今日のタイ語作文

 『言葉と戦車を見すえて』(加藤周一 筑摩書房 2009年)の中の「60年前東京の夜」という章の中から、一部抜粋して出題する。

1.一九四五年三月一〇日に、米軍のB29はおよそ二時間半にわたって東京を爆撃した。

2.抵抗はほとんどなく、東京の半分は焼きつくされて廃墟と化した。

3.市民の死者は八万人以上、負傷者は四万人を超え、非武装の市民の犠牲は、その五ヵ月後ヒロシマの被害に匹敵する。

4.私は何をしていたか。東京の大学の附属病院で内科の医者として働いていた。

5.運よく病院は焼けなかったが、隣接する上野、神田、浅草などの地区は火の海となり、家を失い、家族にはぐれ、火傷に苦しみながらもかろうじて脱出した多数の人々が病院に集まって来た。