タイ語を習いたい理由

昨日、見学に見えて、即、入会手続きをされた男性がおられる。習いたい理由をたずねると、「先週、タイへ行ってました。楽しかったので、年末にまた行きます。飛行機はもう予約しました。今度、行くまでに、タイ語の基本をおさえておきたいんです」
 初対面なのに、彼はとても親しみやすかった。彼からタイ語を習いたいという意欲が十分に伝わってきた。3ヶ月で何とかタイ語の力をつけてあげたくなった。
 タイ語を習いたい理由は生徒によって様々だが、とにかく、「タイが大好き!」というのが肝心である。そして、「タイ人が大好き!」というのも、これまた重要なポイントである。
 そういえば、昨日、もう一人、見学者が有り、その女性も迷うことなく、10月開講の新規クラスに入会する意思表示をされた。それとなく習う理由をたずねると、「父親がタイに駐在することになったので、遊びに行こうと思っています。だから、今から勉強しておきたいのです」と答えた。わあ、ものすごく用意がいい方である!

バンコクから求人電話

昨晩、教材の準備のために、教室近くのコンビニでコピーを始めたところ、携帯が鳴った。番号を見ると、始まりが66。タイからだ。少しばかり緊張が走る。何故ならば、何か緊急事態が発生したのかと思ったからである。
 受話器を取ると、見知らぬ日本女性からであった。人材派遣会社の社員であった。要件はタイで求人が殺到しているので、泰日文化倶楽部でタイ語を勉強している人の中で、タイで働きたいという生徒を是非とも紹介してほしいという内容であった。
 こういう話はメールではよく来ているが、直接、バンコクから電話がかかってきたことはない。したがって、以前よりも、求人熱が高まっていることが十分に想定できる。
 私は答えた。「タイで使えるタイ語に習熟している生徒はまだいません。目下、特訓中です。期待して、もう少しお待ちください!」、

9月の新規開講クラス

9月10日から「タイ語入門 火曜日20:30」のクラスを開講した。入会された生徒はとても意欲的である。タイ語を早くマスターしたいという気持ちが彼から伝わってくるので、私も200%のサービス精神を発揮して、分かりやすく、丁寧に指導するように努めている。すると、彼は言った。「とても覚えやすい!」、と。そして、「タイ語の勉強、面白いです!」、とも。
 彼の特徴は、5分間隔で右手を挙げること。私に向かって、次から次に質問したいからである。質問が有るということは、タイ語にとても関心が有るということだ。そして、タイ文字に対してもどんどんくいついてくる。だから、私も勧める。「アルファベットの発音表記から早く卒業して、タイ文字で書かれたタイ語を味わってくださいね」、と。
 昨晩は、サービスの生徒も加わったので、授業がより明るく展開した。夜10時に終わると、サービス生徒は1時間半かけて帰宅していった。新入生は泰日文化倶楽部から近いところに住むご近所さんであった。仕事の関係で、遅い時間帯の授業のほうがいいらしい。
 これからもいろいろなニーズに応えて、臨機応変にクラスを開講していくつもりである。

日本の方言

昨晩、NHKの「家族に乾杯」を見た。香川県三豊市の粟島と志々島が取り上げられていたからである。粟島は中学時代に行ったことがある。志々島は知らなかったが、『男はつらいよ』のロケ地になったそうだ。この映画、たしか見たはずだが、あまりよく覚えていない。寅さん、こと、渥美清が年をとっていて、元気がなさそうであったからだ。
 ところで、登場した家族達は讃岐弁でよくしゃべった。私には自然にすーっと入って来たが、はたして全国の人にはどうであったろうか? 最近、天気予報は、各地のお国ことばでやったほうが分かりやすいということで、ローカル・テレビではそうしているらしい。そのほうが、毎日の天気の様子がピンと伝わってくる。
 香川県は日本で一番小さな県だ。だが、方言的には、3部分くらいに分かれている。高松の人が喋る言葉は、私には馴染まない。それに比べて、三豊市は愛媛県寄りではあるものの、私の郷里と同じ地域に入る。とはいえ、昨日、聞いた粟島の人の言葉は少しばかり違っていた。日本の方言はなかなかに微妙だ。もちろん、日本だけではなくて、世界中、同じことが言えるのであろう。数10キロ、離れると、話す言葉はもう違う。

高齢者が総人口の25%

今日は敬老の日。65歳以上の高齢者が、総人口の1/4に達したと新聞は報じている。2035年、すなわち、22年後には総人口の1/3に達するそうである。
 某書(2009年刊行)を読んでいると、次のように書いてあった。「明治20年代の<簡易生命表>によると、平均寿命は男性で42.8歳、女性で44.3歳にすぎませんでした。この110数年で、なんと寿命が二倍近くに伸びているわけです」
 別の本には、こうも書いてあった。「100歳まで生きる人が多くなるであろう。60歳で退職した場合、あと40年間、何をして暮らせばよいのか考えておく必要がある」
 趣味が無いと大変だ。もちろん、農業をするという手もあるが、都会ではそうもいかない。読書するにしても、視力の関係で限界があるようだ。
 では、何をすればいいのか。ボケ防止としては、語学の勉強が一番いい。字を読まなくてもいい。耳で聴いて、何か単語や文章を発声することにより、脳が活性化される。それに、外国の文化にも触れることができて、非常に楽しい。

浜ちゃんの壮行会

昨日、ベトナム駐在が決まった浜ちゃんの「壮行会」が教室近くの居酒屋で行われた。「タイ語中級 土曜日16:00」のクラスで8年間、勉強された浜ちゃん。みんなの人気者であった。
 彼が習いに見えたとき、私は次のようにインタビューしたそうだ。「何年、習いますか?」、と。彼は8年も通って来られた。8年も続けば表彰ものである。
 ホーチミンでは地下鉄建設の仕事を指揮されるそうだ。ホーチミンでもタイ人を見つけてタイ語を勉強されると、彼は明るく言った。それを聞いて安心。何故ならば、蓄積したタイ語が飛んでいってしまわないからだ。そして、月に1度は週末をタイで過ごすとのこと。ホーチミンからバンコクまでは1時間だから、近い近い。もちろん、ベトナム語も勉強されるそうだ。
 ベトナム語といえば、泰日文化倶楽部で今年2月から開講しているが、すばらしい先生に恵まれて、順調に進んでいる。

瀬戸内パワー

昨日は、鳥取の二十世紀梨のことを書いたが、偶然にも、岡山県からマスカットが届いた。郷里の旧友からの心遣いだ。名前は「シャイン・マスカット」。素敵なネーミングである。
 実は、一昨日、生徒さんから、「からす麦の焼きたてクッキーです。広島出身の主人が買って来たのでおすそわけします」と言って、広島のお菓子をいただいたばかりである。
 瀬戸内の話はお菓子や果物ばかりではない。タイ語の生徒達の中には瀬戸内沿岸出身の人が多い。個人レッスンの生徒さんが、「僕、新居浜に10年、住んでいました」と言ったので、私と言語環境が近いなあと思うと、ものすごく親近感を覚え、教えやすくなった。
 岡山県、広島県出身の生徒達もおられるが、3年以上、頑張って勉強しているので、すでに成果が上がっている。
 9月に入会された女性は就職のため、山口県から上京したばかりだという。さらに大阪出身の男性も入会されたので、山口から大阪までの瀬戸内パワーがつながった!

二十世紀梨

毎年この季節になると、鳥取県在住の教え子2名が連名で、「二十世紀梨」という名前の梨を送ってくれる。東京にいると、茶色い皮の梨が多いが、私が親しんでいるのは、やはり何といっても二十世紀梨だ。梨はどんな梨でも美味しいのに、それは何故?
 理由は、「二十世紀」という名称が、幼い頃からとても魅力的だったからである。明るい未来が感じとれた。そして、高度成長と共に時代を歩んで来たが、1990年以降は何が何やら分からなくなった。
 21世紀に入ってからというもの、「二十世紀梨」の名称はどう変化するのかなあと気にしていたが、今も堂々と通用している。ちらしには、「二十世紀梨が鳥取県湯梨浜町で作られるようになって百年。この間、生産者の努力と工夫により日本一の生産を誇る名産品となりました」と書いてあり、「二十世紀百年樹」のすばらしい枝ぶりの写真が添えてある。
 もし、品種改良して新しい梨を作るならば、「二十二世紀梨」という命名はどうだろうか。若者達に生きる希望を大いにかきたててほしいからだ。

都内のアルファベット表記

猪瀬都知事が安倍総理を表敬訪問した際、都内にみられるアルファベット表記が外国人には分かりにくいので、7年後のオリンピックに向けて、もっと分かりやすく統一すること、さらには、英語だけではなくて、フランス語やアラビア語も併記するようにと提言したそうだ。
 実例として、NHKニュースでは、「Ropponngi dori」、「Kokkaigijidoseimon」、「Zaimusho ue」とかを挙げていたが、分かりにくい表記はまだまだある。「Koban」というのは「交番」のことなのだが、私はいつも違和感を覚えながら交番の前を歩いている。
 ハングル語の表記はものすごく増えているが、日本語の固有名詞と韓国語の普通名詞が混在している書き方だ。
 結論的に言うと、日本語の読み方をそのまま書くと外国人には分からないので、訳したほうがいいのだが、そうすると、タクシー運転手に通じないかもしれない。タクシー運転手さんをはじめとして、都内在住の人達も、外国語の中でも役に立ちそうな単語からどんどん習得し始めたほうがいい。

パワー・スポット・クラス

7階の707号教室で勉強している「タイ語中級 水曜日18:30」のクラスはもう7年目に入っている。最近、生徒達の名字で面白い現象が生じているので、その不思議な話を仮名を使って紹介しよう。
 竹田さんという男性がおられるが、新しくまた、竹田さんという男性が入会された。タイ人講師にはややこしいので、新しい方には、姓ではなくて、名前で呼んでもらっている。
 一方、このクラスには森山さんという御夫妻が仲良く習っておられるが、今月、他クラスに同姓の森山さんという女性が入会された。
 長年、勉強されていた平川さんが仕事の関係で休学中であるが、すると、他クラスに、これまた同姓の平川さんが入会された。
 この偶然なる話を「タイ語中級 水曜日18:30」のクラスの生徒達に聞かせると、「じゃあ、今度は、井田さんという方が入会しますよ」と予想を立てながら、残る仲間の名前を挙げた。それを聞いて、そんなことは有り得ないと私は思った。
 ところがである。先週の土曜日に見学に見えた方が入会されることになった。お名前を尋ねると、「井田です」と答えた。もう、びっくり。「タイ語中級 水曜日18:30」は、パワー・スポット・クラスだ!