パック先生 有難う

 昨日(3月30日)をもって、パック先生が泰日文化倶楽部から円満に離職された。4月からは給料が支給される研究者になるため、アルバイトができなくなったからである。
 約4年半にわたり、パック先生は誠実にタイ語を教えてくださった。それに引き換え、生徒達は彼の抜群の日本語力につい甘えてしまったかもしれない。
 パック先生は昨年、日本人と全く同じ土俵で医師国家試験に挑み、見事に合格された。現在は、大学の研究所でノーベル賞の山中先生と同じIPS細胞の研究にいそしんでおられる。まことにもって超優秀なタイ人だ。
 彼がフランスの病院やアメリカの病院へ短期研修に行った時には、私としても温かく見守ってあげた。今後も彼の将来が楽しみだ。
 したがって、私はパック先生に言った。「さよならは言いません。またいつでも泰日文化倶楽部に遊びにいらしてくださいね」

今日の英語

 日本では、英語を使って欧米人と話す機会がほとんど無い。しかし、会社に勤務すれば英文で書かれた文書の翻訳作業を頼まれたりすることが有る。文学的な表現よりも、時事英語に焦点を当てて、語彙数を増やすことをお勧めする。

1. スエズ運河。

2. 座礁

3. 浚渫

4. 運航再開

5. 対ミャンマー貿易を即時停止

6. 市民弾圧

7. 実権を掌握する

8. 抗議デモ

9. 国際支援

10. 最優先課題

言語社会学者の死

 『週刊新潮』最新号(’21.4.1)の<墓碑銘>のコーナーに、2月10日にお亡くなりになった言語社会学者の鈴木孝夫氏のことが取り上げられている。
 鈴木氏のお名前を知ったのは、1973年に刊行された『ことばと文化』でベストセラーになった時だ。当時のことが思い出される。ことばを社会と文化から深く考察する手法を教えていただいた。
 『週刊新潮』の記事から一部、引用する。官僚の考え方がいかに馬鹿馬鹿しいかということがよく分かる。

 20年前、「英語第二公用語」論がでた時は、母語こそが創造的な発想を生むと真っ向から反対。文化庁国語審議会委員を務めた際、自説を曲げるわけにはいかないと辞意を表明。官僚に「それでは勲章は無理です」と言われても動じなかった。

花 と 葉

 昨日、生け花クラスが有った。約4ヶ月ぶりであった。参加者はわずかに3名。しかし、華道講師の御指導のもと、美しく生けられた花を観て、生徒達は日本の美に満喫した。特に、私は吉野桜とアイリス、そして、緑を添えるために木苺の枝を使ったが、居ながらにして花見ができた贅沢は貴重な思い出となった。
 生徒さんの一人が華道講師に話しかけた。「梅や桜は先に花が咲き、花が終わる頃、葉が出てきますよね。とても不思議です」
 そう言えば、チューリップやバラ等、洋花は葉が先である。だが、冬に咲く梅、春に咲く桜は花が先だ。そのあと、葉を生い茂らせ、夏に緑陰を提供してくれる。
 コロナ禍でずっと鬱屈していてはいけない。まずは自分なりの花を咲かせよう。そして、その後、葉を茂らせ、泰平なる気持ちを持って、目標を一歩ずつ実現させて行こう!

今日の翻訳

 今日もごくごく易しい短文を出す。1回読んだだけで、イメージがすぐにわいて来ることを願う。

1. ฉีกสมุดหรือหนังสือเล่น

2. เด็กๆปาของเล่นใส่กัน

3. เล่นเสร็จแล้วเก็บของเล่นเข้าที่ให้เรียบร้อย

4. แย่งของเล่นกัน

5. ชอบแกล้งทำให้คนอื่นตกใจ

6. หวงของเล่นไว้เล่นคนเดียวไม่แบ่งใครเลย

7. ให้อาหารปลามากเกินไปจนน้ำเน่าปลาตาย

8. ชอบแกล้งสัตว์เลี้ยงให้เจ็บหรือตกใจ

9. เล่นกับสัตว์เลี้ยงแล้วล้างมือให้สะอาดทุกครั้ง

10.รับของจากผู้ใหญ่โดยไม่ไหว้ขอบคุณ

地下鉄駅の切符販売機

 普段はJRの駅の切符販売機でスイカをチャージしているが、昨日は地下鉄駅の切符販売機を利用した。画面の横に指差しのマークが有り、6言語(英語、中国語、韓国語、フランス語、スペイン語、タイ語)に対応することがわかった。
 いつからそのような新しい機械か設置されたのかは知らないが、おそらく東京オリンピックに向けて用意されたものと思われる。
 だが外国からの観客はシャットアウトされた。タイ人も来ない。
 関東圏内に住んでいるアジアの人々の中で、現在はベトナム人のほうがタイ人よりもはるかに多い。だから、オリンピックのことを考えなければ、切符販売機に表示される言語は、タイ語よりもベトナム語でもよかったような気がする。
 いずれにせよ、タイ語が東京の随所にいっぱい表示されていくことは嬉しい。これぞまさしく生きたタイ語だ。

解脱

 昨日、某書を読んでいると、昔、進駐軍の将校が、「解脱という言葉を英語に訳すとどうなるか?」と、日本人の新聞記者に尋ねたくだりが書かれてあった。彼は、”salvation”と答えたそうだ。
 救世軍という単語が″salvation army”というから、アメリカ軍人達には分かりやすかったかもしれないが、なんだかキリスト教っぽくて、どうにも解せない。
 ネットの辞書で調べると、① deliverance ② emancipation from worldly attachments、③ liberation ④ release 等々、書かれてあった。しかし、やはり納得がいかない。
 ではタイ語ではどういう表現が有るかと言うと、「นิพพาน ニッパーン」(パーリ語から)である。ただし、これは正しくは涅槃の意味であり、すべての束縛、苦から解脱した結果の境地を言うとのこと。
 まだ他に解脱を指すタイ語がないかと『タイ語辞典』(冨田竹二郎編纂)を漁り始めたら、大変難しい単語が1分以内に見つかった。
 それは、「วิกขัมภนะ ウィッカムパナ:解放、解脱、廃止」。我が勘も捨てたものではない。

今日の作文

 今日も頑張って短文をタイ語で書いてみましょう。

1. 3月23日、東京では桜が満開になりました。

2. 染井吉野の花びらの色は淡いです。

3. 八重桜の花びらの色は濃いです。

4. 花が咲く前に切り落とした枝を割き、それを煮立てると、きれいな桜色が出てきます。

5. その煮立てた液に白い絹糸を浸すと、絹糸は桜色に染まります。

6. 桜色の絹糸を織ると、日本的な情緒を醸し出すスカーフができ上がります。

諭吉の両親

 今日もまた、司馬遼太郎の『街道をゆく』のシリーズから、大分県の中津の部分を引用する。中津と言えば、福沢諭吉。下記の文章に書かれている百助とは、諭吉の父上のことである。
 百助は中津藩の大坂蔵屋敷で小吏として、「余剰米を大坂の市に出すこと、現金化すること、借金をすること、あるいは返済についての言いわけをすることなどの業務」をしていたそうだ。
 「日常、接待の酒席が多かった。新町などで大商人の番頭と酒を飲むことで、こういう宴会のことを<お振舞(おふれまい)>といった。本好きの百助は、それがいやでたまらず、上役にしばしばお役替えをしてほしいとたのんだが、ついに死にいたるまでつとめさせられた。よほど有能だったのにちがいない」
 百助さんは45歳で急死。さらに読み進めると、母親が実におおらかで、かつ独創的な女性であったかがわかった。小学校の教科書に出ていた諭吉の母のことが鮮明に思い出された。

囲炉裏の友

 昨日、今年初めての茶道教室が開かれた。床の間の掛け軸は般若心経。
 「お彼岸ですから、皆さん、御先祖様に思いをはせましょう」と、茶道講師。
 お点前の最後にやりとりされるお道具拝見で、茶杓の御名が「囲炉裏の友」と聞かされた。久々に集う仲間。炉の周辺に座り、茶友が点てた一服のお茶をいただく。
 仲間が集まり切磋琢磨することは、素晴らしい時間であり空間である。
 タイ語の仲間も集まろう! そして、90分間、タイ人講師のご指導のもと、タイ語の世界にひたろう!