チェンラーイ県の雲海

元タイ人講師のK先生は望遠レンズを持って日本の各地を旅行するのが好きであるが、コロナで来日ができない。そこで、彼女は今、タイ各地を巡っている。そして、その都度、写真をラインで送って来てくれるから、私も一緒に旅行している気分になれる。
 ウタイタニー県の樹齢700年の大木も見事であったが、ターク県の青の洞窟もなかなかに神秘的である。そして、昨日はチェンラーイ県の山中で写した雲海を動画で送信してくださった。写っている仲間を見ると、とても寒そうだ。
 雲海が次第に広がりを見せて、だんだん薄まっていくと、青々とした世界が現れた。一日中、眺めていても決して飽きることのない「里山」である。
 K先生はまるで新たなる発見を求めてタイ全土を撮影する毎日を送っておられる。コロナが無ければ外国へ飛んで行っていたはずだが、国内回帰である。