それぞれの人生

今月は仕事の上ではひまであった。平成最後の月だから、のんびりするのもよし。50年も働いて来たのだから、少しは休もう……。
 そう思っていたら、恩師の訃報。恩師の生涯の知られざる苦悩を知り、人生を考えた。
 黄金週間が始まったが、珍しく予定欄が空白。何にもしないでもいいと思うと、小さな幸せを覚える。
 最近は午前3時半頃から目が覚める。メールを開くと、元生徒さんからメール。近況報告を読んで、彼女の心境が深淵にたゆたっているのを知る。
 午前7時半、鳥取在住の元教え子から奥様の訃報。「6:32に永眠を確認してもらいました…最期までよく頑張ってくれました」
 それぞれの人生にいろいろなことが降りかかる。これまでにいろいろなことを学んで来たつもりだが、平成最後の4月はずしりと来る月となった。