今日の宿題

「ジパング俱楽部」(2020年1月号)に、京都の老舗の菓匠が紹介されており、それを読むと、どら焼きの語源の由来が書かれてあった。次なる文章をタイ語で訳してみよう。

1.代表銘菓の「どら焼き」は、江戸末期に東寺のお坊さんの依頼から生まれたものです。
2.鉄板の代わりに寺の銅鑼の上で焼かれたことから名付けられました。
3.お勤めに忙しいお坊さんが、手軽におなかを満たすための副食として誕生しました。
4.竹の皮に包まれているのは、手を汚さずそのまま食べられるようにとの配慮と、殺菌作用があるから。

 一般に売られているどら焼きはプラスチックに包まれているが、この京菓匠では竹の皮に包んでいるようだ。いずれにせよ、どら焼きが「銅鑼焼き」であったとは! タイの寺院でたくさん吊り下げられている銅鑼を鳴らした思い出があり、なつかしい。

タイシルクのスカーフ

 先日の茶道教室で、仲間の一人が私に近づいて来て、次のように言った。
 「今日の帯揚げはタイシルクのスカーフなんですよ」
 私は「あら、そうですか?」と不思議がった。何故ならば、そのように言われなければ、日本の帯揚げだと思われたからである。
 タイシルクも昔のものに比べると、色がけばけばしくなくて、日本の生活の中にでも十分になじむようになった。今度タイへ行ったら、いろいろな色目のものを買って来たいものだ。
 とにかく、友人の発想に驚かされた。タイシルクのスカーフを帯揚げに流用するとは! タイの物産で日本の中で応用できるものがあるか否か、何か考え出したいものである。
 

磁器婚式

2000年にタイ語研修を修了し、福岡県へ帰って行った元生徒さんからとても素敵な家族写真が送られて来た。それは、結婚20周年を祝った船上パーティーの様子であった。
 銀婚式、金婚式はよく聞くが、結婚20周年は何というのかと思って調べると、「磁器婚式」と出ていた。お祝いに陶磁器を送る風習が西洋には有るということだ。
 茶道を習い始めて3年が経った。毎回、立派な茶碗を見ているので、陶器には関心がある。23年前にイギリスの磁器セットを購入したものの、結局はほとんど使っていない。段々、生活を「独り」に向かわせると、セットは不要。一個の茶碗に向いて行く。
 いずれにせよ、元生徒さんは沖縄生まれの奥様と活発なお嬢さん達3人に恵まれ、毎年、タイへ行かれ、タイの雰囲気にあふれる明るく楽しい家庭を築いておられる。

今日の宿題

今日は立春。そこで、「春」という漢字に因んだものを出題する。タイ語に訳してみよう。

1.誰しもが青春時代を懐かしむ。
2.日本人が春を待ちわびる気持ちをタイ人に伝えるのは難しい。
3.雪解けの早春の景色を見てみたい。
4.『文藝春秋』は月刊誌である。
5.「春高楼の花の宴」で始まる曲名は「荒城の月」である。
6.福島県の三春町の滝桜は有名だ。
7.春日大社は新型ウィルスの蔓延阻止の特別対策を実施している。

ボイストラ

 最近、いろいろな場所で、アプリのボイストラが利用されているので、利用価値が高まっていることは認める。今朝もNHKのニュースでこのボイストラについて取り上げていた。
 日本語を読み上げて、他国の言語に翻訳してもらうのは、初期対応としてはとても便利そうかもしれない。しかし、先週、タイ語の発音が苦手な生徒さんに補講をした時、果たして彼の発音が通じるかどうかを彼自身で確かめてもらいたかったので、ごく簡単な単語である「行く ไป」を発音させ、正しく通じるか否かをボイストラでチェックしてもらったところ、「竹 ไผ่」と出た。
 「あらあら。それはダメ。もう一度、発音してください」と私が言うと、彼は「パイ」と発音した。しかし、「カード ไพ่」と出た。
 タイ語の発音は微妙である。教室でしっかりと訓練をする必要がある。

漢字への感覚

『忘却の河』(福永武彦 新潮文庫 昭和44年)を読んだ。難しい漢字がルビ付きで次から次に出て来る。それだけで、昭和の小説だなあと思わされる。
 卓袱台(ちゃぶだい)、硝子戸(がらすど)、手摺(てすり)、塵芥(ごみ)、藁束(わらたば)、穿鑿(せんさく)、小皺(こじわ)、蠟燭(ろうそく)、眩暈(げんうん)、眼窩(がんか)、擲つ(なげうつ)、贖う(あがなう)、漸く(ようやく)、飛沫(しぶき)、樹陰(こかげ)、鸚鵡返し(おうむがえし)、鷲掴み(わしづかみ)、迂闊(うかつ)、贅沢(ぜいたく)、憐憫(れんびん)、卑怯(ひきょう)、憔悴(しょうすい)、黴(かび)、癇癪持ち(かんしゃくもち)、躓き(つまずき)、朧げ(おぼろげ)、等。
 漢字が書けないと恥ずかしい。しかし、書かないと忘れていき、指先が動かない。せめて、本を読んで、漢字への感覚を維持していきたい。

自分に適した飲物

毎日、定まった飲物を飲むとそれはそれで安心である。だが、身体を活性化させたい時にはいつもと異なる飲物を飲むのもいいものだ。
 昨日の朝、ちょっと喉の調子がおかしいと思った。そこで、牛乳に蜂蜜を入れてさっそく予防開始。そして、続けて飲んだものは柚子茶である。これは1月30日から久々に授業に復帰されたY子さんが自宅の庭でもぎとった柚子をジャムにした自家製。「授業料の代わりに物納でもいいですよ」と私。
 午前10時には抹茶を点てて飲む。午後はまた牛乳。
 夜はしょうが湯を飲んだ。そのしょうが湯には、ナツメ、桂皮、甘草、黒糖、葛が含まれており、悪いウィルスをとり除いてくれそうだ。
 いずれにせよ、いろいろと工夫して、病気予防につとめたい。

今日の宿題

次なるタイ語表現に対して、続きの文章を書き足しなさい。

๑. รู้สึกว่า
๒. คิดว่า
๓. นึกว่า
๔. เห็นว่า
๕. ถือว่า
๖. บอกว่า
๗. สงสัยว่า
๘. แปลว่า
๙. แสดงว่า
๑๐. หวังว่า

タイ料理の出前

一昨日、自宅のポストにタイ料理の出前(デリバリー)のチラシが入っていた。ピザの配達のチラシはいつも入っているが、タイ料理は初めてである。すべての料理に番号(1~236)がついているので、注文の際、間違いが起きることはなさそうだ。
 果たして、注文客はいるのであろうか? そう思って、教室へこのチラシを持って行き、生徒達に見せると、注文する人はいるとのこと。たとえば、マッサージ店を経営しているタイ人女性達が頼む場合があるというわけである。
 いやはや、私に言わせてもらうならば、時代が大きく変わった。1969年にタイ大使館に勤務し始めた頃は、東京にはタイ料理店が一軒もなかった。有楽町と新橋の間にある「慶楽」という中華料理店がタイ料理のメニューを用意して、中華のついでに供していたにすぎない。
 チラシの写真は美味しそうだが、お味のほどは取ってみないとわからない???

火曜日は熱い日

昨日は日中の温度が5度止まりで寒かった。その上、一日中、雨が降ったので、歩くのが面倒であった。だが、今年の冬、初めてダウンコートを着たことは気分転換になってよかった。なにしろ、室内には冬用のコートだけで6着くらいあるから、否が応でも取り替えて着ないと、ほったらかしになっているコートから自分の出番が少ないといって文句を言われているような気がしてならない。
 寒いのは寒かったが、火曜日は授業が5クラス有り、いずれのクラスも皆さん、楽しく熱心に勉強している。だから、寒い日であっても、「火曜日は熱い日」なのである。
 勉強の熱を燃やして、頭と心を少しでも温かくしよう。そして、仲間と大いに語ろう。また一週間後に会おうと思うと、教室に通うことが楽しくなる。すると、通学のために足腰も鍛えたうなる。。