琉球紅型「タラマバナ」

昨日、「第73回日本伝統工芸展」(於:日本橋三越)へ茶道仲間と出かけた。茶道講師の友人が染色部門で毎年、出展しておられるので、お目当ての作品は決まっているが、せっかく行ったからには、いろいろな部門の作品も鑑賞しようと思うと、時間がいくら有っても足りなかった。

染色部門には、琉球紅型の出展が数点有った。いずれも色が鮮やかなので遠くから見てもすぐに分かる。紅型の「紅」は、単に赤い色を指すのではなくて、「色全般」を意味しているそうだ。「タラマバナ」(作:藤崎新)という題名の着物があったが、調べてみると、タラマバナの意味は「ベニバナ」であった。

ベニバナと言えば染料のもとになる花。そのベニバナの花を模様にして着物全体を染め上げている作品にはどことなくユーモアが有った。500年余の歴史を繋ぐ紅型。インドや東南アジア伝来の花鳥風月をテーマにした紅型は、情熱あふれる沖縄の作家達によってこれからも受け継がれて行く。

専門領域と語学

先月、グループレッスンを見学された方が、今月から入会してくださった。ただし、彼の学習目的が明確であったため、私は彼に個人レッスンを勧めた。担当講師は泰日文化倶楽部で20年以上、教えている古参の先生。初回から授業はスイスイと進んで行った。

個人レッスンは7階の教室を使用。同じ時間帯で、8階の教室ではグループレッスンが行われている。グループレッスンのタイ人講師と、個人レッスンを受ける新しい生徒さんが偶然にも同じ大学に関与していることが分かったので、授業が始まる前に二人を引き合わせた。

二人の共通言語は英語。「どうぞ英語で話してみてください」と私が言うと、タイ人講師のマイ先生が見事な英語を喋り始めた。それに対して生徒さんもペラペラと応じた。その二人の会話を聞きながら、専門領域(二人の場合は医学)を持っている方達は語学力もすばらしいと感じ入った。

今日のタイ語作文

以下のタイ語を使って自由作文をしなさい。

๑. อาหารกล่อง

๒. กล่องกระดาษ

๓. กระดาษไข

๔. ไขมัน

๕. มันฝรั่ง

๖. ฝรั่งเศส

2050年の高田馬場

9月に入り高田馬場の日本語学校にアジア諸国の若者が一段と増えた。聞くところによると、学校によっては3ヶ月毎に新規開講をしているそうだから、新旧の生徒が入り混じって早稲田通りやさかえ通りを歩いても不思議ではない。

早稲田通り沿いの複合ビルも徐々に日本語学校の教室になりつつある。昔の早稲田13時ホールはすでに外国人でいっぱい。かつてここの予備校に通っていた中年以上の日本人達がこの光景を見ると、果たしていかなる感慨を持つであろうか?

昨日、教室のゴミをゴミ置き場に捨てに行ったら、中国人が3名いた。一人は不動産屋の女性。男女にゴミ捨てのマナーを説明していた。かなり先の話になるが、2050年の高田馬場はいかなる変貌をとげるのか興味深い。日本人の比率が今よりもかなり減少しているであろうことは大いに予想できる。

今日の語彙

1. 卵黄      2. 酪農

3. 吝嗇家     4. 猟友会

5. 類焼      6. ルール違反(ゲーム)

7. れっきとした  8. 劣化する

9. 論文     10. 論駁する

11.ランキング  12. ラノーン県 

ปักหมุด(ピン止め)

先日土曜日の授業で、タクシーの運転手に止めてほしい場所を細かく指示する時、どう言えばいいかという質問が生徒さんから出た。するとタイ人講師はあっさり答えた。「ปักหมุด(ピン止め」、と。

横で聞きながら、なるほどアプリの時代だなあと思った。昔は伸ばした手を上下に振りながらタクシーを止め、タイ語で行先を書いた紙を運転手に見せた。発音が悪いととんでもない所に連れて行かれるのを懸念したからだ。だが、紙だけを見せると外国人であることがバレバレで運賃をふっかけられた。よって、それ以来、地名をタイ人らしく発音しようという意識に切り替わった。

何もかも便利になりすぎると失敗談が無くなり思い出にならない。安全であることが一番だから、最新の利便性を享受せざるを得ないものの、目的地に確実に着くか否か、ヒヤヒヤしながら道路沿いの銀行や店やネオンや看板を必死に目におさめた思い出が今では無形の宝である。

誤記

昨夜8時過ぎ宅急便が来た。配達員が宛名欄の姓名を読み上げた。だが私の名前ではなかった。「違います」と即座に言うと、「部屋番号が違うので変だとは思いましたが、名字が同じだったので、念のため確認したかったのです」と配達員。彼は何度も来たことがあるので、とても丁重であった。

配達員が去った後、奇妙な気持ちに襲われた。部屋番号の誤記は誰がどの時点で起こしたものか? いずれにせよ私が住む集合住宅に私と同姓の人はいない。いつものように何の疑念もなく宅急便を受け取ってしまっていたらと思うとぞっとした。

誤記や打ち間違えはわんさと有る。早い段階で気がつくにこしたことはないが、最後の最後まで気がつかず、予期せぬことが起こってしまったら大変。あとはミステリー作家にまかせるしかない。いろいろなストーリー展開を創り出してくれるであろう…..。

今日のタイ語作文

以下の単語を使って、自由作文をしなさい。

๑. ไฟฉาย

๒. ฉายหนัง

๓. หนังผี

๔. ผีเสื้อ

๕. เสื้อกันฝน

๖. ฝนตก

๗. ตกงาน

お大師さん

昨日、弘法大師生誕1250年記念特別展の「空海と真言の名宝」を観に行った。8月は暑くて行くのを控えたが、9月6日が最終日だから頑張って行ったところ、列に並んで待つこと50分。それだけでふらふらになった。

空海生誕の地は善通寺(香川県在)。我々讃岐の人間は「空海」とは呼ばない。親しみをこめて「おだいっさん(お大師さん)」と呼ぶ。幼名は「真魚(まお)」。おお、可愛い。そして、921年に朝廷から賜った大師号(諡号・しごう)が「弘法大師」。

展示品の中には善通寺から運ばれて来た名宝が数々有ったが、とりわけ「吉祥天立像」(木造・彩色 平安時代 12世紀)が良かった。粗削りだが、素朴さを見た。

四つん這い

最近、タイ語の動詞をたくさん覚えてもらおうと思って、人間の体の動きに関する動詞を勉強している。テキストはタイ小学校2年生向けの教科書を使用。絵が描かれているから、イメージはわきやすい。もしも絵が無ければ、なかなか覚えにくい動詞ばかりだ。

「投げる」という動詞でも、ピッチャーの如く、振りかぶって投げる「ขว้าง」も有れば、ボーリーングを投げる姿勢の「โยง」も有る。ダーツを投げる時は「ปา」。タイ人講師がジェスチャーをして教えてくださるから、とても覚えやすい。

生徒さんから「四つん這いはタイ語で何と言いますか?」という質問が有った。タイ人講師は「คลาน 這う」と答えた。「คุกเข่า 膝をつく」とも答えた。だが、いずれも違う感じがした。調べてみると、「ทำท่าคลาน 這う姿勢をする」と出ていた。なるほど、「ทำท่า ~の姿勢をする」と言う表現を付け加えれば、より正確な言い回しができることが分かった。