二つのイタリアンレストラン

一昨日の昼、教室の近くにあるイタリアンへS先生と二人で行った。そこはスポーツ観戦が可能な店だが、これまで一度も入ったことがない。店の中はオシャレで、若いスタッフが3人、きびきびと働いていた。
 ところがである。我々が頼んだ料理は残念ながらはずれた。私の手は止まり、半分残した。マネージャーらしき女性が皿を片付けに来たので、私の意見を婉曲に述べた。すると、彼女は素直に聞き入れてくれたので好感が持てた。そのあと、彼女はテイクアウト料理を黒いリュックに詰めて背中に背負い、元気に配達に出かけた。
 昨日の昼、仕事先の近くで食堂を探すとイタリアンしか無かった。30分しかない時間を気にしながらパスタを注文。前菜のカルパッチョ、そして、マンゴーソースがかかったデザートも美味しかった。このレストランは、帰宅後、ネットで調べると、20年以上も前から中野に在り、有名なイタリアンシェフがいる老舗店であることがわかった。味に濃くと深みが感じられた。
 二日続けてランチにイタリアンを食べ、「まずい」と「うまい」の両方を味わったので、気持ちは「中庸」に戻った。