元タイ人講師のK先生は望遠レンズを持って日本の各地を旅行するのが好きであるが、コロナで来日ができない。そこで、彼女は今、タイ各地を巡っている。そして、その都度、写真をラインで送って来てくれるから、私も一緒に旅行している気分になれる。
ウタイタニー県の樹齢700年の大木も見事であったが、ターク県の青の洞窟もなかなかに神秘的である。そして、昨日はチェンラーイ県の山中で写した雲海を動画で送信してくださった。写っている仲間を見ると、とても寒そうだ。
雲海が次第に広がりを見せて、だんだん薄まっていくと、青々とした世界が現れた。一日中、眺めていても決して飽きることのない「里山」である。
K先生はまるで新たなる発見を求めてタイ全土を撮影する毎日を送っておられる。コロナが無ければ外国へ飛んで行っていたはずだが、国内回帰である。
新入生に発破をかける
10月3日に入会した「タイ語入門 土曜日10:30」の生徒達を前にして、私は久々に発破をかけた。
「タイ語は決して易しい言語ではありません。コツコツと勉強してください。今はタイ人が日本に出稼ぎに来ていますが、いずれはそれが逆転して、日本人がタイへ出稼ぎに行かなければならない時代が来るかもしれません。語学は大切です。身を助けます。今こそ<学ぶ力>が必要なのです」
全員が神妙な顔をして私の言葉に耳を傾けてくれた。よし、オンライン時代の若者に対面指導で熱烈授業をしよう。
昨日、今年2月からバンコク駐在となった元生徒さんからラインが来た。
「今日、初めてタイの病院に行って来ました。先生から教えてもらった通り、単語をたくさん知っている(聞き取れる)と、何となく意味が分かる気がしました」
個人レッスンを受講していた彼女に対して、私はいつも発破をかけていた。それがバンコクで役に立っている。
対面授業
昨日(10月3日)から新規開講した「タイ語入門」のクラスに5名が入会してくださった。全員、若い!
大学生だという女性に尋ねた。
「訊いてもいいかしら? どちらの大学?」
彼女はすかさず答えた。「先生の後輩です!」
「あら、嬉しい! 絶対にやめないでね。長く勉強してくださいね」と、先輩風を吹かした。
授業後、私は言った。
「去年4月、卒業満50周年ということで、東京女子大学へ行きましたよ」
その時の写真を見せると、「私、去年4月に入学したんです」と彼女。
おお、私と彼女における半世紀のすれちがい。
彼女は嬉しそうに言った。「今年初めての対面授業です。やっぱり対面授業はいいですね」
「タイ語入門」新規開講
泰日文化倶楽部では、今日10月3日から、「タイ語入門 土曜日10:30」を新規に開講いたします。
本日の参加者は、意志が固まっている申込者と無料体験希望者の双方が入り混じっていますが、「習うか、それとも、やめるべきか」の決断は本人次第です。
いずれにせよ、今日から「泰丸」というタイ語の船を船出させます。
ドラを鳴らしての華々しい出航風景はありませんが、はるかタイ国をめざして、錨の纜(ともづな)をはずします!
Go To スタディ
タイ語作文
1. 昨日10月1日から東京都民も「Go To トラベル」の仲間入りをした。
2.「Go To イート」も興味深い。
3. だが、諸事情でそれらを利用することができない人も多いはず。
4. では、提案したい。「Go To スタディ」を追加してみてはいかがかな?。
5. 一週間に一度、何かの勉強に行くのに補助を出してほしい。
6. 指導者にも教える機会が増えるし、生徒も頭脳が活性化される。
祝 創立32周年!
1988年(昭和63年)10月からスタートした泰日文化倶楽部は、嬉しいことに満32周年を迎えました。
今日から33年目に入ります。
バブル崩壊、バーツ危機、リーマンショック、東日本大震災、タイの津波、等々から大いなる影響をこうむりましたが、なんとか頑張って来ました。そして、2020年のコロナにも賢く耐えております。
人間は美味しいものを食べるとすぐに満足感が得られます。しかし、勉強はそうもいきません。成果は遠い先です。
「食」を楽しみつつ、「学」にも励みましょう。「食」+「学」→「楽」で、自分の時間を活性化!
教室に来て勉強しよう!
会計年度的に言えば、今日9月30日は前期の終わりである。その前期の最初2ヶ月はコロナ禍で世の中がロックダウン。泰日文化倶楽部は6月1日から授業再開。8月2週間の夏休みを除き、今日までずっと授業を実施している。
あらためて思うに、よくぞやって来れたものだ。これは講師達のいつもと変わらない丁寧な御指導、及び、タイ語を勉強したいという生徒達の熱意が有ってこそ、持続できたと言えよう。
泰日文化倶楽部はタイ語で儲けてやろうという考えは一切無い。タイ語の勉強を「安近短」、すなわち、安く、近場で、短期間のうちに習得してくださればいいと思ってやっているだけだ。
授業料は一度も値上げをしたことがない。安くやっている。高田馬場駅から歩いて1分という近さ。ただし、語学は短期間で習得できるとは言い難い。最初のうちはタイ語の勉強の楽しさ、面白さを味わえばいい。
いずれにせよ、教室に来て勉強しよう!
カンボジア語の先生
泰日文化倶楽部では約8年前、2年間近くカンボジア語講座を開講していたことがある。講師は当時、上智大学大学院博士課程で研究生活を送っておられたペック先生。彼女は博士課程を修了後、カンボジアへ帰国されたが、半年後にカナダへ。エリートのご主人がモントリオールで研究生活を送ることになったからである。そして、そこでママになった。彼女の消息はそこまで。
ところが、昨日、彼女が久々にFBに登場。5歳位の男の子2人が室内でボクシングをしている写真がアップされていたので、「可愛いですね」とコメントを入れた。双子かもしれない。もう一枚の写真は雪景色になったご自宅の庭。ああ、もう寒いのだ。
それにしても、不思議。何故ならば、私は一昨日、何気なく坊ちゃんかぼちゃを買って来て、昨日、それを美味しく食べた。かぼちゃを食べているところにカンボジア人のペック先生からFB便りとは! 以心伝心かも。
サンカヤー(สังขยา)
昨日、坊ちゃんかぼちゃを買った。グラタンとか、プディング菓子に使われる小型のかぼちゃ(ฟักทอง)だ。タイやカンボジアのデザートとして好まれているあの「サンカヤー สังขยา」も作れる。しかし、いずれも作るのには時間がかかるから、スライスして、少しずつ食べることにしよう。
念のため、「サンカヤー สังขยา」を辞書で調べてみると、カスタード菓子としての意味は第2番目に出ていた。では、第1番目の意味は何か?
それは、パーリ語を語源とし、「計算」という意味であった。使い方としては、次なる合成語の中に現れるようである。
基数 = ปรกติสังขยา
序数 = ปูรณสังขยา
数量形容詞 = สังขยาคุณศัพท์
花に癒される
タイ語作文
1. 昨日、月に一度の「アジア女性のための生け花クラス」が実施された。
2. 参加者は日本人5名であった。
3. 最近、外国人の参加者がいないのは残念である。
4. 華道講師がこう話された。「長くお稽古している人と、習いたての人とでは、花を観る眼が明らかにちがいますね」
5. 花が生け終わったところに、タイ語の男性生徒が教室に入って来た。
6. 彼は生け花をしばらくの間じっと見て、それから言った。「花は癒されますね」