タイの布を使ったアート

 生徒さんであるNさんは手芸を得意とする。彼女が造る作品はプロ級である。クリスマス用のリースも素敵だし、かつまたいろいろなアクセサリーも本当に可愛い。ウクライナ戦争が始まった今年2月末には、青と黄色のウクライナ国色で小さな飾りを水引で編み、バザーに提供された。
 先日、彼女から「タイのコマパット(โขมพัสตร์)という布をご存知ですか?」と訊かれた。私は残念ながらその布のことを知らなかった。ネットで調べると、熱帯的な模様がモチーフとなっている感じであった。本店はホワヒン(หัวหิน)だが、バンコクにも2店舗有ることがわかった。今度、行ってみよう。
 Nさんから「泰日文化倶楽部で手芸教室を開かせてほしい」という要望が出された。「生徒集めが大変ですよ」と私はつい余計なことを言ったものの、それが文化の一環であればと見直した。「タイの布を使ったアート教室」というタイトルはいかがかと、いつのまにか提案してしまった。