ロシア料理を楽しむ

 昨日、元生徒さんが上京したので高田馬場駅まで来てもらった。「ロシア料理、イタリア料理、とんかつの三択から選んでください」と言うと、彼は躊躇なくロシア料理を選んだ。私もひそかにそれを希望していた。
 理由はロシアとウクライナの戦争が昨年2月24日に始まってからほぼ1年が経つので、ロシア料理を食べながらこの1年を振り返り、そして、今後の見通しと展開を話したかったからである。
 店内の客達は老舗の味を楽しみながら静かに食事をしていた。そこには平和が有った。店の人達もいつもと全く変わらず忙しく料理を運び、手際よく皿を片付ける。
 食べる人も作る人も幸せ。料理は何料理であれ人々を幸せにし平和の使者だ。久しぶりのボルシチを頂きながら、早く戦争が終わってくれることを祈った。