真実一路

 『真実一路』(山本有三著・昭和25年の作品)を読んだ。昔、読んだことがあるが、歳月を経て読むと新たなる発見が有り、人間の心情と機微がよくわかって面白かった。
 世界情勢においては、「一帯一路」という言葉が紙面をにぎわせている。シルクロードも海のシルクロードも中国語がすさまじい勢いで飛び交って行くことであろう。
 さて、平成最後の宿題は、ユーモアや冗談を交えて、「○○一路」という造語をつくってみよう。例:「美食一路」
 そして、それらの造語をタイ語訳してみよう。訳文にあたっては、決して、直訳をしないように。
 タイ人に素直に、早く理解してもらうように心がけることが肝心である。
(備考)4月30日と5月1日はブログを休筆します。

それぞれの人生

 今月は仕事の上ではひまであった。平成最後の月だから、のんびりするのもよし。50年も働いて来たのだから、少しは休もう……。
 そう思っていたら、恩師の訃報。恩師の生涯の知られざる苦悩を知り、人生を考えた。
 黄金週間が始まったが、珍しく予定欄が空白。何にもしないでもいいと思うと、小さな幸せを覚える。
 今朝、午前3時半頃、目が覚める。メールを開くと、元生徒さんから近況報告有り。長文を読んで、彼女の心境が深淵にたゆたっているのを知る。
 午前7時半、鳥取在住の元教え子から奥様の訃報。「6:32に永眠を確認してもらいました…最期までよく頑張ってくれました」
 それぞれの人生にいろいろなことが降りかかる。これまでにたくさんのことを学んで来たつもりだが、平成最後の4月はずしりと来る月となった。
 

平成最後の授業

 泰日文化倶楽部は、今日、平成最後の授業を実施する。
 昭和63年(1988年)10月から週2回の授業を開始したが、その3ヶ月後には平成(1989年)へ。
 その平成30年間を駆け抜けて来た。バブルの崩壊、阪神淡路大震災、オーム事件、バーツの切り下げ、世界貿易センタービルの倒壊、リーマンショック、東日本大震災、タイの洪水、等々、内外の情勢が変わるたびに、大なり小なり、泰日文化倶楽部にも影響が有った。具体的に言うと、生徒達の退会が目にみえてわかった。
 なかでも、終身雇用が終わり、派遣労働の形態が増えるにつれて、それまで定着していた生徒数が動いた。そして、現在もその流れは続く。
 落ち着いて暮らしていけない時代、金がかかり過ぎる時代、時間が無い時代、人間関係がより冷たくなった時代、親戚関係が縁遠くなっていく時代、目標が定まらない時代…..。
 先日会った元学友(72歳)はこう言った。「いつもリストラばかりに遭ってきた。最後くらいは、自分から辞めます、と言って辞めたい」
 他者に振り回されない働き方をするにはどうすればいいか。令和への移行期間に、じっくりと考えようではないか。

恩師の召天

 昨日、恩師の葬儀式に参列した。牧師様の司式に基づき、黙祷、序詞、賛美歌、旧約聖書、新約聖書、祈祷、式辞、祈祷、賛美歌、主の祈、頌栄、終禱、黙禱、遺族挨拶が粛々と取り行われた。故人の94年間における長い人生の旅について、牧師様からご紹介が有った。誰も知らなかった恩師の苦悩、悔悟、そして懺悔に、参列者の誰しもが涙した。
 恩師は1925年(大正14年)、台北生まれ。とてもさばさばされた方でユーモアの持ち主。12歳で受洗。そして、2019年、平成最後の月に召天された。
 葬儀後、参列した元寮生は恩師をしのぶために喫茶店へ。恩師は高級老人ホームに82歳から入居。数年前から介護病棟に移られたということは伺っていたが、次なる話を元寮生の一人から聞いた。
 「すばらしい介護なので、皆さん長生きをしておられます。しかし、いかんせん、話し相手がおらず、認知症になった方達が多いみたいよ。先生は信仰がお有りだったから最期まで頭がしっかりしておられました。やはり、何か刺激が無いとだめね」

美女の写真

 泰日文化倶楽部の元先生から、ビーチで筋肉美を披露している若い女性の上半身の写真が送られて来た。英文を読むと、ジョークであることが一目瞭然。
 ”I have 5 kids. I don’t go to the gym. I eat everything I want. I’m super lazy to move around. My secret? None! I’m the one in the background!”
  写真をよく見ると、確かに後方にはジャンボ級の女性が小さく写っている。
 最近、英語を勉強したいという生徒達にこの写真を送った。しかし、皆さん、英文の説明を読まず、筋肉美の若い女性しか見ていない。前方にある被写体に視点が奪われると、後方の被写体にはまったくいかない。軌道修正がきかない。
 世の中、いろいろな情報があふれかえっているが、神経が集中するのはほんの一点だけなのであろう。

タイ語サロン待望論

 昨日、「タイ語初級 火曜日13:00」のクラスに於いて、生徒達から「東京ではタイ語をしゃべる機会が有りません。タイ人としゃべりたい!」という声が次から次に上がった。このクラスは「タイ語入門」のテキストが終わり、「タイ語初級」に昇格したばかりである。
 たしかにタイ語を使う機会がない。だから、せっかく勉強してもすぐ忘れてしまう。そんな悩みを以下に列挙するから、タイ語で書いてみよう。
 1)日本ではタイ語をしゃべる機会がない。
 2)電車の中で会ったタイ人旅行客に向かって話しかける勇気がない。
 3)語彙力が足りない。
 4)話題がない。
 5)日本語がわからないタイ人を招いたタイ語サロンを希望する。
 お茶を飲みながらの「タイ語サロン」は面白そうだ。しかし、ボランティアで定期的に来てくださるタイ人をみつけるのは難しい。開催できても、おそらく1回限りであろう。何故ならば、来日したてのタイ人は日本語を学びたいのである。下手なタイ語につきあうのはすぐに飽きるはず。

平成最後のタイ語学習

 昨日、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスの授業を補佐した。生徒達は「単語が覚えられない」とぼやく。
 そこで、私は助言した。「それはタイ語を話すチャンスが無いからです。単語を覚えるコツの一つは、一つの単語をポツリポツリ覚えるのではなくて、1(単語)+1(単語)=2(合成語)で覚えて行くといいですよ」
 単語をたくさん覚えることは楽しい作業だ。かつ、脳みその活性化にもなる。60歳以上の人には必要な遊び!
 ところで、今週は平成最後のタイ語学習の週となった。月曜クラスの生徒達と次回お会いするのは、3週間後。令和に入っている。
 休暇中、果たしてどのくらいタイ語を勉強してくれるかしら? 果たしてどのくらい単語を覚えてくれるかしら?

お金の家?

 生徒さんの一人に、「ゴールデンウィークはどこへ行かれますか?」とたずねると、彼女は「บ้านเงิน」と答えた。
 บ้านは家、เงินはお金。したがって、「お金の家」ということになる。私は興味津々になった。「お金の家って、どこにあるのであろう?」
 しかしながら、次第にわかってきた。彼女は「บ้านเกิด」と言いたかったのだ。บ้านは家、เกิดは生まれる。したがって、「実家」。
 日本人にとって、เงิน(お金)も、เกิด(生まれる)も、発音が難しい。タイ人にはうまく伝わらない。
 4月はいろいろな事故が次から次に発生(เกิด)している。池袋で発生した暴走事故の現場は、事故発生2日前に私はそこを通過したので土地勘が有る。ノートルダム寺院の火災、そして、スリランカのコロンボのホテルと教会の同時爆破テロ。次から次に事件事故が発生だ。

熨斗袋

 中国人老師が結婚式を中国の2ヶ所(新郎と新婦の郷里)で挙げるため、来週の中国語の授業は休講となった。
 昨日、授業が終わったあと、4月分の講師料と一緒に、美しい熨斗袋に入れた結婚の祝い金を彼女にお渡ししたところ、サプライズであったのか、大変に喜んでいただいた。
 コンビニで売っている熨斗袋は中国製なので色が悪い。そこで、私は文具専門店へ行き、いろいろと手に取ってみながら、中国人老師にふさわしいと思われる高級な熨斗袋を選んだ。それは黄金色に輝く鳳凰が飛翔している水引がつき、地色もお金の潤沢さを意味する黄色であった。
 しかしながら、実はそれも中国製。日本ではもう作らないのであろうか。
 

 

賞味期限 19.04.20

 昨晩、タイ人講師のお母様から写真付きのラインが有った。
 ขอโทษนะคะอาจานย์ขอรบกวนถามหน่อยค่ะวันหมดอายุอ่านจากหน้าไปหลังหรืออ่านจากหลังมาข้างหน้าคะ ขอบคุณค่ะ
 写真を見ると、「賞味期限 19.04.20」と書いてあった。
 タイ人講師のご両親は先週、バンコクへ帰られたばかりだ。東京で買ったお菓子を食べようとして、賞味期限に目がとまったが、果たして、「2019年4月20日」なのか、「2020年4月19日」なのか、迷ったようである。そこで、スマホ翻訳に頼ると、「2520年4月19日」と出たとのこと。
 2520年? 仏暦? 今年は仏暦2562年だから、それではあまりにも古すぎる。西暦2520年? これまたあまりにも先の賞味期限になってしまう。
 菓子箱には「生菓子ですので冷暗所に保管の上、お早めにお召し上りください」と添え書きがしてあった。
 ということは、「2019年4月20日」が一番正しい。外国人には日本の表示がわかりにくい。添え書きがなければ、「2020年4月19日」とも解釈できそうな話ではある。