一昨日、シンガポール在住の元生徒さんに久々のラインを送信した。すると、すかさず返信が有った。
「昨日、バンコクに行った夢を見ました。友人の勤務先の書棚に吉川先生の授業で使った教科書が有って、喜んで騒いでいたところで目が覚めました。猫の名前はシータオ、パイリン先生も覚えています」
そこで、私は本棚からそのタイの国語の教科書を取り出して来て、登場人物が紹介されている目次の部分と美しいパイリン先生の授業風景の絵を写真で写し、1分後に彼女に送ってあげた。
「きゃあ~♪ これ!これ! 懐かしい!!!」
彼女は東京の高校で英語教師をしておられたから、教科書に対する扱いが他の人よりも丁重であった。そのことは25年前に教えていた時から気付いていた。
それにしても、四半世紀前のタイ語の教科書をシンガポールの異国の地で夢の中で思い出してくれるとは、なんとも嬉しい話だ。
車椅子の男性
泰日文化倶楽部は高田馬場駅早稲田口から早稲田通りを中野方向へ1~2分歩くと左手に在る。ただし、少しの勾配が有り、初めての人にはそれが感じられるはずだ。
昨日、一人の男性が車椅子の輪を必死に動かしながらその勾配をのぼっていた。何かの障害が発生して車椅子生活になったばかりであることは彼の四苦八苦ぶりを見ているとわかる。
少しだけ押してあげようかと思った。だがやめた。彼は自分に挑戦しているのである。そして、身体全体で車椅子の操作を体得しようとしている。
大切な点は早く進むことではない。自分でいかに工夫するかであり、身体で覚えることが肝心だ。そして、精神力も鍛えることが望ましい。
9月の英会話クラス
タイ語作文
1.9月の英会話クラスの生徒数はわずかに2名である。
2.S講師は上智大学外国語学部英語専攻だから優秀である。
3.助手として補佐している私も英文学を専攻しているから、いろいろな表現を教えることができる。
4.生徒Aさんは、英語を話すことに慣れていないようだ。
5.一方、生徒Bさんは、積極的にしゃべる。関西人の気質がそうさせているのかもしれない。
6.いずれにせよ、我々4人は、土曜日の午後2時半から4時まで、英語の勉強を通して、楽しい90分を過ごしている。
男女比
たまにどこかの市町村の人口統計を見て、男女比がどうなっているのかをチェックすることがある。ほとんどの場合、女性のほうが少しだけ多い。だが、極端な差が有るわけではない。
そこで、泰日文化倶楽部の生徒さんの男女比を調べてみた。すると、ほぼ同じであることがわかった。もう少し厳密に言うと、女性が男性を1名だけ上回っていた。
ところがである。昨晩、元生徒さんが3年ぶりに教室に現れた。10月から復帰する予定であったが、即、授業料を払われ、クラスにとけ込んで勉強を始められた。
復帰の理由を尋ねると、「タイ語、忘れたくないんです」と。
かくして、男性が1名増えたので、泰日文化倶楽部の男女比は見事に五分五分となった。
男女の比率
たまにどこかの市町村の人口統計を見て、男女の比率がどうなっているのかをチェックすることがある。ほとんどの場合、女性のほうが少しだけ多い。だが、極端な差が有るわけではない。
そこで、泰日文化倶楽部の生徒さんの男女比を調べてみた。すると、ほぼ同じであることがわかった。もう少し厳密に言うと、女性が男性を1名だけ上回っていた。
ところがである。昨晩、元生徒さんが3年ぶりに教室に現れた。10月から復帰するつもりが、即、授業料を払われ、クラスにとけ込んで勉強を始められた。
復帰の理由を尋ねると、「タイ語、忘れたくないんです」と。
かくして、男性が1名増えたので、泰日文化倶楽部の男女の比率は見事に同じ割合となった。
二つのイタリアンレストラン
一昨日の昼、教室の近くにあるイタリアンへS先生と二人で行った。そこはスポーツ観戦が可能な店だが、これまで一度も入ったことがない。店の中はオシャレで、若いスタッフが3人、きびきびと働いていた。
ところがである。我々が頼んだ料理は残念ながらはずれた。私の手は止まり、半分残した。マネージャーらしき女性が皿を片付けに来たので、私の意見を婉曲に述べた。すると、彼女は素直に聞き入れてくれたので好感が持てた。そのあと、彼女はテイクアウト料理を黒いリュックに詰めて背中に背負い、元気に配達に出かけた。
昨日の昼、仕事先の近くで食堂を探すとイタリアンしか無かった。30分しかない時間を気にしながらパスタを注文。前菜のカルパッチョ、そして、マンゴーソースがかかったデザートも美味しかった。このレストランは、帰宅後、ネットで調べると、20年以上も前から中野に在り、有名なイタリアンシェフがいる老舗店であることがわかった。味に濃くと深みが感じられた。
二日続けてランチにイタリアンを食べ、「まずい」と「うまい」の両方を味わったので、気持ちは「中庸」に戻った。
今日の宿題
タイ語作文。
1. 敬老の日が近づいている。
2. 長生きする秘訣は何か?
3. 知り合いの税理士は90歳。足こそ弱ったものの、頭はしっかりしている。
4. 華道講師のお母様は104歳。どこも悪いところが無いそうだ。骨もしっかりしている。
5. 目も耳も歯も悪くなると気力が衰え、感動も無くなる。
6. 介護施設に入って20年も暮らすとなると、お金はもちろん必要だが、趣味も持っていたほうがいい。
堆朱(ついしゅ)
一昨日、茶道教室に参加すると、茶道講師は「菊の花」をテーマにしたお道具を揃えておられた。まるで「菊の宴」の如くであった。
床の間には講師が篆書されたお軸、生徒の一人が生けた茶花、そして、紅漆の香合が置かれてあった。
その香合は、「堆朱」という彫りでつくられており、「ついしゅ」と読むそうだ。朱漆を上から何度も重ね塗りし、そして、彫刻するという中国の技術。確かに、そのような工芸品を見たことがあるにはある。だが専門的な呼び方は知らなかった。
ひるがえって人生にたとえてみよう。年代を重ねて行くうちに、相当にぶ厚い層を成して来ているはずだ。その幾層にも重なった我が人生の彫りたるや、浅いか、深いか? 果たしてその出来栄はいかに….。
ไอยรา
福岡県在住の元生徒さんから、地方新聞に出ているタイ関連の記事を送信してくれることが多い。それだけ地方でもタイのことに関心があるということであろうか。あるいは日本人と結婚しているタイ人が増えて来ているということか。いずれにしても、タイ料理店もそこかしこに有るらしい。
一昨日、彼は次なる文面と写真をラインで送信して来た。
「最寄りからひとつ手前の駅にあるタイ料理屋に来ました。カウンター4席、2人がけのテーブル3つの狭い店です。シェフ1人、バイト1人ですが、日本語が未熟なタイ人2人なので勉強になります」
店の名前は「ไอยรา」。読み方は、「アイヤラー」、そして、意味は「象」。辞書で調べると、詩的な場面に使われるようだ。
タイ語には象に関連した単語がいくつも有る。一般的なのは「ช้าง」だが、時間と興味が有るならば探してみることをお勧めする。
今日の宿題
タイ語作文
1.昨夕、一時帰国している元生徒さんを接待するため、日本橋室町に在るおしゃれなビルへ行った。
2.ビルの地下に、全国の島々から集められた物産が販売されていた。
3.小豆島のすだち、島根県隠岐の島のあごだしの素、そして、鹿児島県三島村の椿油を買った。
4.三島村は、薩摩半島南端より約40kmの洋上に浮かぶ、竹島、硫黄島、黒島の三つの島から形成されているそうだ。
5.三島村の椿は、産業の中心であるとともに、先祖から代々受け継いできた歴史的遺産であり、文化的遺産でもあると、小さな紙に説明してあった。
6.さらには、近年、自然志向の高まりのもと、椿油の優れた成分、特質が注目を集めているとも書かれてあった。
7.興味深く思った点は、製造者が三島村役場と書かれてあったことだ。