台風到来に対する備え

台風21号の到来で、昨夜、生徒達から今日の授業は欠席したいという連絡をたくさんいただいた。そんなところへ、ニン先生からもラインが入って来た。
 「อาจารย์คะ พรุ่งนี้นิ้งขออนุญาตลานะคะ เนื่องจากข่าวบอกว่ามีใต้ฝุ่นค่ะ กลัวว่าจะกลับบ้านไม่ได้」
 ニン先生は千葉県在住だ。確かに帰宅の足が心配であろう。しかしながら、都心在住のパック先生に代講をお願いしているので、夜の授業は実施する。
 今朝になり、雨が強く降っているのを見て、午前中の授業を急きょ、休講にすることを決めた。授業をお願いしていたボン先生(埼玉県在住)の帰宅の足を心配してのことだ。
 管制塔の役割をしている私は、今年、自然災害の様子見が多くなった。

秋祭りの案内をタイ語で!

泰日文化倶楽部の生徒さんの中に小学校の先生がおられる。聞くところによると、2学期からタイ人のお子さんが入学して来られたそうだ。タイ語を話す先生に接して、そのお子さんは緊張感が少しはほぐれることであろう。
 ところで目下、秋祭りが盛んに行われている。近所にタイ人家族が住んでいると想定して、掲示板に貼られた内容をタイ語で訳してみよう。
1)氷川神社例大祭
2)9月8日(土)、9日(日)
3)午後1時30分 神輿出発
4)お祭り広場にて子供さんにお菓子を配布いたします。
5)屋台(焼きそば、かき氷)開店。ゲーム開始。
6)8日、9日共に午前9時30分より奉納金を受付けております。
7)町会に未加入の方はこの機会にぜひご入会を!
8)詳しくはお祭り広場にて。

目白の時計屋

9月から新しい気持ちで頑張ろうと思った矢先、時計が止まった。そこで、あわてて目白駅近くの時計屋へ行った。修理をする店主は所用で出かけたばかり。「時計、預かっておきますよ」、と留守番をしている女性。50年来、そこの時計屋で電池交換をしてもらっているから、言われるがままに預けた。
 そして、3時間後、時計を引き取りに行くと、三代目の店主が明るい顔で応対してくれた。
 「前回の電池交換は2年前の7月でしたね」
 「どうしてわかるんですか?」と、私。
 「日付を書いて、時計の中に入れてあるんですよ。その日付けから1年以内に時計が動かなくなるようであれば、電池の問題ではなくて、機械そのものが故障しているということが考えられますから」
 私は店主の誠実な仕事に感心した。
 追記:新しいタイ語を勉強した時、辞書の中のその単語の横に日付けを書いておかれることをお勧めする。どのくらいの期間で、その単語が覚えられたか、自分で納得がいくからである。

花店の移転

七月の「生け花クラス」は台風到来のため実施できなかった。そして、八月の稽古もいつも花を届けに来てくれていた花店が移転のため、休みとなった。小原流は小原流だけの花を取り扱っている店を利用する。したがって、近所の花屋に切り替えることができない。
 代々木駅から明治通りに出ると、その店は有った。10年以上に亘り、少ない量でも、朝早くから届けてくれた。聞くところによると、鮫洲に転居したそうだ。鮫洲とは、また遠い。しかし、考えてみれば、大井花卉市場に近いからかもしれない。
 移転の理由はオリンピックに向けての道路拡張によるものであった。それを聞いて、高島屋新宿店の近くの明治通りがかなり以前から工事をしているのを思い出した。
 東京オリンピック2020の開催まで2年を切っている。メインの競技場の建設のみならず、市井の店舗にもオリンピックの影響が出ているというわけだ。

継続は力なり

夏休みが終わり、8月22日から授業を再開して早くも今日で10日目。ほとんどの生徒達が元気な顔で教室に戻って来られた。皆さん、充実した平成最後の夏を過ごされたにちがいない。
 明日からは9月。まだまだ台風はやって来る様子だし、長雨でもあるらしいが、天候になんか負けてはいられない。時間を有効に使って、仕事や趣味の勉強に励もう。
 つくづく思う。「継続は力なり」、と。毎日、勉強することは、楽しいといえば楽しいし、苦しいといえば苦しい。一日休んでもかまわない。次の日、取り返せばいい。そのくらいのゆるやかな気持ちで、持続、継続….。
 最近、視力が衰えたのか、漢字の判別がすぐにつかない場合がある。「~の折り」という漢字が「祈り」に見えたのにはびっくり。「人間、ひたすら祈っても、心が折れることがある」と勝手に作文して、自分をなぐさめている。
 「幸」という漢字と、「辛」が似ているとよくいわれる。「幸を感じるか、それとも、辛さを味わうか」は、自分次第。

丸亀高校演劇部の優勝

昨日、高校の同窓生から「ニュース! 丸高の演劇部が日本一になったそうです。知っていましたか? 9月9日15時30分からEテレで放送されるそうです。すごいね」
 そこで丸亀高校演劇部をネットで調べると、今月(8月)、長野県であった全国高校総合文化祭で最優秀賞を勝ち取ったことが出ていた。15年前にも一度、優勝しているようだ。我が母校の演劇部の頑張りに乾杯!
 丸亀高校の沿革は丸亀中学校と丸亀女学校が合併してできたものである。明治時代の丸亀女学校に於いて、女子のサッカーが日本で初めて行われたということで、女子サッカーの発祥の地となっている。その話題をテーマにした演劇で優勝。
 香川県は瀬戸内国際芸術祭に力を入れており、外国人の来県も年々その数を増していると聞く。金比羅歌舞伎の人気たるやすでに定着している。さらに若者達の演劇で有名になれば、地方の再生と創造の一助になることであろう。

ラーチャブリー県のコウモリ

一昨日、元講師のK先生から、動画が送られて来た。ラーチャブリー県(又は、ラーブリー県)にあるカオチョンプラーン寺院に於いて、コウモリ(ค้างคาว)の大群が飛び回っている動画であった。
 「ค้างคาวบินออกจากถ้าชั่วโมงกว่าโดยไม่หยุดเลยค่ะ ถ้าอาจารย์ไปเมืองไทยจะพาไปดูค่ะ」
「コウモリが洞窟から出て来てどこにも止まらず、1時間以上、飛び回っています。もしも先生がタイにいらっしゃれば、ご案内しますから見てください」
 コウモリの大群を1時間以上も見物することに果たして耐えられるか? ほんの1分見ただけでももう気持ちが悪くなりそうな気がする。
 ところで、コウモリというタイ語は、ค้าง(ぶら下がっている)+ คาว(生臭い)の単語が合わさってできている。言葉から見ても、気持ちが悪い。一方、日本では、コウモリ=蝙蝠で、漢字の中に「福」に近いものが含まれているので、目出度い生き物とされている。昔の書院には、襖の取っ手が蝙蝠模様の金具になっているところもある。
 最後に、宿題。「タイ語中級Ⅱ」のテキストにも出ている次の単語、または短文の意味を言いなさい。
1)ค้างคืน 2)ค้างไว้ 3)มีงานค้างอยู่ 4)อย่าค้างค่าเช่าบ้าน 5)น้ำค้าง 6)เหล้าค้างปี 7)ค้างชำระ 8)ค้างเดือนค้างปี 9)ค้างมรสุม 10)หนังสืออ่านค้างไว้

かにた婦人の村

昨日、「ボランティアのター先生」というタイトルで書いたが、「ター ฐา」という愛称は珍しい。そこで彼女に愛称の由来について尋ねたことがある。すると、旧名が「กนิษฐา カニッター」であったので、最後の音節の「ター」を採っただけという回答であった。「カニッター」の語源はサンスクリット。その意味は、「弟、妹」。
 話は変わるが、8月15日に放送された「ハートネットTV」(NHK)で、<女性たちと生きて~奉仕女 天羽道子さん>という番組を見た。天羽道子さんは「かにた婦人の村」で長きに亘り奉仕活動をなさって来られた方(現在は名誉村長)なので、彼女のお話を聞いて、たくさんの感銘を覚えた。
 すると、前述のター先生の旧名である<カニッター>と、かにた婦人の村の<かにた>の両者に何らかのつながりが有るような気がしてきた。そこで、<かにた>の名称の由来を知りたくてネットで調べてみたがわからなかった。
 話はさらに変わるが、一昨日、茶道講師から「かにた便」という冊子を手渡された。「リサイクル品が有れば、ここに送るといいですよ」とのこと。講師は毎年、かにた婦人の村へ送っているそうだ。
 カニッター先生、かにた婦人の村、そして、茶道講師が、見えぬ糸でつながった! 非常に不思議な感じ…..。

動物名をタイ語で書いてみよう

 目下、お盆休み真っ最中。読書に励んでいますが、それだけでは退屈。したがって、タイ語の宿題を考案。
 今日は以下の動物名をタイ語で書いてみてください。どうでもいい生き物も入っていますが、彼らの存在を認めるために列挙してみました。動物名が漏れている場合は、ご自分で追加をお願いします。
ア行)家鴨、蟻、鯵、アザラシ、アシカ、アメーバ、犬、猪、烏賊、鼬、イルカ、牛、馬、兎、蛆(ウジ)、海老、オットセイ
カ行)蚊、亀、烏、蛙、貝、カバ、カンガルー、黴、狐、麒麟、キリギリス、熊、蜘蛛、鯨、毛虫、蝙蝠、蟋蟀(コオロギ)、鯉、コブラ、ゴリラ、コンドル
サ行)魚、猿、蠍、鮭、鮫、犀、鹿、虱、縞馬、獅子、水牛、雀、蝉、象
タ行)蛸、狸、鷹、鯛、チータ、燕、鶴、貂(テン)、鳥、虎、蜥蜴(トカゲ)、蜻蛉(トンボ)
ナ行)鯰、鶏、猫、鼠
ハ行)蜂、パンダ、バッタ、豹、ヒル、羊、豚、梟、河豚、フラミンゴ、蛇、ペンギン、蛍
マ行)マングース、虫
ヤ行)山羊、ヤマアラシ、ヤク
ラ行)ライオン、駱駝、龍、栗鼠、驢馬
ワ行)鰐、鷲

ボランティアのター先生

日本の高齢者福祉について研究に来ておられたター先生(อ.ฐา)が8月24日に本帰国された。彼女はボランティアとして東京郊外に在る高齢者施設に赴き、お年寄り達の現実を取材した。お年寄り達と言葉による細かな交流は無理であったと想像するが、持ち前の機転を発揮し、態度や表情で彼らに受けたに相違ない。
 ター先生は数回、泰日文化倶楽部にも顔を出され、ボランティアとして生徒達に接してくださった。彼女は成田空港へ向かうリムジンバスから次なるラインを送って来た。わかりやすい文章なので、参考にしてほしい。
1)อ.ค่ะ วันนี้กลับประเทศไทยแล้วนะคะ ขอลาอาจารย์นะคะ
2)ถ้าอาจารย์มาประเทศไทยแล้วมีอะไรที่ฐาพอช่วยได้ ยินดีนะคะ
3)รักและเคารพอาจารย์ค่ะ
4)อ.ทำให้ฐามีความสุขมากที่ได้สอนพวกเขาค่ะ
5)เป็นช่วงเวลาที่มีค่า ขอบคุณค่ะ
6)ถึงสนามบินนาริตะแล้วค่ะ