9月17日~18日の2日間、上野の国立博物館横の表慶館で「チュッ・タイ(ชุดไทย)展」が開催された。タイ国の伝統衣装の変遷についての解説が二人の講師によって1時間、丁寧になされ、とても分かりやすかった。タイがユネスコの無形文化遺産登録に力を入れているのは当然だと思った。
会場には、カラシン県から来たタイシルクの職人が織機に座ってデモンストレーション。一日織って、10センチだそうだ。ラノン県から来た飾り職人は髪飾りやブローチを器用に作っていた。まさしく精巧そのもの。金紛を使った細工も神々しい。タイの職人達は無口で謙虚であったが、腕前には自信をただよわせていた。
歴代王朝の衣装変遷史に関する解説で、今は亡きシリキット王太后のタイシルクの奨励がいかに大きかったことかが改めて再認識できた。展示品に混じって、タイシルクで作った着物が2点、紹介されていた。帯もタイシルク。なかなか粋な計らいであった。
