恩師のこと

先月末(3月30日)に中学時代の同級生から電話がかかって来た。私はすぐに察した、恩師の訃報を。
 去年、恩師の米寿を祝う会がコロナで流れたため、同級生一同、とても残念がっていたが、お元気な先生のことだからまだ大丈夫と思っていた。
 恩師は身体ががっしりとしておられ、声がとても大きい。昔の熱血先生そのもの。中学から高校に移られ、選手を甲子園にまで連れて行かれた。その中からプロ野球の選手も誕生した。
 恩師は教育委員長を最後に要職は引かれたが、それで終わる先生ではない。その後、警察から頼まれて、青少年補導のボランティアに。誰もやらない身柄請負人として、刑期を終えた者を愛情を持って迎えに行った話も聞かせていただいた。
 その恩師はもう故郷にいない。恩師の言葉、そして、迫力のある声が、毎日のように蘇って来る。

今日の作文

日曜日だが、タイ語の勉強に休みは無い。今日もタイ語作文をして、自学自習をしよう!

1.タイではソンクラーンの休暇が終わった。

2.3年半、タイへ行っていないので、タイの現状を肌で感じることができなくて残念だ。

3.蝙蝠(コウモリ)寺のサーラー(あずまや)で、じっと座り続けていた僧侶の姿をもう一度見たい。

4.生徒さんの一人がランブータンが大好きだと言った。しかし、私はマンゴーが食べたい。

5.タイの教育はこの20年でものすごくレベルが上がった。優秀な学生達が輩出されている。将来が楽しみだ。

高田馬場駅前

金曜日は授業が無いが、教室の点検のために、昨日、高田馬場へ行った。駅周辺には日本語学校へ通っている中国人やベトナム人がいっぱい。中には今日、中国からやって来たばかりと思われる若者もいた。何故ならば旅行鞄を見れば歴然であったから。
 小池都知事は「東京に来ないでください」と言い放った。だが、時はすでに遅し。東京の中でも人がいっぱいなところはいくらでもある。
 ところで、高田馬場駅前には、目下、2つのビルが建築中である。築50年を過ぎた建物は建て替え時期を迎えているのだ。立派な鉄骨が見事な速さで組み立てられていく。
 コロナが終息した頃には、新しいホテルやオフィスビルが、高田馬場駅前の景観を向上させてくれていることであろう。

今日の英語

菅首相がワシントン入りをした。期待するものはゼロ。ただ一つ、ワクチン外交だけはお願いしたい。今日も少しだけ英語に取り組んでみよう。

1. 躍進

2. 視野

3. 思想

4. 思想家

5. 保守的

6. 進取的

7. 挑戦的

8. 自主的

9. 倫理的

10.反省

遺伝というタイ語

 昨日、生徒さんが翻訳した文章を添削していると、「พันธุกรรม 遺伝」という単語が出て来た。私の場合は「กรรมพันธุ์」という単語を使っている。念のため、辞書で確認してみると、どちらでもいいようである。字面からして、サンスクリット、パーリ語系統であることは明らかだ。
 それにしても、「遺伝」という単語に、「กรรม 業」という言葉が組み込まれているのはいかにも仏教的である。
 ついでに言うと、「仏教」というタイ語は、「พุทธศาสนา」でも、「ศาสนาพุทธ」でもかまわない。私は発音しやすい後者を使っている。 
 「A+B」が、「B+A」でもかまわない単語が他にもあるはずだ。皆さんも探してみてください。

今日の翻訳

今日は、小学生向けに書かれた漫画本である『รู้และป้องกันยาเสพติด เล่ม๑』(องค์การค้าของคุรุสภา発行 2003年)から引用する。登場する少年「ต้ม」の質問に対して、教師が答える形式を取っている。

1.ทำไมถึงเรียกว่า ยาบ้า ล่ะครับ

2.ยาที่ต้มพูดถึงนั้น เป็นยาในกลุ่มที่นักเคมีเรียกว่า แอมเฟตามิน ส่วนพวกคนที่ซื้อขายยามักเรียกกันว่า ยาม้า ยาขยัน ยาแก้ง่วง หรือ ยาเพิ่มพลัง

3.มาภายหลังทางราชการเห็นว่าเป็นสิ่งที่มีโทษ อันตราย จึงให้เรียกชื่อเสียใหม่ว่า ยาบ้า แทนเพื่อมิให้เข้าใจผิดว่าเป็นยาดีกินแล้วขยัน

4.ยาบ้าพวกนี้ มักเป็นเม็ดกลมแบน อาจทำเป็นสีขาว สีน้ำตาล สีส้ม หรือ สีอื่นๆก็ได้ แล้วมีตัวอักษรอยู่กลางเม็ดเช่น w หรือ 99

5.รูปร่างเม็ดยาบ้าคล้ายยารักษาโรคเลยนะครับ คุณครู

6.ใช่แล้วจ้ะ ยาหลายๆชนิดมีทั้งคุณและโทษ ถ้าใช้ในทางที่ถูก เช่นแพทย์ใช้รักษาโรคให้หายก็จะเป็นสิ่งที่ดี แต่ถ้ามีคนนำยาชนิดเดียวกันไปใช้เสพจนติดก็จะเป็นโทษ

久方の光のどけき

 一昨日、茶道教室の床の間に掲げられた軸は茶道講師がお書きになられた書で、古今和歌集、及び、百人一首の和歌であった。

 久方の光のとけき春の日に しつ心なく花の散るらむ(紀友則)

 茶道講師は、昔のまま、濁音抜きで書いておられる。<のどけき>は→ <のとけき>、そして、<しづ心なく>は→ <しつ心なく>、というように。
 今の季節にふさわしい和歌である。たまにはタイ語を忘れて、万葉集や古今和歌集に「和」を求めたいものだ。

必勝祈願

この4日間、マスターズ・ゴルフの松山英樹選手を応援している。優勝はほぼ確実だ。結果はあと30分以内に出る。
 マスターズは大好きだ。アザレアの花が美しい。樹々もグリーンも美しい。池もバンカーも、そして、橋も、すべてが絵になる。何よりも、伝統の品格が感じられる。
 アジア人の優秀はまだ。あと少しでアジアにVが!

今日の英語

今日はマスターズの第3日目。松山選手は15番ホールで単独トップに立っている。ゴルフに関する英語を書いてみよう。

1. 連続バーディー 

2. 痛恨のボギー

3. 3人が2位タイ

3. 大混戦

4. サンダーストームで中断

5. 傾斜 

6. ジョージア州アーガスタ

7. 愛媛県松山市出身の松山選手

8. 中嶋常幸氏の解説は経験に基づいているから非常にわかりやすい。

可否茶館

華道小原流の月刊誌『挿花』(2021.2)に、「喫茶のはなし」(写真・文=安藤雅信氏)が掲載されている。その中に、喫茶店のルーツのことが書かれており、煎茶中興の祖は売茶翁という方で、1735年(享保20年)、京都に「通仙亭」を開いたとある。
 その次にコーヒーのことが書かれており、日本初の喫茶店は、1888年(明治21年)に上野に開業された「可否茶館」だと紹介されている。
 今は「珈琲」という漢字をよく目にするが、当初は「可否」という漢字があてられていたことを知り、面白いと思った。
 仲間とコーヒーを飲みながら、いろいろな問題に口角泡を飛ばし、大いに談論したいところだが、コロナはすべてをシャッタウトだ。