高田馬場駅から中野方面に向かって早稲田通りを西に進み、歩くこと10分。高田馬場3丁目の奥の方へ入って行くと、立派な門構えの茶道会館が見えてくる。中に入ったことはないが、前庭からただよう雰囲気はまさに和敬清寂そのもの。ふとしたことで、最近、その茶道会館の由来を知った。HPの一部を引用すると以下の通りである。
「茶道会館は、昭和二十五年に完成致しました。建立の目的は戦争の荒廃した精神的に不安な状態の中で、心の落ち着きを見出そうと、我が国古来からの伝統ある文化、誰にでも身につけることの出来る茶道を広く普及し、復興にお役に立ちたいという理想を以って、茶の道場を建設したのです」
高田馬場駅周辺はアジア諸国からの留学生でごった返している。アジア食材店は増える一方。古着屋も然り。だが、雑多な雰囲気の中を歩く着物姿の女性達が目にとまる。彼女達は茶道会館で厳しいお稽古に励んでおられるのだ。着物は無地の紋付を着なくてはならないルール。凛とした精神が基本。近くには神田川が流れている。「清流無間断」の禅語は生きている。
