田端駅

昨日、仕事で北千住へ行った。行きは日暮里から常磐線に乗って行ったが、帰りは北千住から田端駅を経由して都立駒込病院までの都バスが出ていたので、それに乗って田端駅まで行った。知らない道路を通りながら、暮れなずむ街を観光しているような気分にひたった。
 途中、舎人ライナーの熊野前駅で都電荒川線に乗り換えることもできたが、山手線の田端駅まで出るほうが早く帰宅できると思い、そのままバスに乗り続けた。
 そして、田端駅で降車。よくよく考えると、54年も東京に住んでいるのに、田端駅は一度も乗降したことがない駅であることがわかった。東京の隅から隅まで動いていると思っていたが、田端には縁がなかったというわけである。
 初めて田端駅前に立って、なんだか不思議な感じがした。まだまだ東京を知らない。膨張する一方の東京。毎日歩くたびに、不思議な発見が有る。

田端駅

昨日、仕事で北千住へ行った。行きは日暮里から常磐線に乗って行ったが、帰りは北千住から田端駅を経由して都立駒込病院までの都バスが出ていたので、それに乗って田端駅まで行った。知らない道路を通りながら、暮れなずむ街を観光しているような気分にひたった。
 途中、舎人ライナーの熊野前駅で都電荒川線に乗り換えることもできたが、山手線の田端駅まで出るほうが早く帰宅できると思い、そのままバスに乗り続けた。
 そして、田端駅で降車。よくよく考えると、54年間も東京に住んでいるのに、田端駅は一度も乗降したことがない駅であることがわかった。東京の隅から隅まで動いていると思っていたが、田端には縁がなかったというわけである。
 初めて田端駅前に立って、なんだか不思議な感じがした。まだまだ東京を知らない。膨張する一方の東京。毎日歩くたびに、不思議な発見が有る。

今日の宿題

三月もはや中旬。東京駅や新宿駅、さらにはその他の主要駅の様相が日本全国からやって来ている人々で膨らんで来ているような気がする。入学準備や転勤でやって来ている人々も大勢いると思われる。
 昨日、受験から解放された女子高生達が山手線に乗っていた。みんな明るく語らっていた。一人の女子高生が「どうぞ」と言って
 「春はあけぼの……」とのんびりしてはいられない。そこで、今日の宿題は、「急いで~をする = รีบ + 用件」という文章を10文、タイ語で書いてみてください。
 例)来週の月曜日までに急いで送金しなければならない= ต้องรีบโอนเงินจนถึงวันจันทร์หน้า

フェンシングの店

目白通りのバス停(鬼子母神前)の真ん前にフェンシングの店がある。ところが、最近、段ボール箱がいっぱい積まれ、店先に貼り紙がしてあった。「事業拡大のため、店舗移転します」
 それを読んで、事業拡大は東京オリンピック2020と関係があるのではないかと思った。
 昨日で東京オリンピックまで500日となったというニュースが流れた。ということは、今日だとあと499日。カウントダウンしていくと、あっというまに当日を迎えそうだ。
 大学で教えていた時に、フェンシング部に所属している女子大生がいた。彼女がそのフェンシングの店にやって来る途中、ばったり会ったことがある。茶道が似合う感じがする学生であったが、なんとフェンシング! 
 フェンシングの面白さを彼女から聞いてみたかった。今頃、彼女はどこで何の仕事をしているかしら?

リュック

先日、我が家に一泊したタイ人が、カメラ機材を入れるリュックを買いたいということで、新宿のヨドバシ本店へ行った。カメラ館の5階はカバンだけを販売。タイ人は1時間もかけて念入りにチェック。私は階段の方へ行って、座り込んで待った。
 結局、タイ人は2つのリュックを買った。キャスターが内蔵されているので、どんなに重くても運びやすそうだ。タイ人は気に入ったものが見つかり、ものすごく満足していた。
 私が驚いたのは金額だ。1つ4万円。2つで8万円以上。値段を知らないと、1万円くらいにしか見えない。
 タイ人は古いリュックを我が家に置いていった。捨てる役は私。だが、1個はまだ使えそうであった。高額なカメラ機材を入れるわけでもない。災害用の持ち出しリュックにすることにした。今は忙しいが、時間を見つけて、少しずつ避難用物品を入れることにしよう。

瀬音の道

今日3月11日は東日本大震災から丸8年。テレビ情報は間接的であり、それをもとに意見を言うのはいけないから控えるが、この天災・人災に対して、私は私なりにいつも考え続けている。そして、被災された人々の生き方から教えられるものが多い。
 84歳の女性がテレビの取材に応じて、「自分の家を建てたい」と意欲的に語っていた。すごいパワーだ。しかし、生き甲斐を失って鬱になっている人も多い。明確に言えること、それは若者達の明るさ。彼らはしっかりと未来をみすえている。
 『野鳥』(日本野鳥の会発行 2019年2月~3月号)の中の「うたウォッチング」欄に、宮城県在住の中村暎枝さんの短歌が入選していた。
 雨誘う あかしょうびんの 声遠く 瀬音の道を 一人たどりき
 中村さんが何歳であるのかはわからないが、静かな、そして、内省的な歌であることよ。

新しい試み=英・タイ語教室

「タイ語初級 土曜日16:10」のクラスは生徒3名。そのうちの2名が、4月からはタイ語ではなくて、英語を習いたいという希望を出して来られた。「欧米人の英語教師を雇うことは講師料が高すぎて、とてもやって行けません」と、私は答えた。「英語を習いたいのであれば、英会話学校へ行くことをお勧めします」と、さらに私は付け加えた。
 すると、「吉川先生が教えたらどうですか?」と生徒達に言われたが、私は何かと忙しくて決まった時間を取ることは無理。そこで、英会話が得意な指輪先生にお願いしたところ、「私はネイティブではありませんから」と躊躇された。
 いずれにせよ、昨日はとりあえず「英・タイ語教室」をやってみることにした。新しい試みである。
 ところが、これが、なかなかに面白かった。生徒達の反応を見ると、まんざらでもない。白板には、タイ語と英語が併記された。タイ語を勉強したい人はタイ語に集中すればよろしい。
 生徒さんの一人が、最近、会社で英会話教室に参加しておられるそうだ。東京オリンピックが近くなってきたので、会社も英会話を奨励し始めたというわけである。英語であれ、タイ語であれ、中国語であれ、語学は必須だ!

今日の宿題

昨日、「タイ語中級 金曜日19:00」のクラスで、<สาธารณะ 公共の>という単語が出てきた。そこで、今日の宿題として、以下の単語をタイ語で書きなさい。
(1)公園
(2)公衆電話
(3)公衆トイレ
(4)公衆
(5)世論
(6)公益
(7)公害
(8)共和国
(9)公的扶助
(10)公衆衛生
(11)厚生省
(12)公共事業

目の不自由な青年と駅員

昨日も雨で寒かった。西日暮里駅から千代田線に乗り換え北千住に向かった。昼前なので電車はすいていた。優先席に座ると、反対側に座った青年が指を点字の機器に這わせている。その動きたるや、ものすごく早い。情報収集に余念が無い感じだ。そして、北千住駅が近いという車内放送を聞くと、折りたたみの白状をパッと1本にして、降車の準備を始めた。目が不自由な青年であることはすぐにわかったが、彼のスマートな動きについ見とれてしまった。
 電車を降りた時、駅員がドアのところで待機しており、彼を改札口まで誘導した。エスカレーターには乗らず、二人は階段を上がって行った。誘導は改札口までであろうと思っていたら、駅員は地上まで付き合って行った。何とすばらしいサービスであることか!
 先日、優先席の前に立っていたら、黒の盲導犬が伏せていた。気が付かなかった私はあわや蹴飛ばしそうであった。目の不自由な女性と盲導犬は高田馬場駅で降りたので、私も一緒に降りた。立派に任務を果たす盲導犬にあらためてエールを送った。

啓蟄

 今日は二十四節季の「啓蟄」。冬眠していた動物達がそろそろ穴から出て来て動き出す頃…..。確かに、三寒四温の中にも、草木虫魚は確実に活動を始めている。人間様もコートを脱いで、軽やかに歩き始めたいものだ。
 「啓」という漢字は、「拝啓」でお馴染みであるが、あまり手紙を書かなくなった昨今、いささか疎遠になりつつある漢字である。以前は「啓」を使った漢字の名前をよく見かけたが、最近のキラキラネームに押されてフェードアウト気味。
 キリスト教徒であれば「神の啓示」という言葉が浸透しているが、無宗教に近い者にはやはり身近な漢字ではないと思う。
 では、「啓蒙」はどうか。昔、「啓蒙主義」という言葉が歴史の本に出て来た。ものすごく難しそうなイメージを受けたが、その意味するところは、「自然の光を自ら用いて超自然的な偏見を取り払い、人間本来の理性の自立を促す」という意味だそうである。
 情報が溢れ過ぎの社会において、自身に対する啓蒙をはかること、それは肝要なり。