懐が寂しい

 昨日(12月5日)はこの冬一番の寒さであった。家でじっとしていたかったが、月曜日18:00クラスの生徒さん達がOBも含めて忘年会をやるということで、高田馬場の居酒屋清龍に出かけた。
 生徒の一人が授業中の話を聞かせてくれた。「タイ人の先生に、<懐が寂しい → กระเป๋าเงินเหงา>と言ったら、タイ人はそう言いません。ไม่มีเงินでいいと言われました。タイ人には日本人の寂しいという表現が通じないんですかね」
 そんなことを言ったら、<懐が寒い → กระเป๋าเงินหนาว>だって通じるはずがない。同じく、<口寂しい → ปากเหงา>も同じく笑われるだけだ。
 要するに直訳はダメだということ。しかし、日本人の感じ方とタイ人の感じ方の違いを比較した点は決してマイナスではなく、むしろプラスである。