最近、近所に「囀や」というCAFEができた。土曜日は寄席をやる。昨日、行こうと思っていたが、時間がうまく合わず行きそびれた。
それにしても、「囀」という漢字が難しくて…..。どうやら「さえずる」という読み方らしい。
「囀」を分解すれば、口+車+專。<専用車が走るが如く、常に口を動かしているから>と勝手に解釈して覚えることにした。
念のために、「口」を伴う部首の漢字をネットで調べてみると、いやもう有るは、有るは….。
「囀」は、口偏に18画数を伴う漢字であった。因みに、同じ18画数を伴う漢字としては、「嚼」、「囁」、「囃」、「囈」が列挙されていた。
今日は日曜日。暇な方は、口偏の漢字をノートに書き出してみてはいかが?
OG
なでしこジャパンとイギリスとの準決勝戦は最初から最後までしっかりと見た。結果はイギリス選手のOGにより、日本に勝利がもたらされたわけだが、試合内容はとてもよかった。両チームとも大いに称えたい。
ところで、「OG」と聞くと、私には、< own goal > というよりも、< old girl > のほうのイメージが先に思い浮かぶ。そして、もっと古い話をすると、< office girl > と言われていた時代を思い出す。「OG」が、「OL」、すなわち、< office lady > になった時には、とても斬新さを覚えたものだ。今では、労働環境において男女均等が叫ばれているから、「OL」という言葉も敬遠されがちである。
ネットで調べると、アメリカでは「OG」は、< original gangster > を意味するそうだから、口にしないほうが無難だ。
目下、タイ語初級の皆さんは、「แปลว่าอะไร どういう意味ですか?」という表現を習っている。知らない略語が出てくれば、この「แปล่ว่าอะไร」を使って、タイ語でタイ人講師に尋ねてみよう!
玄米というタイ語
木曜日の午後の授業はミセスのクラスである。したがって、いつもタイ料理の話題でもちきりだ。
昨日、「玄米」という単語が出た。私は玄米が好きではないので、タイ語の単語をうろ覚えにしか覚えてはおらず、思い出すのに時間がかかった。プロとしては失格。
すると、生徒達がスマホで調べ始めた。そして、音声まで出した。「ข้าวกล้อง カーオ・グローン」。
タイ女性の発音があまりにもゆっくりなので、私は違和感を覚えた。「กล้อง」は文字通りに読めば、確かに「グローン」ではあるが、実際は「グロン」と短めに発音する。「ห้อง 部屋」が、「ホーン」とは読まず、「ホン」と短めになるのと同じ傾向だ。
結論。スマホのアプリでタイ語の発音を聞いても、初心者対象にゆっくり発音しすぎているため、実践的ではない。
常に話題を!
トン先生の後任であるピカピカ先生が泰日文化倶楽部で教え始めてから2週間が経過した。昨日から3週間目に入ったわけだが、教えるための準備たるや、なかなかのものである。ホワイト・ボードに書く漢字も堂々としている。来日して3ヶ月。日本語はもうよくわかるそうだ。
新しい先生になって、空気が変わったわけだから、生徒の皆さんも大いに意欲を示そう! そのためにはタイ語で話す話題を用意しなければならない。話題が無いと教室の空気が澱む。誰かムードメーカーがいればいいが、日本人は控えめすぎるから、互いに遠慮しあう傾向がある。こんなこと言ったら….と、思う必要はない。わずか90分の授業なのだから、口を開いて、タイ語をしゃべらないと損。
とにかく話題探しをしよう。電車に乗って教室に来るまでの間でも、何らかの話題がみつかるはずだ。そして、タイ人講師に是非とも聞いてもらいたいという気持ちで教室に来てほしい。
若者同士の会話は素敵!
上智大学には10人くらいのタイ人が留学して来ているが、6月からは短期で日本語研修に来ているタイ人がいることを知った。何故ならば、昨日の授業中にそのタイ人がゲストとして現れたからである。
去年からタイ語を習っているN子さんの友人で、そのN子さんが招いたといういきさつだが、私はそのタイ人を大いに歓迎した。何故ならば、若者は若者と話すのが一番と思ったからだ。
ところがである。タイ人は英語がペラペラ。発音が実にいい。すると、上智の学生も英語がペラペラだから、タイ語の単語がみつからなかったり、表現の仕方に窮すると、英語で話し始めた。私はあわててストップをかけ、「タイ語で話しなさい。英語はダメ」と、タイ語で指示。もちろん、タイ人にもタイ語で通すようにお願いした。
タイ人はチュラロンコン大学の女子学生であった。上智の学生達は習った文型や単語を使いながら、次第にたくさんしゃべるようになった。若者同士が明るく自然に接する姿を見て、老兵である私はにこにこしながら、学生達に「そうそう、そのように話せばいいのよ」と、エールを送った。
2015年前半の泰日文化倶楽部
今日で2015年の前半が終わる。泰日文化倶楽部は自然体で動いてきた。後半もこのままでいきたい。
HPの補充募集コースを見ると一目瞭然だが、「タイ語入門」のクラスが1クラスだけ。これは少ない。もっと習いに来てほしいものだ。
「タイ語初級」のクラスに進級すると、タイ文字の判読に比重が置かれてくるので、たとえて言えば、いくつもの峠越えが待っている。それを以下に楽しく実践に移していくかが忍耐なり。
「タイ語中級」のクラスは学習歴が4年前後になるので、耐久力のついている生徒達はもう辞めない。しかし、マンネリ化には要注意。常に新しい意欲をかきたててもらいたい。
「タイ語上級」のクラスは延々と続いている。まるで判で捺したように同じ曜日、同じ時間に教室に現れる。そういうことが20年以上続いている生徒が4名おられる。実に有難い。
家計簿
私はこれまでの人生で一度だけ家計簿をつけたことがあるが、3ヶ月くらいしか続かなかったので、以後、やめてしまった。
だが、今年から気楽な気持ちでノートに支出を書いて6ヶ月。意外や意外、続いている。支出(รายจ่าย)しか書いていないから、片手落ちだが、いろいろな発見が有って面白い。日記以上に、自分の行動がよくわかっていい。たとえば、外食のことも書いているから、健康面でも自分に対して注意が喚起できる。使い過ぎている場合は、おのずから外出を控えるようにもなった。
書く習慣がつくと、次なる前進が有ってもいいなあと思う。たとえば、すべての項目をタイ語で書くとか….。
いずれにせよ、「書く」という行為は記憶促進の訓練になるので有用である。特に、家計簿のように金額がからんでくると、数字にも敏感になり、自分の行動を見る眼も厳しくなる。あと半年、気楽に書いていけば、2015年の私の行動形式がまとめられる。
鈴虫のお宿
生徒さんから鈴虫をいただいてそろそろ1ヶ月。毎日、大切に育てている。「どんどん脱皮して大きくなりますよ」という言葉の通り、虫の体はむちろんのこと、邪魔じゃないのかなと思われるほど触覚が長く伸びてきた。
先週、鈴虫の餌を買いにペットショップへ行った。看板犬がすり寄って来てとても可愛い。30万円もする猫も魅力的。おかめインコも私をじっと見つめる。「連れて行ってちょうだい」と言わんばかりだが、そこはぐっと我慢して、目的である鈴虫の餌の購入にのみ集中した。
すると、お店の人が「この鈴虫用の竹の家はいいですよ」と言って、私に勧めてきた。中国製だ。帰宅してからすぐに虫かごに入れると、なるほどなるほど、鈴虫が竹のお宿に入り始めた。鈴虫は暗いところ、そして、黒い色を好むというので、消臭も兼ねて虫かごの中に炭を入れているが、炭よりも竹のほうが人気であることがわかった。
新しい先生であるキラキラ先生が、「r(ร)音」と、「l(ล)音」ができない生徒を見て苦戦しておられる。来週は、「勉強する เรียน」と、「飼育する เลี้ยง」の発音の相違を生徒にさせようかな。
男性クラス vs 女性クラス
昨晩は本降りの雨であったにもかかわらず、生徒の皆さんはちゃんと出席しておられた。
806号教室は「タイ語中級 金曜日19:00」、そして、706号教室は「タイ語入門 金曜日19:00」の授業が実施されたが、両方のクラスを覗いてみて、面白いなあと思ったことがある。それは、8階は男性だけ、そして、7階は女性だけ、というふうに、見事に分かれていたからである。
だが、いつも思うことは、一クラスの編成が男性と女性の半々であれば理想的だという点だ。興味ある話題が両方から提議されることにより、クラスの雰囲気がなごむのではなかろうか。
別の見方をすると、男性ばかりのクラスに女性は入りにくい。その逆も言える。願わくば、バランスのいいクラスがたくさん生まれることだなあ。
インドでの熱い仕事
約30年前にバンコクへ移住した元教え子のミチコさんから、先週、電話が有った。
「先生! タイの観光客を案内するバスガイドさんを紹介してください」
しかし、場所は大阪。私には知人がいない。ましてやタイ語を話す人は探しようもない。
すると、「インドで働きたい人、いませんか?」と、立て続けに訊いてきた。
詳細に関して、メールを送ってもらうと、そのインドでの仕事はタンクの中にタイルを貼る仕事をする業者の英語通訳であった。相当に暑くて、しかも熱い仕事らしい。
ミチコさんは、「ミチコ・トレーディング・カンパニー」を起業し、日系企業を顧客に頑張っている社長さんである。4年前に起業報告を兼ねて、泰日文化倶楽部を訪ねてくださったが、益々、盛業であることを知って嬉しくなった。バンコクへ行った折りには、是非とも彼女に会いたいものだ。