昨晩、在日半年のタイ女性と一緒に食事をした。
「先生、ご主人は?」と、彼女が私に尋ねた。一瞬、びっくりしたが、私は落ち着いて答えた。
「独身です。だから、いません」
すると、今度は彼女がびっくりした。「ちがいます。先生はどこから来たの?」
「ああ、それなら、ご出身は?ですね」、と、すかさず発音を直してあげた。
タイ人にとって、<ご主人(ごしゅじん)>と<ご出身(ごしゅっしん)>は、発音しにくいことがわかった。
我々日本人も、発音ができないタイ語が多い。จุ(ジュ cu 収容する)と จุด(ジュット cut 点)の聞き分けができず、教室で何回も試みても、生徒さんはダメであった。
アフターサービス
泰日文化倶楽部の夏休みは今日から後半に入った。前半では、個人レッスン受講中の生徒さんが、講師のミカン先生と私をご自宅に招いてくださり、素敵な時間を過ごすことができた。2016年夏のとてもいい思い出になった。後半では、「タイ語中級 土曜日14;15」のクラスのパーティーが予定されている。生徒達のタイのみやげ話が今から楽しみだ。
ここ数日、特に用事が無い。のんびりしている。これでいいのであろうか? と、思っているところに、20年前の生徒から電話が入った。「タイ語を添削してください」という依頼であった。私はすかさず承諾した。
昨晩、添削した原稿をFAX送信すると、感謝のメッセージが来た。私は生徒の依頼であれば、いくらでも協力することにしている。20年前の生徒であろうが、30年前の生徒であろうが、関係ない。アフターサービスは大切なこと。そう自分に言い聞かせている。
浜松市のこと
知人が今年5月から浜松市へ行って仕事をしている。その関係で、いつかは遊びに行ってみたいと思い、ネットで浜松のことを調べてみた。
浜松は東京と大阪のちょうど中間に位置し、人口は80万人強。第16番目の政令指定都市だ。泰日文化倶楽部の生徒で、もう20年以上、勉強に来てくださっているMさんは、この浜松市の出身。帰省するたびに、うなぎパイやうなぎボーンのおみやげを買って来てくださる。
私にとって、浜松は東海道新幹線で通過する駅にしか過ぎなかったが、こうして浜松に関心を持つと、ニュースで流れて来るアナウンサーの声が、「浜松で…..」と言い始めた途端、敏感に反応するようになった。なんでもいいから、関心を持てば、興味のアンテナが何本も立つということを思い知った。
戦争に関するタイ語
今日は71回目の終戦記念日。戦争はあってはならないが、戦争に関するタイ語をいくつか列挙する。
๑) สงคาม ๒) สงครามโลกครั้งที่๒ ๓) ทหาร ๔) นายทหาร ๕) ทหารบก ๖) ทหารเรือ ๗) ทหารอากาศ ๘) ปืน ๙) ปืนกล ๑๐) ลูกระเบิด ๑๑) ลูกระเบิดปรมาณู ๑๒) กลยุทธ์ ๑๓) ยุทธศาสตร์ ๑๔) ยุทธศึกษา ๑๕) เกณฑ์ทหาร ๑๖) หมายเกณฑ์ ๑๗) เครื่องบินทิ้งระเบิด ๑๘) ผู้บัญชาการ ๑๙) ศัตรู ๒๐) การสิ้นสุดสงคราม ๒๑) สนธิสัญญา ๒๒) สันติภาพ
戦争に関係する単語はまだまだ有るが、あとは夏休みの宿題とする。
富田克也監督 受賞おめでとう!
泰日文化倶楽部でタイ語を習われたことがある富田克也監督(44歳)が、スイスのロカルノ映画祭において、『バンコクナイツ』という作品で、2度目の快挙を果たした。今回の受賞は、「若手審査員部門賞」だ。
彼の才能は着実に、そして、確実に伸び続けている。すばらしい。おめでとう!
彼は2011年にもロカルノ映画祭で受賞している。『サウダーヂ』という映画だ。その映画には、私もほんの少しだけ出演している。国会議員の選挙対策婦人部長として…。
その次はタイで撮影をすると彼は言っていた。私の出番も考えてほしいとひそかに期待していたが、今回はお声がかからず残念。
彼はライン(7月16日付け)で、「バンコクナイツ、もう少しで完成です!」と知らせて来た。それから約1ヶ月。すばらしい快挙だ。
日々の心得
ピカピカ先生のお母様と毎日、ライン交換をしていることは以前にも書いたが、昨日、送られて来た文章は日々の心得を説いたものであり、タイ語の構造としては大変にわかりやすいものであった。参考までに引用させていただく。ただし、出典は、FB/ThanabuddhoStory だから、お母様の引用を、私は孫引きすることになる。
ใช้เวลาที่มี…ทำสิ่งดีๆให้แก่กัน ไม่จำเป็นต้องเป็นวันสำคัญ เพราะทุกๆวัน…เป็นวันดีๆอยู่แล้ว
泰日文化倶楽部の生徒さんは、自力で翻訳してみてください。
いずれにせよ、殺伐とした日々が続く昨今、タイの寺院で僧侶から法話を聞き、心穏やかになりたいものだ。
トマトを路上販売する夫婦
泰日文化倶楽部が入っているビルは早稲田通りに面している。銀行へ行こうと思ってビルの前の横断歩道を渡ると、軽トラックを停めて、路上でトマトを売っている夫婦がいた。この暑さでトマトが穫れすぎたらしく、千葉から安売りに来ていた。
すぐ近くにスーパーがあるから別に彼らから買う必要はなかったが、汗水たらしている夫婦を見て、買ってあげることにした。15個で400円。熟れきった真っ赤なトマト。すぐに食べないと、もう腐りそう….。
お金を払う時に旦那さんの顔を見ると、日本人ではなかった。欧米系であった。日本に住んでもう長いのであろうか、農家の人の顔つきになっていた。奥さんはものすごくテキパキしている感じ。そこへ、ベトナム人がやって来てトマトを買った。安くて量が多いのが魅力だったのかもしれない。
欧米人とベトナム人と日本人が早稲田通りの一角でトマトの売り買い。小さな国際交流だ。
タイ製のバスタオル
シャワーを浴びて一息ついた時の気持ちよさ。特に、この猛暑では命の洗濯をしているようだ。
昨日、バスタオルの裏地についている製品紹介のタグがふと目にとまった。(株)千趣会が販売しているものであったが、なんと、MADE IN THAILAND! これまで全く気づかずに使って来た。
いずれにせよ、品質は大丈夫。色合いも日本人好みの淡い鴇色。現地でしっかりと品質管理をしているのがよくわかる。
最近は世界中で作られた製品が我々の周辺にあふれている。しかし、中でも、タイ製に出合えると、どことなく嬉しい。
バスタオルのことをタイ語で何というのかとネットで調べると、ผ้าขนหนูอาบน้ำ と書いていた。ネズミの毛(ขนหนู)という単語が入るのは、タオルの手触り、及び、繊維の長さがネズミの毛に似ているからだが、喩えが面白いなあと、いつも思っている。
異業種交流
昨日の午後、あまりにも暑いので、地下鉄で行ける日本橋の三井記念美術館へ行った。「アール・ヌーヴォーの装飾磁器展」を鑑賞して、ジャポニスムがヨーロッパの陶磁の絵付けに与えた影響を再確認した。
夜は根岸の精進カレー店へ。そこにいろいろな業種の方達が集まると聞いていたので、大いに喋り、暑気払いをするつもりで出かけた。
フランスから一時帰国されておられる画家からパリのことや、彼が買った南仏の土地の話を聞いた。行ってみたい。
北京在住が長い元ジャーナリストは、仕事の関係で、近々、杭州へ引っ越しをされるそうだ。
会計士の方はおだやかな表情を浮かべているが、数字は緻密と見た。
まだまだ参加者はいたが、ほとんどが65歳以上。皆さん、枯れ知らず。やる気まんまん。
金・銀・銅
リオ・オリンピックでの日本選手の活躍、実にすばらしい。実力を発揮できた選手、アクシデントに見舞われた選手、いろいろあるが、運動神経に恵まれて、代表選手になったことだけでも、一般庶民にとって、彼らは遠い存在だ。
金メダル(เหณียญทอง)、銀メダル(เหรียญเงิน)、銅メダル(เหรีนญทองแดง)、どれでもいい。あえていえば、取れても取れなくてもいい。参加することに意義有り!
ところで、タイの格言に、「มีเงินเรียกว่าน้อง มีทองเรียกว่าพี่」というのが有る。直訳すると、「銀を持っている者は年下と呼ばれ、金を持っている者は年上と呼ばれる」
さて、この格言、皆さんならどのように解釈しますか? タイの大人社会においては割り勘制度は無い。食事をすれば、誰か一人が支払う。しかし、その次の食事会においては、別の者が一括して払う。10回位、一緒に食事をすれば、うまく回って、皆が払った形になる。ただし、若い者には払わせない。彼らは将来、金持ちになった時に、後輩に払ってやればいいのである。