物々交換

元タイ人講師から次から次に傑作な動画が送信されて来るので、この非常事態におけるタイ人の気持ちがよくわかる。昨日は、自宅待機をせずに山越えをしようとしている車に対して、野象が一台一台、検問する様子の動画が届いたが、見ているだけで冷や冷やものであった。
 だが次に、タイ人達がボランティアで食事(ビニールに入れたもの)を提供する寺院での光景を映した動画を見てほっとした。タイ人は洪水等、被災した時には皆で助け合う精神が徹底している。もちろん、対人距離を保ち、検温をし、手も消毒した上での話である。
 3番目の動画は、プーケットに住む漁師達が「魚が売れず困っている。明日の米がない」と嘆いていると、誰かが干し魚にすればと助言。そして、ネットにその話を載せると、たちまちのうちに東北タイ(จ.ยโสธร)の方から、「米が有る。交換しよう」と反応が有った。「ชาวเลมีปลา ชาวนามีข้าว」 という言葉で動画は結ばれていた。