愛の事故

昨日、「タイ語初級 土曜日16:10」のクラスで、復習を兼ねて、生徒達に<事故=อุบัติเหตุ>という単語を言わせたが、うろ覚えのため、すぐに答えることができなかった。答えを教えると、「ああ、そうだった!」という人ばかり。
 すると、指輪先生がすかさず口をはさんだ。
 「อุบัติเหตุรักという表現が有ります。これは、道路上で男性と女性がぶつかった時に、どちらからともなく、こう言うんです」
 ぶつかり合った二人が相手に対して怒るのではなくて、「愛の事故」と言って、その場の怒りを愛情に変えるあたり、さすがはタイだと思った。男性同士や女性同士でぶつかった時には用いないとのこと。
 昨日、教室の近くの横断歩道で、私がよけているにもかかわらず、無反応に歩いている女性がぶつかって来たいきさつが有るだけに、この話はとても印象的であった。