目下、日本列島はいずこも暑い。だが芸術の世界も同じくらい熱い。何故ならば芸術家たちは秋に向けて、鋭意、構想を練り始めているからだ。私は小原流横須賀支部に所属しているが、10月の華展に出品するようにという指令が支部長から来た。参加するのは初めて。
以前、泰日文化倶楽部の「アジア女性のための生け花教室」に、日系ペルー人の恵子さんが習いに来ておられた。彼女は東大で博士号を取得。ペルーに一旦は帰国したものの、良縁に恵まれて、今は神奈川県在住。彼女も横須賀支部に所属して、いつも華展に出品しているが、彼女の作品の魅力は敷物の使い方である。そこにはアンデス文明の片鱗が感得できる。
恵子さんがペルーを匂わせるのであれば、敬子さん(=私)はタイを醸し出したい。花瓶はベンチャロンがいいかな? しかし、五彩色だから日本の花との相性が悪そう。日本の伝統文化は派手さを嫌うからだ。だが地味目にするとタイではなくなる。しばらくは葛藤状態が続きそう…..。
