今日の宿題

今日は立春。そこで、「春」という漢字に因んだものを出題する。タイ語に訳してみよう。

1.誰しもが青春時代を懐かしむ。
2.日本人が春を待ちわびる気持ちをタイ人に伝えるのは難しい。
3.雪解けの早春の景色を見てみたい。
4.『文藝春秋』は月刊誌である。
5.「春高楼の花の宴」で始まる曲名は「荒城の月」である。
6.福島県の三春町の滝桜は有名だ。
7.春日大社は新型ウィルスの蔓延阻止の特別対策を実施している。

ボイストラ

 最近、いろいろな場所で、アプリのボイストラが利用されているので、利用価値が高まっていることは認める。今朝もNHKのニュースでこのボイストラについて取り上げていた。
 日本語を読み上げて、他国の言語に翻訳してもらうのは、初期対応としてはとても便利そうかもしれない。しかし、先週、タイ語の発音が苦手な生徒さんに補講をした時、果たして彼の発音が通じるかどうかを彼自身で確かめてもらいたかったので、ごく簡単な単語である「行く ไป」を発音させ、正しく通じるか否かをボイストラでチェックしてもらったところ、「竹 ไผ่」と出た。
 「あらあら。それはダメ。もう一度、発音してください」と私が言うと、彼は「パイ」と発音した。しかし、「カード ไพ่」と出た。
 タイ語の発音は微妙である。教室でしっかりと訓練をする必要がある。

漢字への感覚

『忘却の河』(福永武彦 新潮文庫 昭和44年)を読んだ。難しい漢字がルビ付きで次から次に出て来る。それだけで、昭和の小説だなあと思わされる。
 卓袱台(ちゃぶだい)、硝子戸(がらすど)、手摺(てすり)、塵芥(ごみ)、藁束(わらたば)、穿鑿(せんさく)、小皺(こじわ)、蠟燭(ろうそく)、眩暈(げんうん)、眼窩(がんか)、擲つ(なげうつ)、贖う(あがなう)、漸く(ようやく)、飛沫(しぶき)、樹陰(こかげ)、鸚鵡返し(おうむがえし)、鷲掴み(わしづかみ)、迂闊(うかつ)、贅沢(ぜいたく)、憐憫(れんびん)、卑怯(ひきょう)、憔悴(しょうすい)、黴(かび)、癇癪持ち(かんしゃくもち)、躓き(つまずき)、朧げ(おぼろげ)、等。
 漢字が書けないと恥ずかしい。しかし、書かないと忘れていき、指先が動かない。せめて、本を読んで、漢字への感覚を維持していきたい。

自分に適した飲物

毎日、定まった飲物を飲むとそれはそれで安心である。だが、身体を活性化させたい時にはいつもと異なる飲物を飲むのもいいものだ。
 昨日の朝、ちょっと喉の調子がおかしいと思った。そこで、牛乳に蜂蜜を入れてさっそく予防開始。そして、続けて飲んだものは柚子茶である。これは1月30日から久々に授業に復帰されたY子さんが自宅の庭でもぎとった柚子をジャムにした自家製。「授業料の代わりに物納でもいいですよ」と私。
 午前10時には抹茶を点てて飲む。午後はまた牛乳。
 夜はしょうが湯を飲んだ。そのしょうが湯には、ナツメ、桂皮、甘草、黒糖、葛が含まれており、悪いウィルスをとり除いてくれそうだ。
 いずれにせよ、いろいろと工夫して、病気予防につとめたい。

今日の宿題

次なるタイ語表現に対して、続きの文章を書き足しなさい。

๑. รู้สึกว่า
๒. คิดว่า
๓. นึกว่า
๔. เห็นว่า
๕. ถือว่า
๖. บอกว่า
๗. สงสัยว่า
๘. แปลว่า
๙. แสดงว่า
๑๐. หวังว่า

タイ料理の出前

一昨日、自宅のポストにタイ料理の出前(デリバリー)のチラシが入っていた。ピザの配達のチラシはいつも入っているが、タイ料理は初めてである。すべての料理に番号(1~236)がついているので、注文の際、間違いが起きることはなさそうだ。
 果たして、注文客はいるのであろうか? そう思って、教室へこのチラシを持って行き、生徒達に見せると、注文する人はいるとのこと。たとえば、マッサージ店を経営しているタイ人女性達が頼む場合があるというわけである。
 いやはや、私に言わせてもらうならば、時代が大きく変わった。1969年にタイ大使館に勤務し始めた頃は、東京にはタイ料理店が一軒もなかった。有楽町と新橋の間にある「慶楽」という中華料理店がタイ料理のメニューを用意して、中華のついでに供していたにすぎない。
 チラシの写真は美味しそうだが、お味のほどは取ってみないとわからない???

火曜日は熱い日

昨日は日中の温度が5度止まりで寒かった。その上、一日中、雨が降ったので、歩くのが面倒であった。だが、今年の冬、初めてダウンコートを着たことは気分転換になってよかった。なにしろ、室内には冬用のコートだけで6着くらいあるから、否が応でも取り替えて着ないと、ほったらかしになっているコートから自分の出番が少ないといって文句を言われているような気がしてならない。
 寒いのは寒かったが、火曜日は授業が5クラス有り、いずれのクラスも皆さん、楽しく熱心に勉強している。だから、寒い日であっても、「火曜日は熱い日」なのである。
 勉強の熱を燃やして、頭と心を少しでも温かくしよう。そして、仲間と大いに語ろう。また一週間後に会おうと思うと、教室に通うことが楽しくなる。すると、通学のために足腰も鍛えたうなる。。

話好きなタクシー運転手

昨晩、仕事が夜11時半に終わった。途中まで地下鉄で帰ったが、電車がなくなったので、あとはタクシーで帰宅した。
 雨が雪に変わりつつある中、タクシーを待っていたら、幸いにも空車のタクシーがすぐにやって来た、そして、嬉しいことに運転手さんがよく喋る方であった。
 「雪になると、橋を渡るのが怖いんですよ」と、彼の体験話を聞かされた。
 本当によく喋る運転手さんであった。私もいちいち彼の話に応じた。
 お互いに話好きであったことがよかった。寒さも吹っ飛んだ。

今日の作文

タイ語作文を提出される生徒さんは4名おられる。皆さん、ずっと頑張って書いて来られるので嬉しい。だが、難しい日本語、すなわち、評論家が書いた文章はそれ自体が難しく、タイ人を理解させる作文を書くのにはまだまだだと思うことが多々有る。そこで、今日は簡単な文章にする。

1.一昨日、姪の娘を誘って夕食に出かけた。
2.高級中華料理店は予約をしていないと絶対に入れない。
3.そこで洋食店へ行った。しかし、すでに満員であった。
4.次に行った焼鳥屋も店のドアを開けて中を覗くと客でいっぱい。案の定、断られた。
5.半年前にオープンした釜飯屋へも行ったが、やはり満員。
6.最後の望みをかけて行ったごくごく庶民的な中華料理店は大丈夫であった。
7.1月25の金曜日の夜であったから、そして、給料をもらって懐があたたかいから、皆さん、とても明るい顔をして、大いに食べていた。

美容師先生

私は2年余り前から近所の美容院を利用している。以前は高田馬場の美容院に行っていたが、自分が住んでいる商店街を活気づける一助になればと思い、ご近所さんにお金を落としているわけだ。
 美容師先生はかつて伊勢丹の美容室で働いておられた関係で顧客がものすごくいらっしゃる。予約を取るのがなかなかにむずかしい。いつでもふらりと入れた高田馬場の美容室は大いに違う。
 昨日、雑司ヶ谷界隈を散策したことをブログに書いたが、散歩も終わりになった頃、あるご家庭の垣根に置かれたパンジーがとてもきれいであったのでスマホで写真を撮っていたら、背後から、「おはようございます」と私に声をかける方がいた。近所付き合いのない冷たい東京で、私に声をかけて下さる方がいようとは! とても不思議であった。
 私は写真を撮り終えた後、振り向くと、その方はもう先を歩いていた。一体、誰であろう。しばらく考えた。そして、先ほど聞いた声を思い返した。「あっ、美容師の先生だ!」 彼は私を顧客の一人として認めてくれていて嬉しかった。