祝 創立32周年!

1988年(昭和63年)10月からスタートした泰日文化倶楽部は、嬉しいことに満32周年を迎えました。
 今日から33年目に入ります。
 バブル崩壊、バーツ危機、リーマンショック、東日本大震災、タイの津波、等々から大いなる影響をこうむりましたが、なんとか頑張って来ました。そして、2020年のコロナにも賢く耐えております。
 人間は美味しいものを食べるとすぐに満足感が得られます。しかし、勉強はそうもいきません。成果は遠い先です。
 「食」を楽しみつつ、「学」にも励みましょう。「食」+「学」→「楽」で、自分の時間を活性化!

教室に来て勉強しよう!

会計年度的に言えば、今日9月30日は前期の終わりである。その前期の最初2ヶ月はコロナ禍で世の中がロックダウン。泰日文化倶楽部は6月1日から授業再開。8月2週間の夏休みを除き、今日までずっと授業を実施している。
 あらためて思うに、よくぞやって来れたものだ。これは講師達のいつもと変わらない丁寧な御指導、及び、タイ語を勉強したいという生徒達の熱意が有ってこそ、持続できたと言えよう。
 泰日文化倶楽部はタイ語で儲けてやろうという考えは一切無い。タイ語の勉強を「安近短」、すなわち、安く、近場で、短期間のうちに習得してくださればいいと思ってやっているだけだ。
 授業料は一度も値上げをしたことがない。安くやっている。高田馬場駅から歩いて1分という近さ。ただし、語学は短期間で習得できるとは言い難い。最初のうちはタイ語の勉強の楽しさ、面白さを味わえばいい。
 いずれにせよ、教室に来て勉強しよう!

カンボジア語の先生

泰日文化倶楽部では約8年前、2年間近くカンボジア語講座を開講していたことがある。講師は当時、上智大学大学院博士課程で研究生活を送っておられたペック先生。彼女は博士課程を修了後、カンボジアへ帰国されたが、半年後にカナダへ。エリートのご主人がモントリオールで研究生活を送ることになったからである。そして、そこでママになった。彼女の消息はそこまで。
 ところが、昨日、彼女が久々にFBに登場。5歳位の男の子2人が室内でボクシングをしている写真がアップされていたので、「可愛いですね」とコメントを入れた。双子かもしれない。もう一枚の写真は雪景色になったご自宅の庭。ああ、もう寒いのだ。
 それにしても、不思議。何故ならば、私は一昨日、何気なく坊ちゃんかぼちゃを買って来て、昨日、それを美味しく食べた。かぼちゃを食べているところにカンボジア人のペック先生からFB便りとは! 以心伝心かも。

サンカヤー(สังขยา)

昨日、坊ちゃんかぼちゃを買った。グラタンとか、プディング菓子に使われる小型のかぼちゃ(ฟักทอง)だ。タイやカンボジアのデザートとして好まれているあの「サンカヤー สังขยา」も作れる。しかし、いずれも作るのには時間がかかるから、スライスして、少しずつ食べることにしよう。
 念のため、「サンカヤー สังขยา」を辞書で調べてみると、カスタード菓子としての意味は第2番目に出ていた。では、第1番目の意味は何か?
 それは、パーリ語を語源とし、「計算」という意味であった。使い方としては、次なる合成語の中に現れるようである。
 基数 = ปรกติสังขยา
 序数 = ปูรณสังขยา
  数量形容詞 = สังขยาคุณศัพท์

花に癒される

タイ語作文
 
1. 昨日、月に一度の「アジア女性のための生け花クラス」が実施された。

2. 参加者は日本人5名であった。

3. 最近、外国人の参加者がいないのは残念である。

4. 華道講師がこう話された。「長くお稽古している人と、習いたての人とでは、花を観る眼が明らかにちがいますね」

5. 花が生け終わったところに、タイ語の男性生徒が教室に入って来た。

6. 彼は生け花をしばらくの間じっと見て、それから言った。「花は癒されますね」

最古参の生徒さん

昨日、泰日文化倶楽部にとって最古参の生徒さんであるKさんからラインが有った。彼は今年7月から授業に参加していない。

Kさん:「先生、すみません! 授業料を持参できそうにもないので振込みます。振込先と金額を教えてください。親父が92歳なので、コロナが収まるまで休みます。迷惑かけて、すんまへん!」
私:「親孝行をしっかりなさって差し上げてください。休学扱いということで、授業料の徴収は控えます」
Kさん:「えっ、先生、損しちゃう! 本当に有難うございます」
私:「今年はコロナでめちゃくちゃ。お金の計算するのがいやになりました。数年前から採算度外視でやってますから、もう慣れました」
Kさん:「先生、すごいですね。悟りを得てますね。将来は仙人ですね。こっちは凡人のまま((笑)」
 彼はこのように謙遜しておられるが、今年、還暦を迎え、それと同時に定年退職。今は御父上の身の回りのお世話をし、立派な生き方をつらぬいているのである。

時計職人

タイ語作文

1. 昨日、私は時計の電池交換のため、50年前から行っている懇意の店へ行った。

2. 現店主に尋ねた。「昔のおじさん、今もお元気かしら?」

3.「17年前に辞めた職人のことですか? 彼なら今年の初め、亡くなりました」

4. その職人さんは若い頃は時計屋に住み込んだりして、50年間、ひたすら時計を修理した。

5. だが病気の奥さんのそばにいてあげたいという理由で、75歳で仕事を辞めた。

6. その職人をずっと雇っていた前店主も6年前に他界。今は息子さんが継承。

7. 私の時計は3人の男性により、ずっと動き続けてきた。

タイ語中級 水曜日18:30クラス

昨夜、「タイ語中級 水曜日18:30」のクラスは緊張した空気感につつまれていた。普段は生徒2名だが、サービスとして受講する他クラスの生徒が3名も参加しており、いつもとは全く異なる雰囲気を醸し出していたからだ。
 合計5名の生徒間で互いに見えぬ刺激が働いていた。それもいいものだ。
 勉強する内容は、生徒の一人が印刷して来たオンラインのニュースで、「安倍首相の辞職宣言」。使われている写真はアベノマスクをして目を伏せる元総理の姿…..。
 新聞記事は難しい。何故ならば使われる単語や表現が普段の会話で使われるものとは異なるからだ。しかしながら、そうしたものも勉強し、難解な語彙も増やしたいものである。
 教えるタイ人講師は超ベテラン。日本語にも精通しておられるから、表現の使い方の解説が分かりやすく、頭に残る。

日本刺繍作家

 昨日、神楽坂の赤城神社近くに在る催事スペースで催されている日本刺繍作家の個展に行った。案内文を引用すると、次のように書かれてあった。
 「水墨画家で有った作者が墨だけで表現する無限の色の世界を日本刺繍にもとり入れ、個展の図柄や世界観を大切にしながら絹織物の美しく繊細な布地の色を活かし、同色でより多くの色が広がりを感じていただけるよう、独自の世界観で表現していきたいと願っています」
 私はこの日本刺繍作家と直接、お話をすることができた。コロナ禍に於いて、ずっと籠ってひたすら刺繍をしておられたそうだ。結果、立派な作品として仕上がっていた。
 案内文は英語とフランス語も併記されていた。プチ・パリの雰囲気を持つといわれる神楽坂。フランス人らしき人も数人見かけた。そして、カフェのテラスにはパリジャンのように語らう風景も見られた。
 しかしながら、一瞬、路地に迷い込んだ時、三味線の乙な音が聞こえて来た。ああ、神楽坂だあ!

ウタイタニ県の大樹と絹織物

元タイ人講師から、ウタイタニ県へ小旅行した時の写真が送信されて来た。300年の大樹は実に壮観であり、世界一になった絹織物も豪華であった。次なるタイ語を和訳してみよう。

1. ไปเที่ยวอุทัยธานีค่ะ มีต้นไม้ใหญ่มากมาย
นี่เป็นต้นพระเจ้า๕พระองค์

2. ต้นผึ้งยักษฺ์ อุทัยธานี อายุ ๓๐๐ปี เส้นรอบวง ๙๗เมคร
อยู่ไม่ไกลกรุงเทพฯ คราวหน้าไปเที่ยวกัน

3. ไปซื้อผ้าทอมือ ผู้หญิงในภาพด้านซ้าย เป็นว่าที่ศิลปินแห่งชาติ
ด้านผ้าทอมือได้รับรางวัลอินเตอร์ที่หนึ่งที่ยูเนสโก้รับรอง

4. ผืนนี้เป็นผ้าไหม ได้รางวัล ราคา ๒แสนบาทค่ะ

5. ถ้าผ้าฝ้ายลายคล้ายๆกัน ราคาประมาณ ๓พันถึง๘พัน

6. อยากพาอาจารย์ไปดู สมกับที่เขาได้รางวัลระดับโลกค่ะ