ยินดีต้อนรับ ようこそ

昨日、西武池袋線を利用している知人から、西武線の電車の車体の写真が送信されて来た。「ยินดีต้อนรับ」と書かれているではないか!しかも活字体ではなくて手書きの文字で! 一瞬、私はタイ語が西武電車をジャックしたかと驚いた。
 そこで、何故、タイ語が書かれているのかと知人に問い合わせたところ、中国語や韓国語表記も有るとのこと。
 ということは、アジアからの観光客向けであることは明らかだ。だが、それにしても何故、西武池袋線に?
 おそらく、今年4月に埼玉県飯能市にオープンしたムーミンバレーパークへ行くアジアからの観光客を歓迎したいのであろう。
 今や、タイ文字表記がそこかしこで見られる時代になった。「タイ文字、素敵!」という人達がタイ語の勉強を始めてくれることを願ってやまない。

愛の事故

昨日、「タイ語初級 土曜日16:10」のクラスで、復習を兼ねて、生徒達に<事故=อุบัติเหตุ>という単語を言わせたが、うろ覚えのため、すぐに答えることができなかった。答えを教えると、「ああ、そうだった!」という人ばかり。
 すると、指輪先生がすかさず口をはさんだ。
 「อุบัติเหตุรักという表現が有ります。これは、道路上で男性と女性がぶつかった時に、どちらからともなく、こう言うんです」
 ぶつかり合った二人が相手に対して怒るのではなくて、「愛の事故」と言って、その場の怒りを愛情に変えるあたり、さすがはタイだと思った。男性同士や女性同士でぶつかった時には用いないとのこと。
 昨日、教室の近くの横断歩道で、私がよけているにもかかわらず、無反応に歩いている女性がぶつかって来たいきさつが有るだけに、この話はとても印象的であった。

半年間の反省

今日は6月29日土曜日。泰日文化倶楽部の2019年に於ける半年間の授業が終了する。無事に授業を実施して来られたことは何よりの喜びである。
 昨日の午後、教室の掃除を終えて、一人のんびりと椅子に座っていると2本の蛍光灯がチカチカした。そして、ついに切れてしまった。私はすかさず近くの電気店へ。光が乏しければ勉強に支障をきたす。生徒さんに頑張ってもらうには、光だ、光だ。
 ところで、今日のブログのタイトルは「半年間の反省」。デジタルやスマホの時代になってから月日の経過が早いように感じる、タイ語の勉強に関しても半年単位で振り返ること、それは大切だ。
1)発音がよくなったか? 2)声調が狂わなくなったか? 3)語彙数が増えたか? 4)ペラペラと喋ることに自信がついたか? 5)内容が濃いタイ作文ができるようになったか? 6)すらすらとタイ文が読めるようになったか? 7)タイ語の勉強に充てる時間が定期的に確保できているか?

サル・サギとの闘い

昨晩、新潟から上京した親友と会食した。その際、彼女が面白い話を聞かせてくれた。
 親友は大学卒業後、六日町の高校に着任。その時の同僚と今でも付き合いが有り、毎年、山菜パーティーに招待されていたが、今年、やっと参加できたそうだ。
 同僚の家は越後湯沢から奥へ奥へと入って行った山裾にある。同僚は山菜採りの名人で、冬に備えて半年分の山菜を乾燥させ、小屋に保存しているが、問題はサル。50匹くらいのサルが山菜小屋を襲撃するとのこと。シャッターをつけたところ、そのシャッターまでも持ち上げる知恵を持っているそうだ。
 もう一つの悩みはサギが池の鯉を奪いに来ること。その辺りはどこの家も立派な鯉を50匹くらい飼っているが、真っ白くて美しいサギが、大泥棒に変身して、両脚で鯉をつかんで飛び去るらしい。
 雪国は雪との闘いが半年。しかし、夏は夏で、サルの大群やサギ泥棒との闘いが有る。それを聞いて、私は住めないなあと思った。

今日の宿題

入門クラスの生徒さんから、「ก่อน ~する前」という前置詞の位置がわからないという質問が有った。そこで、私は次のように説明した。
 「ก่อน という単語は、前置詞にも副詞にもなります。おそらく、それで使い方の位置、すなわち、語順がわかりにくいのだと思います。前置詞の場合は、「ก่อน +文節」、そして、副詞の場合は、「文節+ก่อน」になります。
 今日の宿題として、次なるタイ作文を書いてみよう。
(1)出産前に子供の名前を決めておいた。
(2)出勤前にタイ語を勉強して語彙を増やす。
(3)大学を卒業する前に運転免許を取った。
(4)まずそこへ行ってみよう。それからホテルを探そう。
(5)まずお金を貯めてから、家を買おう。
(6)まず社長に会ってみよう。そしていろいろと相談してみよう。

サルとサギの闘い

昨晩、新潟から上京した親友と会食した。その際、彼女が面白い話を聞かせてくれた。
 親友は大学卒業後、六日町の高校に着任。その時の同僚と今でも付き合いが有り、毎年、山菜パーティーに招待されていたが、今年、やっと参加できたそうだ。同僚の家は越後湯沢から奥へ入って行ったところにある。同僚は山菜採りの名人で、冬に備えて半年分の山菜を乾燥させ、小屋に保存しているが、問題はサル。50匹くらいのサルが山菜小屋を襲撃するとのこと。シャッターをつけたところ、そのシャッターまでも持ち上げる知恵を持っているそうだ。
 もう一つの悩みはサギが池の鯉を奪いに来ること。その辺りはどこの家も立派な鯉を50匹くらい飼っているが、真っ白くて美しいサギが、大泥棒に変身して、両脚で鯉をつかんで飛び去るらしい。
 雪国は雪との闘いが半年。しかし、夏は夏で、サルの大群やサギ泥棒との闘いが有る。それを聞いて、私は住めないなあと思った。

動物が出て来る表現

タイは果物王国である。だが、動物王国でもある。したがって、動物を使った表現や格言は枚挙にいとまがない。
 昨日、「タイ語初級 火曜日13:00」のクラスで、<หน้าม้า 馬の顔→さくら(商売上の一味)>という単語を教えた。生徒達が興味を示したので、今日の話題は、動物シリーズで行こう。
 ① ลูกเสือ (虎の子 → ボーイスカウト) 
② หมูสนาม(広場の豚 → カモ)
 ③ ไกอ่อน(やわらかい鶏 → 新米)
④ เต่าพันปี(千年の亀 → 旧態依然)
 ⑤ หูผีจมูกมด(お化けの耳・蟻の鼻 → 地獄耳)
⑥ ไก่รองบ่อน(賭場を支える鶏 → 補欠) 
 では、次に格言を列挙するので、意味を考えてみよう。
 ⑦ ไก่งามเพราะขน คนงามเพราะแต่ง
 ⑧ เห็นช้างขี้ อย่าขี้ตามช้าง
 ⑨ หมูไปไก่มา
 ⑩ หน้ำขึ้นปลากินมด น้ำลดมดกินปลา

末子音の二重読み

昨日、「タイ語中級 月曜日18:00」のクラスに顔を出した。目的はタイ人講師に講師料をお支払いすることであったが、教室に行くと生徒さんの進捗度がどうしても気になる。少しでも上達していてほしいと思ってしまうからだ。
 飛行場という単語である<สนามบิน sanaam-bin>は、入門の教科書の第3課に出て来る。そこで、格上の単語である<ท่าอากาศยาน(thaa-aakaat-sa-yaan>を知っているかどうか、生徒達に聞いてみたところ、残念ながら知らなかった。
 それはそれとして、生徒から、「何故、thaa-aakaat-sa-yaanと読むのですか? thaa-aakaat-yaanでいいじゃないですか」という質問が出た。
 分かりやすく説明するために、「果物のผลไม้と同じです。phon-maai ではなくて、phon-la-maai と読みますよね。タイ語には一字再読の末子音がたくさんあります。それは、サンスクリットやパーリ語から由来した単語であるからです。一字再読することで、読みやすくなるわけです」
 今日の宿題:一字再読の単語を書いてみよう。①委員 ②文化 ③経済 ④仏暦 ⑤タマサート大学 ⑥結核 ⑦性病 ⑧整形 ⑨人的特徴

クラシック音楽とお茶

昨日は仕事で頭と目と体力を消耗したので、帰宅前にどこかの喫茶店に寄って一息つこうと思った。明治通り沿いの千登世橋でバスを降りたところに、「ビブリオ クラシック」という喫茶店が有るのは以前から知っていたが、まだ一度も入ったことはない。新しい探検をしようと思い、エレベーターで3階まで上がって行った。
 店はこじんまりとしていた。客は一人いたが、数分後に出て行ったので、私が店を占拠した感じになった。オーナーと話をすると、退職後、収集したレコード12,000枚を客に聴かせたくて、3年前にオープン。
 特に希望を出さなかったので、オーナーは「バイオリンの小曲集です」と言って、「アヴェマリア」、「トロイメライ」、「ユモレスク」、「G線上の線アリア」、等の懐かしい定番曲をかけてくれた。
 経営は大変だろうが、退職後、夢を実現させたのはすばらしい。死ぬまで好きなことをやり通す。それには気力と体力が充実していなければならない。

アジア女性のための生け花クラス

昨日、「アジア女性のための生け花クラス」が開催された。参加者は、日本人、タイ人、そして、中国人の計8名。久々に鋏の音がパチン、パチンと響いた。真剣な表情で花や枝と格闘する生徒達。教室が華やいだ。
 私は嬉しさのあまり、思わず写メを撮った。すると、華道講師が「それを送ってください。横須賀支部の皆さんや家族にも見せたいので」とおっしゃられた。
 華道講師は10年間、私の生徒であった。2007年1月から「アジア女性のための生け花クラス」を開く時、10年を目途にして始めた。そして、2017年にクラスの閉鎖を華道講師にお伝えすると、「どうしても続けたいです」と、強い意志を示された。
 私が生け花の生徒になって今年は13年目。満10年を迎えた時、相互の師弟関係の長さが五分五分になったと思ったが、いまや、私が完全に教わる立場にいる。生徒として学ぶことは尽きない。