金・銀・銅

リオ・オリンピックでの日本選手の活躍、実にすばらしい。実力を発揮できた選手、アクシデントに見舞われた選手、いろいろあるが、運動神経に恵まれて、代表選手になったことだけでも、一般庶民にとって、彼らは遠い存在だ。
 金メダル(เหณียญทอง)、銀メダル(เหรียญเงิน)、銅メダル(เหรีนญทองแดง)、どれでもいい。あえていえば、取れても取れなくてもいい。参加することに意義有り!
 ところで、タイの格言に、「มีเงินเรียกว่าน้อง มีทองเรียกว่าพี่」というのが有る。直訳すると、「銀を持っている者は年下と呼ばれ、金を持っている者は年上と呼ばれる」
 さて、この格言、皆さんならどのように解釈しますか? タイの大人社会においては割り勘制度は無い。食事をすれば、誰か一人が支払う。しかし、その次の食事会においては、別の者が一括して払う。10回位、一緒に食事をすれば、うまく回って、皆が払った形になる。ただし、若い者には払わせない。彼らは将来、金持ちになった時に、後輩に払ってやればいいのである。