<目安>という単語

 先週から、厚労省は「新しい目安」という表現を使い始めた。<目安>という単語の意味を調べると、いろいろと書いてあったが、コロナ禍においては、最初に解説されているところの「目当て、目標、おおよその基準、おおよその見当」と出ているのを採用することにする。
 NHKの夜のニュースはなるべく英語放送で聞くようにしているが、“criteria” が使われている。そこでこの “criteria” を辞書で調べると、「基準」と書かれていた。「基準」を英語ではどういうのであろうかと、さらに逆チェックのつもりで調べてみると、“standard”と書かれている。
 「基準」をネット辞書を調べると、「何かを判断したり比較したりするときに目安として用いるもので、しばしば誰かがそのラインを設定したり、変更したりするものです」と書いてある。なお、さらに「標準」という単語の説明もあった。「標準は、同じく目安として用いますが、何かのデータや経験をもとに平均をとったものを指すことが多いです」
 なんともまあ、ややこしいではないか。目安、基準、標準、おまけに、水準。いずれにせよ、この「目安」という単語、どことなく曖昧な感じがただよう。タイ語で「基準」は何というか、さあ書いてみよう。