非常持出袋(กระเป๋าฉุกเฉิน)

今月は震災関連のタイ語を勉強している。昨日、生徒さんが非常持出袋の中には何を入れておくべきかという内容のプリントを教室に持参されたので、皆でそれらのタイ語表現をタイ人講師に教えていただいた。

そのプリントは29年前の阪神淡路大震災の教訓を得てまとめられたそうだ。よっていくつかは時代を感じさせるものであった。例えば、マッチ(ไม้ขีดไฟ)。

カイロのことは「ถุงร้อน」、あるいは「ถุงร้อนไคโร」でいいそうだ。ネットでは貼るカイロと貼らないカイロを分けて表現したほうがいいと書かれているが、緊急時は短い表現が一番いい。

今日のタイ語作文

1.ボランティアとして応募したい。

2.だが、高齢のため拒否されるであろう。

3.写真家として一生、写真を撮りたい。

4.だが、体力と感性がどのくらい持つか疑問だ。

5.医者としてなるべく長く働きたいが、医者も病気になる。

6.社会のお役に立ちたいという考えはすばらしいが、各自それぞれの能力に従えばよい。

福梅

昨日の茶道教室で「福梅」が供された。福梅の由来を調べてみると、「石川県及び富山県の一部で古くから伝わる正月の和菓子。加賀藩前田家の第十一代目藩主前田重教の時代、新春の茶席に献上されたものが正月の菓子として伝えられたのが始まりとされている」と解説されていた。

茶道講師のはからいで、棗は輪島塗で模様は松竹梅、茶碗は金沢生まれの作家の作品が用意された。そして参加者全員で石川県の被災者の方達に思いを寄せた。

「寒い頃には、<福>という漢字を単語の前につけるといいですよ」、と講師。そういえば、福男、福女、福引、福袋、福富、福徳、福運、福良雀、等々がある。1月も下旬に入ったので正月気分はすっかり抜けたものの、元日からの凶を強運に変えるべく、福梅を食べて再スタートである。

樹氷

タイ人講師が出張で山形県へ行き樹氷を見て来られた。樹氷をタイ語では「ปีศาจหิมะ」というそうだ。これは英語の「スノーモンスター」から直訳したものであることは明々白々。

だが「ปีศาจ」は「悪霊」という不吉な意味を有する単語であるから、タイ語に於いては決して目出度くはない。「モンスター」は「化け物、怪物」という意味である。果たして「怪物」=「悪霊」と結び付けてしまっていいものであろうか? 悪い中にもユーモアが感じられる。

タイ人達は悪霊と聞くとすぐに悪霊を祓い、慰撫することを考える。だがもしもタイ人が蔵王へ行き樹氷を見れば、自然の雄大さに魅せられ、居並ぶモンスター達との出会いを喜ぶに相違ない。滑稽で笑い転げる陽気な悪霊は神様のアート作品と言えよう。

今日の語彙

下記の単語の意味を書きなさい。

๑. แม่มด ___________ ๒. แม่ทัพ ____________

๓. แม่เหล็ก __________ ๔. แม่แรง ____________

๕. แม่สื่อ ____________ ๖. แม่ม่าย _____________

๗. แม่สอด ___________ ๘. แม่สาย_____________

๙. แม่บุญธรรม _________ ๑๐. แม่ผัว_____________

๑๑. แม่ลาย ___________ ๑๒. แม่บท ___________

๑๓. แม่โพสพ__________ ๑๔. เจ้าแม่____________

後継者

先日、高田馬場のさかえ通りに入って行くと、八百屋の店先に久しくお見かけしなかった店主の姿があった。「お元気になられたのですね。良かったですね」と、私は勢い込んで話しかけた。すると、意外な言葉が返って来た。「いや、私は弟ですよ」

店主の復帰はやはり無理なことがわかり残念。しかし、弟さんが後継者として跡を継いだのだから八百屋は安泰だ。弟さんが登場するまでは、奥さんと愛猫が店番をしていた。猫はご近所をふらふらするのをやめて、リリーフ役をしっかりとつとめたわけだ。

高額で買い取るという不動産業者が現れても、その八百屋は絶対に耳を貸さない。八百屋の誇りを維持しながらさかえ通りでその存在感を確実なものにしている。

シャンソン教室

一昨日、あまりにも寒かったので帰宅する前に食堂に寄った。すると、「あら、あなたも杖を持っているのね」という女性の声が背後から聞こえた。そしてしばし同じ杖仲間として、彼女はセルフのお茶を二つ用意し、私に熱いコップを渡してくださった。

我々は少しだけ話をした。そして、わかったことは、イベントホールの経営者をしている友人に頼まれて、ホールの管理をするために目白に来ているとのこと。「百人くらい入れる大きなホールですよ。いろいろな所で教えておられるシャンソンの先生がお見えです。だから皆さん、とても楽しそうに歌っておられます」

それを聞いてシャンソン教室に負けてはいられないという対抗意識が私に芽生えた。泰日文化倶楽部も楽しく授業を進めなければ……….。だが、どう見てもフランス語の<amour 愛>の世界には太刀打ちできそうにもない。大声を上げて感情移入すれば誰だって夢見心地になる。

今日の翻訳

慣用句を出題する。まずは直訳、そして次に意訳をしてみよう。

1.หมองูย่อมตายเพราะงู

2.ตีนไม่ถือ  มือไม่ต้อง

3.ตีนโรงตีนศาล

4.ถอยหลังเข้าคลอง

5.ถอดเขี้ยวถอดขา  ถอดเขี้ยวถอดเล็บ

6.บ้านแตกสาแหรกขาด

きびだんご

昨夜、岡山出身の生徒さんから岡山名物のきびだんごを頂いた。昔の包装とは異なり、小分けのパッケージに4個入った可愛らしいきびだんごであった。桃太郎に因んでパッケージは桃色。そして、きびだんごも桃のやわらかな果肉を思わせるものであった。

泰日文化倶楽部の今年2024年の授業は昨日でちょうど1週間が経過。順調なるすべり出しである。諸事情で退学・休学された方達はいるが、春にはまた復学されることを期待している。

生徒各自の学習態度はいつもと変わらない。しかし、授業内容に少しずつ刺激を与えることによって、皆さんのレベルアップのお手伝いをしたい。高田馬場の桃太郎として今年も頑張ろう!

 

楽しいランチ

昨日、元生徒さん2名と5年ぶりでランチをした。午後から個人レッスンが入っていたので高田馬場駅近くまで来てもらった。中華料理店で1時間半、楽しく語り合った。彼らは20年前の生徒達である。

A氏=「62歳になりました。あと2年すれば引退します。10月に第30回定期演奏会がありますのでいらしてください」 それを聞いて、音楽家に引退が有るのだろうかと思った。

B氏=「もう54歳ですよ、先生。仕事が朝早いから夜は早く寝てます」 彼は中国語が得意。中華料理を運んで来た中国人とペラペラしゃべっていた。郷里の高知県にはご両親が山2つを所有。悠々自適の生活を送っておられるとのこと。よって彼の引退後の生活は高知と決まっている。