逆打ち

来年は閏年だ。四国遍路では、閏年には、「逆打ち」のお参りをする習わしが有るとのこと。
 調べてみると、「逆打ち」とは、香川県にある第88番札所の大窪寺からスタートして、第87番札所、第86番札所…..と、遍路コースを反対に回ることである、そして、第1番札所から出発する「順打ち」よりも、3倍の功徳が得られるのである、と書いてあった。
 何故、3倍かというと、遍路コースは順打ちをするお遍路さん向けの道路標識や道路事情になっているので、逆コースを行くには、やや難易度が高くなるからだそうだ。
 この逆打ちが4年に一度、即ち、閏年のたびに実施されるのは、なかなかに興味深い。まるでオリンピックだ。
 そう言えば、毎年、真面目に頑張っているつもりでも、いつしかパワー・ダウンをしている。4年に一度、方向転換することにより、新たなる発見と飛躍があることを期待しよう。