新しいタイ人講師

 昨日、パック先生が彼の後任者を教室に連れて来られた。女性の歯医者さんである。昨年11月に文科省の国費留学生として来日。日本語は留学前にバンコクで勉強して来られたそうだ。だから、日本語に対する反応もいいし、漢字も書ける。
 パック先生とは高校時代の級友。「英語も教えられますか?」と尋ねると、「教えられます」と自信を持って答えた。
 「これから何年、日本で勉強されますか?」という質問に、「4年です。2025年までおります」と彼女はすかさず言った。
 すばらしいタイ人講師がみつかった。泰日文化倶楽部に於ける彼女のデビューは4月からを予定している。

今日の作文

 今日の作文は短文である。タイ語に訳してみよう。

1. Aさんは頭がキレる人だ。

2. Bさんはすぐにキレる人だ。

3. 彼はずぶとい。奥さんもずぶとい。

4. ズブズブの関係とは、堕落、腐敗した関係を指す。

5. 日本の政治はズタズタな方向に転落する一方である。

カミュの『ペスト』

 目下、アルベール・カミュの『ペスト』(宮崎嶺雄訳 新潮文庫)を読んでいる。 初版は1969年(昭和44年)。私が社会人になった年だ。かつて読んだことがあるが、今はどこかの箱の中に眠っている。探すのが面倒だから、また買った。最近、購入した本は2020年(令和2年4月)発行で、第90刷である。昨年のコロナのニュースにあわせて、急遽、増刷した感が見え見えだ。
 コロナがなかなか終息しない現状に於いてこの『ペスト』を読むと、登場人物達の行動や心情がよくわかる。カミュはこう言う(P.55)
 <「ペスト」という言葉は、いま初めて発せられた。物語のここのところで、ベルナール・リウーを彼の部屋の窓際に残したまま、筆者はこの医師のたゆたいと驚きとを釈明することを許していただけると思う。というのが、さまざまのニュアンスはあるにせよ、彼の示した反応は、すなわちわが市民の大部分の示したそれであったのである>
 コロナの非常事態宣言が解除される方向が見えてきたかとぬか喜びすれば、専門家は「リバウンドに気をつけよ」と言う。行動や心情が引き裂かれるのは一体いつまで続くのであろうか。
 

旧知の女性

 先日、教室へ行こうと思ってエレベーターを待っていると、旧知の女性が老人用の買物カートを押しながらやって来られた。ここ1年ばかりお見かけしていなかったので、彼女のご健在ぶりを見てほっとした。
 「もうおいくつになられましたか?」と尋ねると、はっきりした声が返って来た。「93歳」
 彼女の体格は93歳にはとても見えない。彼女は続けた。
 「主人が亡くなってからもう6年になりました。早く迎えに来てほしいと思っているのですが、なかなか迎えに来てくれません。娘からは一緒に住もうと言われていますが、私は独りがいいです」
 彼女の御主人は税理士であった。一度、事務所の中に入れていただいたことがあるが、彼女は経理を担当し、いかにも数字に強そうな女性とお見受けした。私は彼女にもう少し長生きしていただきたいと思って、次なる冗句を送った。
 「御主人様はお迎えには来ないと思いますよ。天国で新しい女性を見つけられて、楽しくやっておられることでしょうから」
 だが、旧知の女性は私の冗句を頑として受け入れなかった。

今日の翻訳

 今日の翻訳は、『タイ小学校国語教科書5年生』からの抜粋です。内容はそれほど難しいものではありません。訳しながら状況をイメージし、かつ、文章のまとめ方を参考にしてください。

(1) พ่อกับแม่อนุญาตให้ชุลีไปกับสีดา สีดากับชุลีเป็นเพื่อนสนิทร่วมชั้นเรียนเดียวกัน พ่อแม่ของเด็กทั้งสองจึงรู้จักคุ้นเคยกัน แม้ความเป็นอยู่ของสองครอบครัวจะแตกต่างกัน แต่ก็สนิทกันเป็นอย่างดี พ่อบอกชุลีว่า ทุกอาชีพมีความสำคัญ ถ้าเป็นอาชีพสุจริต ย่อมนำประโยชน์มาสู่ตนเองและสังคมทั้งนั้น

(2) ชุลีกับสีดาขี่รถจักรยานคนละคัน ระยะทางจากบ้านของชุลีถึงบ้านของสีดาห่างกันสามกิโลเมตร ถนนเป็นดินลูกรัง ไม่มีรถพลุกพล่าน จึงทำให้ไม่ต้องระมัดระวังมากนัก เด็กทั้งสองขี่จักรยานคุยกันมาเรื่อยๆ

(3) “พ่อให้กลับไม่เกินบ่าย๓โมง เรามีเวลาได้สนุกกันอีกนานทีเดียว” ชุลีพูดกับสีดาด้วยน้ำเสียงร่าเริง เมื่อมาถึงบ้านสีดาแล้ว

15,000日

 30年間、利用している眼鏡店から去年末、封書が届いていたが、開封して見ていなかった。どうせ宣伝のDMであろうと思ったからである。
 昨日、何気なく開封してみると、「2021年1月31日をもちまして閉店することにいたしました」と書いてあり、びっくり。その店はもう無い。私の視力に関するデータも没となってしまった。
 挨拶状の中に「15,000日」という数字がその店の歴史を物語っていた。15,000日を365日で割ると、41年間になる。
 御得意様をたくさんかかえて安泰だと思っていたのだが……。私はその店のご主人達3代を知っている。一番若いご主人は2年前に就任したばかり……。ああ、商売は厳しい。

猫の日

 今日2月22日は「猫の日」。タイ語の格言では、動物の場合、象がダントツに登場する。虎や蛇、そして魚が次に続く。猫や犬はあまり出番が無い。
 有名なのは、「ใช้แมวเฝ้าปลาย่าง」。直訳すると、「猫を使って焼き魚の番をさせる」。格言として要約すると、「猫に鰹節」。要するに、「油断ができない」、ということ。英語では、「He sets the wolf to guard the sheep. 羊の番に狼」というそうだ。
 その他に、猫が出てくる格言として、「แมวพึ่งพระ」を覚えてみよう。『タイ語辞典』(冨田竹二郎編纂)によると、「(人々に尊敬されている)お坊さん(の食べ残し)に頼っているネコ」で、言わんとするところは、「えらい人、権力者に頼って生きている人」のことだと書いてある。

今日の語彙

 今日は久々に英単語を出題する。昨日の「英会話 土曜日14:30」の授業で、先日(2月13日)の地震のことが話題になったから、その時の単語を出す。また、その他にも、ODAのことが取り上げられた。タイ語に訳してみよう。

1. earthquake
2. aftershock
3. landslide
4. be vigilant
5. collapse
6. sinking
7. investment
8. land price
9. bribery
10. swirl
11. ODA
12. prosperity

八百屋の油絵

 都電に乗ると、庚申塚駅手前で次なる広告アナウンスが聞こえる。「お地蔵様もびっくりの安い野菜や果物、○○商店」、と。それを聞いて、一度買ったことがあるあの八百屋だと思い、昨日、仕事帰りに庚申塚駅で下車。だが、私が思い込んでいた八百屋はシャッターが下りていた。
 しかしながらビタミンC補給のために果物を買いたかったので、もう少し歩いた先の果物屋に行った。店主は好好爺。いかにも実直そうであった。3代目だそうだ。
 お金を払う時、壁に掛かっている2点の油絵が目にとまった。サクランボ、リンゴ、などが題材。なかなかいい絵であった。画家志望であった方が、昔、置いて行ったものだそうだ。その方は行方知らず。だが、静物画の中のサクランボやリンゴは昭和や平成を生き抜き、そして、今、令和を俯瞰している。

power up しよう!

 昨日はオフ。NHKの正午のニュース後、すぐに大坂なおみ選手の全豪オープンテニス準決勝戦が中継された。LIVEという文字が嬉しかった。結果が分かった後で見る録画とは興奮度が全くちがうからである。
 大坂なおみ選手のpowerは見事! さらなる精神的成長を遂げた彼女に魅入った。試合後、コート上で、敗者のセリーナ・ウィリアムズを待ち受ける際、頭だけ軽くお辞儀したが、そこに謙虚さが見られた。
「小さい時からの憧れの選手と対戦することを夢見て、それが現実になったので、ぶざまな試合はしたくない」と彼女はテレビのインタビュアーにそう答えた。落ち着きのある受け答えであった。
 いずれにせよ、大坂なおみ選手のpower には到底追いつけないが、テレビを見るだけでもpowerがもらえた。体力がupすれば、気力もupする。もうすぐ春。コートを脱いで、腕をぐるぐるまわそう。