30年ぶりの再会

 先日、大学時代の元教え子と30年ぶりに再会した。会う前に、昔の写真と今の写真をラインで送ってくれていたが、体格がすっかり中年の太さに変わっていたので興味津々で出かけた。
 しかし会ってみると、彼(55歳)の優しさはそのままであった。彼がタイ女性と結婚したので、ドンムアン空港近くの新居に私が訪ねて行った話も出た。 現在は広島県で就職しているが、一人息子さんはもう社会人になっているとのこと。コロナ禍でタイへ帰れなかった奥さんを羽田まで見送りに来たのだそうだ。
 他にも旧友が集まって来ていたが、皆さん、それぞれの人生を歩んでおられ、30年という歳月は一世代を築くに十分な時間だとあらためて思わされた。私の頭の中では、彼らはまだ大学生のままだが、「息子がもうすぐ大学を卒業するんだ」という話を聞くと、なんだか不思議な気がしてならなかった。