昔のタイ語の教科書

一昨日、シンガポール在住の元生徒さんに久々のラインを送信した。すると、すかさず返信が有った。
 「昨日、バンコクに行った夢を見ました。友人の勤務先の書棚に吉川先生の授業で使った教科書が有って、喜んで騒いでいたところで目が覚めました。猫の名前はシータオ、パイリン先生も覚えています」
 そこで、私は本棚からそのタイの国語の教科書を取り出して来て、登場人物が紹介されている目次の部分と美しいパイリン先生の授業風景の絵を写真で写し、1分後に彼女に送ってあげた。
 「きゃあ~♪ これ!これ! 懐かしい!!!」
 彼女は東京の高校で英語教師をしておられたから、教科書に対する扱いが他の人よりも丁重であった。そのことは25年前に教えていた時から気付いていた。
 それにしても、四半世紀前のタイ語の教科書をシンガポールの異国の地で夢の中で思い出してくれるとは、なんとも嬉しい話だ。