外国人労働者の孤独死

昨晩、NHK総合「クローズアップ現代+」を見た。テーマは<60代の孤独死 外国人労働者の場合>。ブラジル人男性2名の孤独死を知って、このようなことは、これまでにも有ったし、これからも有るであろうと思った。いや、今、日本のどこかですでに亡くなっているかもしれない。
 ブラジル人達が日本に「デカセギブーム」で来日したのは1990年、すなわちバブルの時代の始まりだ。30年、日本で働きづめに働けば、60歳を越す。そして、身体は弱っていく。病気しても保証は無い。
 今から15年前くらい、私も仕事でタイ人の行路死に出遭ったことがある。小さな手帳にふらふらの字体で書かれた「最期の気持ち」を翻訳する時は胸が痛んだ。他に、個人的に病院へついて行ってあげることもあるが、レントゲン代と診察費がものすごく高くてびっくりした。
 外国人労働者の健康問題を見過ごすことはできない。その他、諸々、課題は山積である。