恩師の召天

昨日、恩師の葬儀式に参列した。牧師様の司式に基づき、黙祷、序詞、賛美歌、旧約聖書、新約聖書、祈祷、式辞、祈祷、賛美歌、主の祈、頌栄、終禱、黙禱、遺族挨拶が粛々と取り行われた。故人の94年間における長い人生の旅について、牧師様からご紹介が有った。誰も知らなかった恩師の苦悩、悔悟、そして懺悔に、参列者の誰しもが涙した。
 恩師は1925年(大正14年)、台北生まれ。とてもさばさばされた方でユーモアの持ち主。12歳で受洗。そして、2019年、平成最後の月に召天された。
 葬儀後、参列した元寮生は恩師をしのぶために喫茶店へ。恩師は高級老人ホームに82歳から入居。数年前から介護病棟に移られたということは伺っていたが、次なる話を元寮生の一人から聞いた。
 「すばらしい介護なので、皆さん長生きをしておられます。しかし、いかんせん、話し相手がおらず、認知症になった方達が多いみたいよ。先生は信仰がお有りだったから最期まで頭がしっかりしておられました。やはり、何か刺激が無いとだめね」