昨晩、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスを代講後、高田馬場駅から山手線に乗った。すると、乗った途端、タイ語が聞こえて来た。若いカップルのタイ人であった。
彼氏が「อึดอัด」と言った。อึดอัด (ウッアッ) というタイ語はいろいろな状況に使える。
(1)大勢の人が狭い空間の中で酸欠しそうな感じ。
(2)食べ過ぎて、胃や腹が重苦しく感じる。
(3)いろいろな課題が山積して、やりくりするのが大変。
(4)嫌な人が傍にいて、見張られている感じ。
彼氏が使った意味は、(1)だと思う。だが、それだけではない。今のコロナウィルス問題に対してであろう。
私はスーツケースを持っているタイ女性に話しかけた。「タイから来たの?」
彼女は首を振ってから短く答えた。「อยู่นี่」 東京に住んでいるというわけである。二人の心中たるや、不安がいっぱいそうであtt。
研鑽を積む日舞講師
一昨日、高田馬場駅内のエレベーターを利用した時、着物姿の女性と一緒になった。私と同じくらいの年恰好であったので、「素敵なお着物ですね。お茶のお稽古に行かれるところですか?」と、私は尋ねた。何故ならば、高田馬場には大きな茶道会館が有るからである。
彼女は答えた。「私は日本舞踊の先生です。高崎で教えております。今日は大先生のところに稽古をつけてもらいに来ました。稽古はとても大事なことです」
それを聞いて、着物の素晴らしさもさることながら、その女性の姿勢に感服した。
今日から全国的に教育機関も文化機関もすべて休みに入った。泰日文化倶楽部は人数が非常に少ないので休みにはしないが、生徒達の自主判断にゆだねる。
自転車で2時間かけてやって来た生徒
昨日、「タイ語初級 土曜日18:00」のクラスを政府勧告に従い、急遽、休講にすることにした。そこで午前9時に生徒3名に連絡を取ったが、Mさんだけは了解の返信が来なかった。3回もメールを送信したが、それでも駄目であった。いつもなら彼はすぐに返信して来るのに……。
私は「タイ語中級 土曜日12:15」のクラスを代講後、13:45から18:00まで、Mさんからの返信を待ちつつ、覚悟を決めた。よし、彼を待つことにしよう。
18時過ぎ、彼は普段通り教室に現れた。彼は調布の先の稲田堤というところに引っ越したばかりだ。そこから2時間かけて、自転車でやって来たというではないか!
教室に到着した時、もしも休講の貼り紙が貼られていたならば、彼はどんなにかがっかりしたことであろう。
私は責任を持って彼を待ち、愛情をこめて授業をした。彼はおだやかな顔で、再び、自転車のペダルを2時間踏んで、多摩川を越え、稲田堤(稲城市)へと帰って行った。
2020年2月を振り返る
今日は2月29日。4年に1度の閏日なので得した気分でいられるはずなのにあまり嬉しくない。こんな閏年になろうとは、誰も想定しなかったはず。
いずれにせよ、想定外のことが連鎖して起こっているので、順不同に列挙してみる。宿題としてやる気が有る生徒はタイ語で書いてみよう。
1.コロナウィルスに感染した人の数、及び、死者数が、毎日、世界中で次から次に増えて来ている。
2.ついに全国規模で学校閉鎖になってしまった。
3.共働き、または、シングルマザーの家庭が非常に困っている。
4.教職員も生徒達のことが心配でならない。
5.旅行業界やホテル業界は観光客の減少により、倒産したり、もしくは、従業員を解雇し始めた。
6.中国からの部品が来ないということで、あらゆる産業が悲鳴を上げ始めている。
7.株価がリーマンショック以来の暴落で、数兆円が消えた。
8.スペイン風邪が流行したのが1918年から1920年。ちょうど100年前であることに因縁の不思議を覚える。
外国人労働者の孤独死
昨晩、NHK総合「クローズアップ現代+」を見た。テーマは<60代の孤独死 外国人労働者の場合>。ブラジル人男性2名の孤独死を知って、このようなことは、これまでにも有ったし、これからも有るであろうと思った。いや、今、日本のどこかですでに亡くなっているかもしれない。
ブラジル人達が日本に「デカセギブーム」で来日したのは1990年、すなわちバブルの時代の始まりだ。30年、日本で働きづめに働けば、60歳を越す。そして、身体は弱っていく。病気しても保証は無い。
今から15年前くらい、私も仕事でタイ人の行路死に出遭ったことがある。小さな手帳にふらふらの字体で書かれた「最期の気持ち」を翻訳する時は胸が痛んだ。他に、個人的に病院へついて行ってあげることもあるが、レントゲン代と診察費がものすごく高くてびっくりした。
外国人労働者の健康問題を見過ごすことはできない。その他、諸々、課題は山積である。
今日の宿題
次の文章をタイ語に訳してください。
1.テレワークでは社員は一体、何時から何時まで働くのであろうか?
2.主人が在宅勤務のため、ぼやいている主婦が大勢いる。
3.家族全員が1週間以上自宅にいると、各自、欲求不満が高じる。
4.家族でタイ料理を作り、タイの話をしよう。
5.そして、家族で分担して、掃除や片付けをしよう。
6.いつもの時間よりも3倍、タイ語の勉強をしよう。
7.これまでに習って来たテキストを復習しよう。
8.タイ人の友達とライン交換をして、生きたタイ語を習得しよう。
タイ人の英語
昨晩、「タイ語中級 火曜日19:00」のクラスを代講した。その際、生徒達に、「3月から土曜日に英会話クラスを開講いたします」と伝えると、一人の女性が「是非、参加したいです!」と言った。
彼女はタイへ旅行すると、ホテルにおいては英語が必要であることを実感しているようだ。
「スプレーが欲しいと言ったのですが、そのスプレーがどうしても通じなくて困りました」、と彼女。
タイ人の発音だと、おそらく「サプレー」になるであろう。スキーが「サキー」、スケートが「サケッ」、ステーキが「サテッ」になるが如く….。
したがって、彼女はタイ人がしゃべる英語、すなわち、タイグリッシュも同時に勉強したいとのこと。
タイ人が書いた文章にはたくさん英語がはさまれている。タイ語だと思って読もうとすると、何が何だかわからなくなる場合がある。タイ人の独特なるアクセントやイントネーションのかけ方についても学んでおくに越したことはない。
英語でのやりとり
昨日、「英会話クラス 土曜日14:30」を3月から開講すること、そして、講師は指輪先生であることをお知らせしたばかりだが、指輪先生とのラインでの連絡は、私の場合、なるべく英語でしている。理由は、英語を使う機会が無いので、指輪先生に相手になっていただいているからだ。以下の英文は最近のものである。
私: I’d like to inform you that this evening Mr.K is absent. I feel very sorry to make you wait for long time after teaching the class of 12:15.
先生: Please don’t worry. If I am free, I am very willing to support your class. Thank you to inform me. So there are only 2 students.
昨晩、次なる連絡が入って来た。
先生: Today, I was assigned from my advisor to attend the conference on 29th Saurday. So I can not go to the class and also Ikebana class. Apologize for inconvenience.
英会話クラス開講します!
2017年9月から「旅する中国語 土曜日14:30」を開講してきたが、生徒達の学力差が生じ、クラスの編成が難しくなって来た。中国人講師も教えにくそうであった。そこで3月末をもって中国語クラスは閉鎖することを考えていたが、コロナウィルス事態が発生したために、中国人講師の意見を考慮して、2月中旬でやむなく閉鎖とあいなった。
土曜日の午後、教室を利用しないということは、何ともったいないことか。いろいろと考えた結果、「英会話クラス」を開講することにした。講師はウェーン先生である。以前にも書いたことがあるが、彼女のお母様はタマサート大学で英語を教えておられた教授(注:昨年9月定年退職)。したがって、ウェーン先生はお腹にいる時から英語を聞き、そして成人するまで、英語教育
外国語の勉強はネイティブが理想的だが、それがかなわない場合は、その言語を極めた人に習うのもよい。とかく日本人はネイティブ、ネイティブと騒ぐが、だからと言って語学力がつくものでもない。要は、習う側の姿勢である。
赤紫蘇ふりかけ
昨日、広島在住の元生徒さんから、広島の物産やお菓子が大量に送られて来た。昨年、私が手伝って上げた翻訳に対する御礼だということなので、有難く頂戴することにした。
各種の味のもみじ饅頭はもちろん、海人の藻塩味のかっぱえびせん、穴子ちりめんのふりかけ、かきれもん、宮島の絵が描かれたビール数缶、さらには、オバマ元大統領が気に入られたという大吟醸賀茂鶴、等々。
その他に、ペンの形をしたものが入っていた。「紙には“かけ”ませんが、食品には“かけ”られます」という説明書きが有り、ペンの胴体に赤紫蘇のふりかけを入れたものであることがわかった。
「ゆかり」という名前が書かれていたので、それを写真に撮って、シンガポールで頑張っているゆかりさん(元生徒)に送信すると、その赤紫蘇の袋入りが、シンガポールでも売られているとのこと。
おお、広島の物産はシンガポールでもヒットしているというわけだ!