昨日、NHKの朝のニュースで、建築家の隈研吾氏が次なる内容を話しておられた。「これまで箱物ばかりに関心を持って来ましたが、今度のコロナで、町家の素晴らしさを再認識しました」
私は町家形式の家で育ったから、コンクリートの家にいつも憧れていた。しかしながら、コロナ禍に於いて、確かに町家も悪くないなあと思う。玄関を入ってから、家の奥まで履物をはいたまま通り抜けられる。ということは、空気がいつも流れていて換気が良いということだ。そして、坪庭を眺めていれば、閑静であり風流でもある。
昨日の午後、豊島区役所へ行く用事が有った。その区役所は隈研吾氏が設計したものである。1階のテラスでアイスコーヒーを飲みながら周囲を見渡すと、更地になったばかりの土地が目にとまった。さらにその奥にある古アパートも解体されようとしている。おそらくまたコンクリートの箱物が建つにちがいない。
最近の高田馬場
6月1日(月曜日)から授業を再開したので、昨日15日の「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスは早くも3回目であった。このクラスはピカピカ先生が担当しておられたが、彼女が4月から会社に就職したため、私が責任を持って指導している。
そして、このクラスのお楽しみは、授業後、東京で一番安い居酒屋へ行くこと。私も参加して、いろいろな話題に耳を傾けている。
居酒屋は机を減らした。お店の方達は以前よりも気をつかっている。客は静かに飲んでいる。私達は店に感謝あるのみ。何故ならば、無くなったら困るから……。
最近の高田馬場周辺はピーク時の3分の1の人出である。歩道を歩いていても歩きやすい。郵便局へ行っても並ばなくて済む。隣りのビルに入っている有名な旅行会社はシャッターを閉めたまま。
生徒達はタイへ行きたい。だが今は叶わない。じっと我慢してタイ語を勉強しようと言いながら居酒屋を出た。
今日の宿題
形容詞に注意しながら、タイ作文をしてみよう。
1.暗い話題はもう結構。何か明るい話題は有りませんか?
2.明るくてさわやかな声が聞きやすい。しわがれ声は聞きにくい。
3.文句が多い客は嫌いです。おだやかな客を歓迎します。
4.幅広い視野で新しい企画を講じたい。古い考えよ、さようなら。
5.時には大雑把、時には緻密。そのような行動でいいと思う
岡倉天心『茶の本』
今日から茶道教室が再開する。そこで、一夜漬けのような気持ちで、岡倉天心の『茶の本』を斜め読みした。この本はあまりにも有名な本なので多くの翻訳書が有るようだが、手元にあるのは、古本屋で見つけたもので、訳者はソーントン・F・直子さん(海南書房 1969年刊)。
第一章「人間性の茶碗」の中に、次なる文章が見られる。コロナ禍の今、参考になる内容であると思う。
ーー 茶礼の哲学は、一般に言われる審美主義ではありません。茶道は、倫理や宗教と融け合って、私たちが、いかに人間と自然との総体を見るべきかを示しているのです。
また茶道は、きびしく清潔を説くので、衛生学といえます。複雑で高価なものよりも、むしろ簡素の中にこそ安らぎのあることを教えるので、経済哲学ともいえましょう。また、宇宙に対する人間の姿を定義することから、精神幾何学であるともいえます」
反論するのがはばかられるが、現実の家元制度下における茶道の世界は魑魅魍魎。それはそれとして、精神を鍛えて、抹茶で免疫を高めたい。
賀茂真淵
6月19日以降、東京を出てもよいらしいので、どこへ行こうかとあれこれ考えている。まずは友人のいる浜松へ?
そう思って、浜松市内の地図を見ていると、「賀茂真淵記念館」というのが目にとまった。これまで友人宅に2度ばかり泊めていただいたが、記念館がすぐ近くに在ることがわかり、次なる楽しみとなった。
賀茂真淵(1697-1769)のことは教科書で学んだ。本居宣長とセットで登場。本居宣長のほうが印象が強い。
ネットで調べると、江戸中期の国学者で、浜松で生まれ、10代で国学を学び、20代で私塾を開き、30代で京都に学び、その後、浜松に戻って来るが、やがて江戸に出て、50歳で徳川家の和学御用掛を務め、64歳で引退。その後は著述に専念し、73歳で没した。
国学のことは門外漢だが、彼の国学一筋の生き方に魅力を感じる。
「神前」という名字
日本人の名字に関心を持って調べれば、面白い発見がいくらでもある。NHKの番組に追随したくはないので、私の場合は、これまでに御縁が有った親戚、近所の人達、同級生、教え子達、そして、仕事やニュースで知った名字を検索し、その名字が何番目にランキングしているかをカードに書いて遊んでいる。そうすることにより、たくさんの人々との邂逅を懐かしんでいる。
ところで、「神前」という名字(第5259位)だが、果たして何と読むか? もしかすれば、聞いたことが無い名字だと思われるかもしれない。それもそのはず、大阪府、和歌山県、そして、香川県に多い名字だからである。ネットには次なる読み方が列挙してある。
①こうざき ②かみまえ ③かんざき ④こうさき
⑤こうまえ ⑥かんまえ ⑦かめまえ ⑧かなまえ
⑨かみさき ⑩かみぜん ⑪しんぜん ⑫じんぜん
⑫じんまえ
母方の親戚にいたが、母は「かみまえ」と呼んでいた。しかし実際は「かんざき」であった。日本人の名字は読み方があまりにもたくさん有り過ぎて、実にややこしい。
今日の宿題
今日もタイ作文を書いてみよう。注:「近い」を直訳しないように。
1.美人の薬剤師がいる薬局は駅から近い。
2.医者をしている従兄と私は年が近い。
3.会社の面接日が近づいている。
4.都知事選が近いが、おそらく投票率は低いであろう。
5.あなたの意見は上司の意見と近い。
今日の宿題
今日もタイ語を書いて、タイ語力を高めよう!
1.昨日、3ヶ月ぶりに教室の近くにあるマッサージ店へ行った。
2.スタッフの人数が減っていた。
3.休みの日が以前は水曜日だったが土曜日に変更になったこと、
そして、営業時間も変更になったことをスタッフから聞かされた。
4.これからは電話で予約してくださいと言われた。
5.待合室でテレビを見ながらのんびりする時間が失われた。
6.店舗の家賃や諸経費のことを考えると、経営は厳しくなるであろう。
習ったことに自信をもとう!
6月1日(月曜日)から授業を再開したので、昨夜の「月曜日18:00 中級クラス」の生徒達に会うのは早くも2回目。とにかく時間がどんどん過ぎて行く。
このクラスの生徒数は3名だが、昨夜の出席者は2名。私は多岐にわたる話題を振りまくのが好きなタイプの教師だ、人生経験豊かな60歳代の生徒達はどんな話題にも乗って来てくれた。むしろ、途中からは彼らの話題に私が耳を傾けるという形勢に変わって行った。
ただし、彼らがタイ語で喋ったわけではない。私がいちいちタイ語に訳していった。しかしながら、単語に対する反応はきわめてよかった。惜しむらくは、彼らに「自信」が足りないだけ。
語学を学ぶ人は、自分に自信を持つことから始めるとよい。少しでも単語や表現ができるようになると、自分を褒めてあげよう。そして、教室に来て、さらなる語学力をつけること! その繰り返しである。
ダイアナ・ロスの歌
今年に入ってから、私は元気づけに、毎朝、、ダイアナ・ロス(Diana Ross)の歌を聞いている。CDは「WORLD TOUR IN CONCERT DIANA ROSS」というタイトルで、1994年にオーストラリアで収録されたものである。
映画「ビリー・ホリディ物語」(1972年)を観てから、彼女が好きになったが、このCDは、彼女が50歳頃の声を収録していると思われる。人生に対する前向きな声、透き通るような声、どんな人にも優しく囁きかける声、共に歌おうよという積極性のある声、等々、何度聞いても飽きることはない。以下に、収録されている曲名を列挙する。
1. Chain Reaction 2. If We Hold On Together
3. When You Tell Me That You Love Me 4. Upside Down
5. Why Do Fools Fall In Love
6. (Theme From “Mahogany”) Do You Know Where You’re Going To
7.Aint No Mountain High Enough 8. Mirror, Mirror
9. How Do You Do It 10. The Main Love
11. I Cried For You (Now It’s Your Turn To Cry Over Me)
12. Change Of Heart 13. Blame It On The Sun
14.The Force Behind The Power
MEDLEY: 15. Baby Love 16. Stop In The Name Of Love 17. You Can’t Hurry Love 18. You Keep Me Hangin’ On 19. Reach Out And Touch(Somebody’s Hand) 20. Endless Love