた。それは、鍋を持って近所のラーメン屋に行き、ラーメンをその鍋の中に入れてもらって持ち帰ることである。心配な点は麺がのびてしまうこと? だが子供達は面白がって食べていた。いい思い出になることであろう。 
 しかしながら、私は昔のことをすぐに思い出した。鍋を持って豆腐を買いに行ったことを。塩こんぶも、でんぶ(田麩)も、その他、副食も、みんな量り売り(単位は匁)であった。酒も油も醤油もである。要するに大型店舗がなかった時代の話だから、買い物はすべてご近所さんで間に合っていた。
 私の郷里は城下町。今でも町名には、米屋町、魚屋町、等が名残惜しく残っている。その米屋町には現在、老人ホームができているので調べてみると、「要介護2以上、認知症気味の方」と書いてあった。「呆けた演技をして、いずれはそこにお世話になろうかしら?」と生徒さんに話すと、「吉川先生は無理。入居した翌日には、即、退去させられますよ」と言われた。

今日の宿題

 今日は、<เーา>母音が使われている単語を列挙するので、目の体操、頭の体操だと思って意味を書き、そして発声訓練もしてみてください。

   1) เกาหัว  / เกาหลัง / เกาหลี / เกาลัด

   2) เจ้ามือ / เจ้าแม่ / เจ้าภาพ / เจ้าหนี้

   3) เท่านั้น / เท่าที่ / เท่าเทียม / เท่าทุน

   4) เบาใจ / เบารถ / เบาปัญญา / เบาหวาน

   5) เหมารถ / เหมาร้าน / เหมาจ่าย / รับเหมา

   

   

   

A man of action

 先人の言葉には古今東西、示唆に富んだものが多い。それらに接した時は大いに鼓舞される、
 昨日、目にとまった金言は、フランスのGeorges Clemenseau(ジャーナリスト 政治家、元首相、 1841-1929)のものである。

  A man who has to be convinced before he acts is not a man of action. You must act as you breathe.

  日本には「石橋を叩いて渡る」という表現が有るが、どうやら上記の英文とは真逆なような気がする。
 外出自粛をやっていると、”a man of action”になれない。緊急事態宣言が解除された暁にはフットワークよろしく活動的になろうと思っているが、どうやら解除はまだまだ先になる様子を呈してきた。

東京都 vs. 鳥取県

 毎日、コロナ感染者に関するデータ(ข้อมูล)が更新されている。見るのはもうやめようと思いながらも、やはり最新データを把握しておこうという気になってしまう。
 ところで、昨年4月末、鳥取県へ行ったので、ひまつぶしに東京都と鳥取県の数字を比較してみた。データは2020年3月1日現在のものである。

             東京都         鳥取県
     人口     1,395万人     55万4千人
     面積     2,194㎢      3,507㎢
   人口密度(1㎢) 6,359人       158人

 人口密度を比較すると、その東京は鳥取県の40倍。なるほど、それじゃあコロナ感染者の人数が多いわけである。東京は外国人観光客をも含めると、人口密度はさらなる数字を膨張させる。
 日本全国の経済も教育もストップさせられている状態の中、まじめに今後の生き方を練り直し、創造したいものだ。

シンガポール便り

 シンガポール在住のY子さん(元生徒)と毎日のようにラインの交換をしている。ここ3日間の内容の一部は以下の通りである。
 4月21日(火)
「バンコクの友人のコンドミニアムでも飛び降りがあったって。無給休暇を言い渡されたタイ航空職員。」
「シンガポールは政府が責任を持って規則を作ってます。違反はしっかり報道して罰金を取りまくってます。そのほうが人々が納得するし、協力する」
「賃貸料とか負債の6ヵ月猶予、一時金の配布も早かった。首相がよくメディアに出てきて国民は絶対守る!というメッセージを送っている。そうしないと昔みたいに暴動になるから。日本は政治家がおとなしい国民を舐めている」
「自宅待機が6月1日まで延びました。北海道みたいに緊急事態宣言を一旦撤回して、そしてまた戻すことにならないように!って、首相は日本を例に出しました」
 4月22日(水)
「今日からケーキ屋、タピオカ店、美容院なども営業禁止です。パン屋に寄ったら、入り口で体温測って、名前と電話番号も記載してから入店。もう菓子パンも貴重品です」
 4月23日(木)
「シンガポールでは先週から毎日1000人以上の新規感染者が出ていますが、その99%が寮に入っている外国人の建設労働者。すでにすべての寮は封鎖されています」
 最後の文章がとても気になった。何故ならば、アジア諸国から来ている出稼ぎの人達が該当しているのは如実だから。

今日の宿題

 「今日の宿題」として、タイ語で書いてみよう。

1)この1週間に見たり聞いたりした話を以下に列挙する。

2)昔、米屋であったところに新しいマンションが建ち、1階にフランチャイズの学習塾が入居。夜は煌煌と電気がついている。

3)学習塾の隣りが小さなスーパー。その右隣りが葬儀社。ここも同じく遅くまで電気がついている。葬儀の件数が増えたようだ。

4)私のベランダから300メートルほど離れた向かい側のマンションでは、父親と小学生の息子さんが10階のルーフバルコニーでキャッチボールをしている。ボールが地上に落下することを心配しないのであろうか?

5)昨日、浜松の貸衣裳店が50億円の負債をかかえて倒産したニュースを見たので、浜松の友人に知らせると、その会社は友人の店のすぐ隣りに在る会社であることが判明。

まさる守り

 4月上旬、巣鴨のとげぬき地蔵へ行き、「なにとぞコロナを終息してください」とお願いしたく思っていたところ、外出自粛の要請が日増しに強くなり、お参りの機会を逸してしまった。
 私のハンドバッグの中にはいろいろなお守りが入っているが、その中の一つが日枝神社の「まさる守り」である。語呂合わせで、「勝る守り」とも、「魔去る守り」とも解釈するようであるが、いずれにせよ神猿が日枝神社にはお仕えしているということで、お守りは猿のお顔である。
 東京オリンピックが延期になったので、あの2つのマスコット(ミライトワ & ソメイティ)はしばらくお休みいただくとして、街に猿のぬいぐるみが現れるといいと思う。「コロナ退治猿」である。
 なかなか終息しそうにもないコロナ。何としてでも「厄祓い สะเดาะเคราะห์ サドクロ)をしたいものだ。

密 vs. 蜜

 「3密をお願いします!」とお上がいくら懇願しても、目標達成までにはまだまだほど遠い。「3密」という言葉が上滑りして耳横をかすってしまっているだけだ。
 この「密」の字、なんだか負のイメージを背負っていて気持ちが悪い。この漢字を最初に覚えるのは、おそらく「秘密」ではなかろうか。その後、大人になっていくにしたがって、「密告」、「密談」、「密約」へと進んでいく。
 お上の懇願にしたがって、まじめに自粛している。だが、この「密」の字はもう聞き飽きたので、「蜜」の字に頭を切り替えることにした。「蜂蜜」、「黒蜜」、「餡蜜」、「蜜豆」、等々。すると、頭の中が動き始めた。甘い食べ物をイメージするのはなかなかよろしい。
 気分を直したところで、「般若波羅蜜多」を唱えてみよう。「波羅蜜」=到彼岸、究境は、タイ語では <บารมี バーラミー>である。