ลมดีลมร้าย

「ลม」 という単語は、「風」という意味で初心者は覚える。例:風が吹く=ลมพัด、扇風機=พัดลม、暴風=ลมพายุ。 だが、その他にもいろいろな熟語に登場する。例:เป็นลม=気を失う、ลมบ้าหมู=てんかん。

では、「ลมดีลมร้าย」はどういう意味であろうか? 直訳すると、「良い風・悪い風」だが、この場合の「ลม」は「風」ではなくて、「気」だ。したがって、「良い気・悪い気」となるが、これでは何となくピンと来ない。さらに進んで意訳が必要とされる。

『タイ語辞典』(冨田竹二郎編纂)を引くと、「ลมดี」は「風向きが良い」→「ごきげんが良い」と書いてある。従って、「ลมดีลมร้าย」は「ごきけんが良い・ごきげんが悪い」→「お天気屋、気がよく変わる」となる。

岡本太郎と外国語

『にらめっこ』(岡本太郎著 番町書房 昭和50年)の中に「私と外国語」というエッセイが所収されている。岡本太郎は慶応で小学校1年から11年間、英語を習ったが、「その英語、今なお人前でしゃべれるようなシロモノでは決してない」と述懐している。

ところが、フランス語は違った。長い引用になるが、傑作だからそのまま書いてみよう。

「父母についてパリに行ったのが十八才の時。もちろんはじめは心細かった。ところが一ヵ月もするうちに、自然にとけこんで、別段不自由を感じなくなった。やがてパリジェンヌの恋人ができたら、ますますあざやか。猛烈な口げんか、仲直り、一晩中ケンケンガクガクとやって、おかげで咽喉がはれあがり、翌日、気管支炎をおこして寝こんでしまったこともある。その代わりにフランス語の方は、彼女などに決して負けないほどミガキがかかった」

今日の翻訳

『เมื่อคุณตาคุณยายยังเด็ก』(ทิพย์วาณี สนิทวงศ์ฯ บริษัท การพิมพ์สตรีสาร จำกัด พ.ศ.๒๕๒๐)の「เที่ยวงาน」から出題する。

1.เมื่อครั้งคุณตาคุณยายยังเป็นเด็กๆ ก็ชอบเที่ยวงานตามประสาเด็กๆ เพราะสมัยก่อนนี้ไม่ค่อยจะมีอะไรให้เปิดหูเปิดตานัก  นานๆจึงจะมีงานที่สนุกสนานสว่างไสวให้เที่ยวกันบ้าง

2.งานที่ว่านี้ส่วนมากเป็นงานที่มีกันในหน้าหนาวและหน้าแล้ง  เพราะฝนไม่ตกแน่ๆ มีงานภูเขาทอง  งานนมัสการพระเจดีย์กลางน้ำ  งานวัดใกล้ๆ บ้าน  งานปีใหม่ที่สนามหลวงเป็นต้น

3.งานไหนก็งานนั้น  มีอะไรๆ คล้ายๆกันแทบทั้งนั้น  จะแตกต่างกันบ้างเล็กน้อย ถึงแม้จะซ้ำซากกันก็ตาม  คุณตาคุณยายก็ยังชอบไปเที่ยวงานอยู่ดี

 

 

ラーマ9世御命日

明日はラーマ9世の御命日である。崩御されたのは2016年10月13日。その日午後8時50分過ぎ、NHKの画面にニュース速報が出た。タイの一つの時代が終わった…..。そう認めざるを得なかった。

あれから丸7年が経過。タイの政治は相も変わらず昔の形態を繰り返すのみ。半世紀以上に於けるタイの経済発展には目をみはるものがある。とはいえ、それにつれて貧富の格差はますます増大。私が知っている知人達はとても豊かな生活をしている。しかし、法を犯してまで日本に出稼ぎに来るタイ人達に接すると、昔も今も同じだ。

ラーマ9世の御代は70年。タイを啓蒙し文明開化を果たされたラーマ5世と相並ぶ実績、いや<国績>を残されたラーマ9世。これからもいろいろな足跡が顕彰されて行くことであろう。

補佐役こそいい勉強

現在、火曜日の午前と午後の授業はボン先生が御担当だ。私は他所での仕事が無い限り、授業に出て彼女を補佐するようにしている。ボン先生は泰日文化倶楽部で教えてもう12年。今月から13年目に入ったそうだ。

彼女の行動範囲はものすごく広い。時々、泰日文化倶楽部で学んだことがあるという日本人に出先で出会うらしく、その都度、泰日文化倶楽部の存在に驚いているとのこと。

昨日の授業風景を見ていると、新しい生徒達の意欲に応えて、ボン先生が楽しそうにしておられるのが見てとれた。補佐役の私も彼女から生きたタイ語をたくさん吸収している。耳で聞くタイ語はとても有益だ。

 

今日の作文

1.いかなるスポーツであれ、監督は苦労する。

2.契約切れの監督もいれば、辞めさせられる監督もいる。

3.マラソンやアイススケートのシーズンが始まった。

4.監督の奥さん達の中には寮で部員の食事を作る人がいる。

5.そのために奥さんは管理栄養士の資格を取得する。

JRの切符袋

10月19日から元タイ人講師と八戸と奥入瀬へ行く予定なので、昨日、JRの切符を購入するため高田馬場駅へ行った。1年4ヶ月ぶりの新幹線だ。普通切符は東京から種差海岸の往復を買った。

お金を払い、切符を手にした私はカウンターの上にあるJRの切符袋を探した。すると駅員はすかさず気がついて私に言った。「もう袋はないんですよ」

時代はすでにスマホ時代。袋貼りの仕事をしている人の仕事が無くなったというわけだ。銀行の袋もそのうち無くなるであろう。この先、いろいろな仕事が消えて行く。生き抜いて行くには強靭な精神が必要だ。

 

鰯雲

毎日、空を仰いで雲の形を見る。入道雲は去り、やっと鰯雲になった。ネットで調べると、「いわし雲は秋以外にも見られますが、秋の移動性高気圧の後ろ側によく見られ、秋の季語になっています」と書いてある。

鰯雲の他に、鱗雲、鯖雲、羊雲という単語もあるそうだが、いずれも形状は近いとのこと。とすれば、鰯雲が昔から馴染んでいるので使いやすいと思う。

動物の名前を冠した表現は永遠に親しみが持てる。横文字をカタカナ表記にした外来語混じりの、しかも簡略化した単語を多用することは、日本の気候風土には適合しない。

今日の語彙

1.稲穂         2.稲刈り

3.鎌          4.豊穣

5.新米を奉納する    6.新米を炊く

7.サンマの塩焼き    8.きのこ料理

9.焼き栗       10.焼き芋

11.わかめスープ   12.かぼちゃ

13.リンゴをむく   14.錦秋

 

最近の入会者

コロナ禍疲れでこの数年間、生徒さんの参加率が低迷していたが、やっと新しい兆しが見えて来た。その特徴は、泰日文化倶楽部が在る高田馬場周辺に在住の生徒達が入会してくれたことだ。駐輪場を確保したまま延々と駐輪場代金を支払って来た甲斐が有った。

嬉しいことは、新旧の生徒達が仲良くしてくれていることだ。そしてもう一点、喜ばしいことは、これまでオンラインで勉強していた方達が対面授業の良さにあらためて目覚めてくれたことである。

語学の勉強の仕方には人によっていろいろ有るが、勉強していて楽しい、面白いという要素は必須である。仲間と一緒に勉強すればいろいろな刺激から、タイ語の勉強+αが得られること間違いなし。