黙祷

昨日午後2時46分、仕事先で黙祷するようにと館内放送が有ったので、私も1分間、黙祷した。全国で多くの人々が同じ行動を取ったと思う。心は東日本大震災の被害関連者へ….。そして、能登の人々へも……。

2011年3月11日に陸前高田高校で先生をしていた元教え子の安否を心配して、震災後すぐにネット上でいろいろと探してみた結果、無事であることがみつかった。どうにか連絡がとれた時、彼は津波にのみ込まれそうになった体験と恐怖を語ってくれた。震災以後、彼は岩手県の内陸部に移動し、現在は遠野市で持ち前の明るさで元気に教えておられる。

黙祷しても亡くなられた方々はもう戻って来ない。しかし、無念の死をとげられた人々へ想いを馳せること、それはきっと通じると思う。デジタルの時代、生成AIの時代になったとはいえ、人間の祈りが無用、無効になったわけではない。